医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

必殺技

2024-04-15 05:33:45 | 薬局
薬にも四十八手なる技が必須のようだ。

「地域支援体制加算」の体制要件の中に48薬効群のOTCの取り扱いがある。
「連携強化加算」にも48薬効群とは言っていないが要指導薬等の提供がある。
求められる内容は同様じゃないかと思う。

OTCの仕入れはどうしたらいいのか。
単品バラ発注でも届けてもらえるのか。
仕入れ価格はドラッグストアより高いなら初めから売れそうにない。
この辺の議論がなされないうちになぜ体制要件に組み込まれたのか。
そもそもOTCを買うに困っているのだろうか。
2022年度のドラッグストア数は約22,000軒もある。

「医薬品の販売制度に関する検討会」において、薬局による処方箋医薬品以外の医療用医薬品の販売(零売)に厳しい規制が入りそうだ。
なぜ零売を認めないのだろうか。
厚生労働省の発表によると薬局数は約62,000軒ある。
この中からドラッグストアを除くと3万軒になる。
この3万軒にはOTCではないかもしれないが医療用医薬品が在庫としてある。
この在庫を有効に活用すると国民のセルフメディケーションは確実に向上するように思う。
なぜ売ってはいけないのか。
そんなに危険なのか。
危険ならスイッチOTCでも売ってはいけない。

国は医療費抑制を含めてセルフメディケーションを推奨している。
それをOTCで対応するには無理がある。
消費者が自分の判断で薬を選択する。
そこには相談も受診勧奨もなく会計だけがある。
ところが薬局で処方箋以外の医療用医薬品ならどうだろうか。
少なくとも薬剤師が症状を確認するのではないか。
それによって相談も受診勧奨も出来る可能性は高い。

これから薬局による零売に関する是非が議論され、2025年には医薬品医療機器等法で正式に提供の在り方が決まると思う。
もっと薬剤師は本来の薬剤師の役割を考えて欲しいような気がする。
おかしな販売方法は法的に規制して、本来の医薬品供給はもっと自由であってもいい。
販売がダメなんじゃなく、販売方法に問題がある。

そんな気がするんだけど、何か裏に違う圧力があるような気がする。
この国には「裏」がまかり通る不思議さがある。

因みに、OTCは高過ぎじゃないか。
誰かが儲け過ぎな気がする。
利権かな?
コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown (S.Y)
2024-04-15 08:16:33
弊社の薬局も体制に対応できるように48品目揃えましたが、その途端に飛び込みでの購入や処方箋と一緒に購入ということが起こっています。
やはりニーズはあるのではないでしょうか。まさに処方箋薬との飲み合わせなど薬局薬剤師に信頼をおいて購入する方もいるのではないでしょうか。
この流れを薬局薬剤師がどう受け止めるかも重要な気がします。自分達の存在価値を出す為に!
Unknown (ぱんや)
2024-04-15 15:04:21
御子息の連載がまた始まりましたね。
楽しみにしております。
Unknown (駒形SAN)
2024-04-15 16:20:01
日ごろのコミュニケーションの賜物ですね。

恐れ入ります。


連載ですか!
知りませんでした。
どうりでデスクにかじりついていると思いました。

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