骨盤矯正と腰痛や膝痛との関係を考える

うちにも骨盤矯正、姿勢矯正でのご予約が入ります。
お店に来ていただいたときに「なぜ、骨盤矯正を受けたいと思われたのか」をお聞きすることがあります。

これは昔からそういう風にしているんです。
なぜなら、純粋に骨盤が歪んでいる気がするから、という人と、「腰や膝が痛いのは骨盤が歪んでいるから」と自己申告される方と、両方のパターンがあるからなんです。

後者の方の場合、さらに確認していきます。

「腰や膝の痛みを取るのが目的なんですか？」って。

腰痛や膝痛と骨盤の歪みと連動してないことが多々あるんです。なので、骨盤矯正しました・・・でも腰痛も膝痛も取れてません・・・というケースがありうるんです。でも、リクエストは骨盤矯正だから、痛みが取れてなくても文句は言いっこなしよ？じゃあ、不親切だし。

腰痛を取るのが目的なら、骨盤矯正にこだわらず、痛みをとにかく取っちゃいましょ、ってやっていくんです。



骨盤・姿勢矯正希望の方の中に早く歩くと膝が痛くなる、という方がいたんです。ためしにしゃがんでもらうと、膝には痛みは出ません。今度はゆっくりとしゃがんでもらいました。すると膝に痛みがでてきました。

これなんかは、明らかに、足の筋肉への負荷の度合いで痛みが違ってきてるんですよね。

ゆっくりしゃがむほうが筋肉に負担がかかります。「だから膝が痛くなるのは当たり前じゃん」と突っ込みたい人もいるでしょうが(苦笑)。

もし、骨盤が歪んでいるのが原因で膝痛になるなら、しゃがむスピードに関係なく「骨盤がすでに歪んでいる」のだからどんなスピードでしゃがんでも膝は痛くならないとツジツマがあわしにくいんです。でも、現実は早くしゃがむと膝は痛くなくてゆっくりしゃがむと膝は痛くなるんだから、「骨盤に関係なく」「筋肉への負荷の大きさの差」で膝痛がでるかどうか、が分かれていることに気づきます。

こういう人に骨盤矯正をしたら膝痛がすっきりと解消されるのか、ってことなんです。

だから、うちでは「どこも痛くなくて骨盤の歪みだけが気になるのか」「痛みをとることが目的で骨盤矯正をその手段と考えているだけなのか」を確認させていただくんです。


今日もありがとう。