医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

忍び込み

2024-06-03 05:34:35 | 薬局
何気なく、気づかれないように忍び込ませているような気がする。

5月31日に規制改革推進会議が開催されている。
この会議は要注意だ。
何とか薬局業界に参入したいと目論んでいるような異業種が門戸を開こうとしている。
これに対する薬局業界の力は弱い。
なぜなら規制改革推進会議の委員に薬局関係者がいない。
委員がいないのに薬局の規制緩和に関する内容が多い気がする。

とりあえず1つ紹介したい。
「身近な場所でのオンライン診療の更なる活用・普及」のテーマの中に、通所介護事業所等へのオンライン診療を求める答申案が出ている。
これに関しては、このブログでも何度も紹介している。
知る人ぞ知る部分だと思う。
通所介護事業所とは“デイサービス”のことである。

要介護者を抱える家族にとって、かなりの負担になるのが通院同行である。
医療機関での受診と薬局での薬をもらう時間は仕事を休まなければならない。
そんなのが毎月あると貴重な有給休暇もなくなってしまう。
そこで”あったらいいなぁ“の小林提案としてデイサービスでのオンライン診療があると助かる。
その後は電子処方箋で薬局がオンライン服薬指導を行い、帰るまでに薬が手元に届く。
家族の負担がなくなる。

この規制改革については以前から出されていた。
今回の改革推進に案として出されている。
その案を読んでいくと「居宅同様に、通所介護事業所や職場などの療養生活を営む場においても、新たに診療所が開設されなくとも、患者がオンライン診療を受診できることを明示する」とある。
お気づきだろうか。
いつの間にか「通所介護事業所や職場などの療養生活を営む場」と「職場」が示されていた。
これもセミナーやブログでも伝えてきたが、必ず「職場」が加わると予言していた。
ここはまさに予言が当たったってことだ。
この予言に基づいて、私が伝えてきた”薬局マーケティング第3世代”の幕開けとなる。
どうやせぇ~。

医療提供の在りからが大きく変わりそうだ。
先日の「ガイアの夜明け」で取り上げられていた”ファストドクター“もどう化けるかわからない。
時代の流れは“ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし”の如くなり。

今朝はブログのアップを忘れていた。
あぶない、あぶない。
2時から起きていたのに8日のセミナーの資料を作成していた。
今朝の札幌もいい天気だ。
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