医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ネットしゃなぁない

2019-11-23 06:23:44 | 薬局

アメリカでの出来事が気になる。

 

9月23日の日経新聞の1面に「米小売業、3年で1万店減」の見出しが衝撃的だった。

その横の小見出しには「『アマゾン・エフェクト』猛威」とある。

要はネット通販のアマゾンが既存の小売業を凌駕していると伝えている。

その猛威は米小売業大手のシアーズ・ホールディングスなどの名門さえも経営破たんに追い込んでいる。

それらを含めて2017年以降の3年間で1万店の閉鎖となるそうだ。

 

11月15日の日経新聞には「ウォルマート92%増益」の見出しがあった。

その横には「ネット通販売上高41%増」と付け加えられている。

2019年8~10月期決算の成績である。

主に生鮮宅配が好調らしい。

 

上記2つの記事から何が考えられるだろうか。

同じ現象が日本で起きないと言える人はいないと思う。

既に、日本でもネット通販の成長は目覚ましい。

高齢者は買い物難民化し便利な宅配の利用が増えている。

気が付くと小売業のリアル店舗が閉店され、いつの間にか飲食店に様変わりだ。

かつての商店街はシャッター街へと変わり果てた。

 

札幌に帰ると家内が料理を作ってくれる。

材料を買うために、一緒に買い物に出かけるが、スーパーに行くのは久しぶりだそうだ。

独り暮らしをしているとほとんど生鮮品は買わないとのこと。

買っても中途半端に残ってしまう。

私の大好きな“玄米漬け”と“ニシン漬け”は作ってくれるようお願いしてきた。

大根を30本ほど仕入れてきた。

 

国は国家を上げてオンライン診療及び服薬指導を推し進めようとしている。

薬局も小売業である。

先日も月に1度の診察を受けてきた。

インフルエンザの季節に入ったようで待合室はいつにもなく混んでいる。

1時間待っても順番が来ない。

よほど受診しないまま帰ってしまおうかと思ったほどだ。

でも、処方箋がないと、いくら私のかかりつけ薬剤師でも、処方箋なしでは薬をくれない。

仕方がないので待つこと1時間半。

やっと受診が出来た。

3分も診てもらっただろうか。

こんな時間のロスには耐えられない。

 

出来ればオンライン診療でオンライン服薬指導の”一気通貫”による医療がいい。

会社の事務所に居ながら診察も薬も届く。

お金の問題じゃないんだよなぁ。

時間の問題なんだよ。

コメント (2)
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