顎関節症２

以前に顎関節症なんです、とおっしゃっておられた方が一週間後にまた来てくださいました。
前回は、お帰りの際にはラクになっていたそうなんですけど、夕方にはまた戻ってきたような感じだった、とのことです。
(僕はその時点で、二回目はない、と思われても仕方がない、と考えるほうなんですが)おうちの方が「間隔をつめて行ってみたら？」と助言してくれたみたいで、今回の再来店に。ありがたいなあ。自分のなかでは「それでも」来てくださるんだあ、って感激です。

もう一度、全身をやってから、お顔の筋肉を細かく、こまかく触っていきました。
もうフェイシャルをやってる感じですよ(苦笑)。

筋肉が硬くなると、体の動きが悪くなりますよね。
それが膝の裏だと、前屈ができなくなります。これ、わかりますよね(笑)。
そしたら、顎周りの筋肉が硬くなると、口の開閉のときに症状がでる可能性があるのも、想像していただけます？
ならば、とアゴ周辺の筋肉(こまか～いの)をやっていくと、口をあけたときの痛みはなくなりました。
やっぱり、、、二回目のほうが早く結果がでてきたような気がします。回数にも意味があるのか、といまさらながら(苦笑)。

「だけど」なんです。
「口をまっすぐにあけると、斜めに開いてる感じがある」んですって。まっすぐかどうかを気にせず、単にあけるだけなら良い感じになってるんですけどね。それまでは「口が開かない、あけるのがツライ」だったんです。
それで「意識してまっすぐにあけるようにしたほうがいいですか？」って聞かれたので、「今は、ラクなように開けててください」とお伝えしました。

ここからがいつもの(苦笑)話です。
たとえば、腰が痛くてくの字になってる人に、「意識してまっすぐに立つ」ように頑張ってると、変なふうにこじれてきかねません。
寝違えて右を向けない人に、「意識して右を向く努力をする」と果たして治りが早いのか、ということでもあります。
「頑張ると」こじれてくる可能性があるのです。こじれないまでも「必要のない歪み」がそこに加わるかもしれません。

痛みがあると、無意識に庇います。
庇って歪んでいるのに、まっすぐにする努力をすると、そのまっすぐが痛いので、もうひとつ、ムリをする箇所が増えてきます。
余計にややこしくなることがあるんです。

そんなお話をさせていただきましたよ。
で、次回はもし痛みが取れていたら、斜めに開く、というのをやっていきます。うちにしては、何ヶ月ぶり、何年ぶりでか、お帰りの際に次回の予約を入れてくださいました(笑)。

感謝しつつ、今日もありがとう。