何となくだらだら感がただよう。
調剤報酬改定の実施が4月から6月に変更になった。
レセコンのベンダーさんにとってはありがたいのかもしれない。
ただ、いろいろな時間差による経過処置への対応はかなり面倒なんじゃないだろうか。
薬局の対応も何となくいつもになく呑気に構えているような気がする。
そして「地域支援体制加算」を算定していない薬局にとっては「調剤基本料」の+3点に微笑んでいるのかもしれない。
それもいいだろう。
私の予測では今年の年末ころから厳しさが実感できると考えている。
その時には修正が難しいかもしれない。
物価高は諸経費の値上がりを招く。
世の中の賃金アップの風潮は薬局スタッフの募集コストアップにつながる。
来年の話をすると“鬼が笑う“そうだが、どうやら来年も薬価の中間改定はありそうだ。
厚生労働大臣が「国民の負担軽減やイノベーションの推進、国民皆保険の持続性との両立の観点から引き続き薬価改定を現状の形で進めていくことは必要」としている。
総理大臣も「引き続き進めていきたい」としている。
政権交代でもないことには薬価の中間改定は避けられそうにない。
そうなると薬局のダメージは大きい。
先日も書いたが、処方箋を受け取っただけでもらえる報酬には限界がある。
処方箋の付加価値を少しでも引き上げるのは、各種報酬へのあくなき挑戦が求められる。
その報酬への挑戦を当社のセミナーではサポートしたいと考えている。
でも、その考えはどうも空振りのようだ。
皆さんには呑気が居心地がいい。
時代は何事も便利になっている。
情報はお金を支払って聞きに行く時代ではないようだ。
自宅や薬局に居ながらにしてオンラインセミナーで聞ける。
便利だけど集中できない。
頭の中を風のように通り過ぎているだけじゃないだろうか。
時代が変わったようだ。
古き良き昭和の時代ではない。