医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

これでもお高め

2024-04-10 04:00:01 | 薬局
連絡は必要な人にもれなく伝わることが大事だ。

先日、久しぶりの地方巡業に行って来た。
そこで“これで大丈夫か”と思わされたのは、あまりにも情報にムラがあることだ。
“自ら求めないから自己責任である”で済ますほど単純ではない。
結果は生き残りがかかっている。

情報の早い遅いは若干あっても仕方ないが、流せば見るとは限らない。
情報には重要性の濃淡がある。
ここ最近は特に情報量が多い。
それは調剤報酬の改定ばかりではない。
医療DXに向けた動きも頻繁である。
これらは見逃すと痛い目に遭う。
薬局に送られる情報は薬に関することも多い。
情報に色が付いているとわかりやすいが、メールもFAXも黒一色だ。

地方を回っていて「すでに疑義解釈はご覧になっていると思いますが」との問いかけに微妙な反応を感じる。
仕方がないのでコピーにて配布する。
全員ではないがほぼ見ていないことが多い。
これでいいのだろうか。

今さらではあるがマイナ保険証の利用率に対する支援金を知らない人もいた。
医療機関を巻き込んで利用率を高めましょうと言うと、医療機関にもその仕組みがあるのかと聞かれた。
これではいつまで経ってもマイナ保険証の利用促進など遠い話だ。
3月の利用率が5.47と発表がった。
焦る厚生労働省は病院に20万円、診療所と薬局には10万円を上限とした別途支援金を出すようだ。
そんなことをしても”焼け石に水”のような気がする。
あまりにも普及しなければ”伝家の宝刀”である療養担当規則に「原則義務化」が襲い掛かることになる。
それよりもせっかくもらえる支援金があるのにもったいない。
もちろん知らなければ”蚊帳の外”である。

ここだけの話だが、ある薬局組織の情報伝達は徹底している。
先ずはスピード感が違う。
早い!
しかも重要な案件に関しては地区ごとの研修などもあるようだ。
これでは生き残りに差が付くのも当たり前だ。

セミナーの企画サイドからお願いがある。
先ずは会場までの旅費交通費がかかる。
薬局の研修が始まるのは午後7時からがいいらしい。
当然のこととして宿泊も伴う。
さらに見えない部分ではあるが資料のコピー代がバカにならない。
先日も当社の資料だけでも両面30枚のコピーである。
カラーコピーなので1ページが30円としても900円にもなる。
消費税を含めるとほぼ1,000円にもなる。

これを高いというのは酷というものだ。
組織に入会している会社には会費がある。
当社には会費がない。

などと、ちょっとぼやいてみた。
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