医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

めい

2018-05-01 04:59:38 | 薬局
こうありたい。

報酬改定から1月が経過した。
業績がどうなったのか気になる。
昨年の4月と比べて患者数は増えたのか減ったのか。
処方箋単価はどうなったのか。
その中で薬価は、技術料は…気になる。
これが今年1年を占う大事な目安となる。

さらに油断大敵なのが経過処置の実績作りだ。
限られた時間内に実績を作らないと効力を失う。
ややもすると忘れてしまう。

「調剤基本料1」が「地域支援体制加算」を取得できるためのハードルは緩い。
今までの「基準調剤加算」に以下の実績が求められる。
プレアボイド事例の把握・収集に関する取組の有無を「有」としていること。
副作用報告に係る手順書を作成し、報告を実施する体制を有していること。
プレアボイド事例については平成31年4月以降適用であり、副作用報告については平成30年10月以降の適用となる。
ここに経過処置があり、この期間内に実績を作ればいい。
そこで問題となるのがプレアボイド事例の有無である。

ブログでも薬剤師会に動いて欲しい旨を書き続けている。
ある人がプレアボイドについて徳島県薬剤師会のホームページを紹介してくれた。
早速、開いてみると左側の「委員会」の欄に「薬局プレアボイド」が張り付いていた。
そこをクリックすると「インシデント(ヒヤリ・ハット)事例、疑義照会における有益(プレアボイド)事例の報告について」の部分が参考になる。
何と言っても「疑義照会における有益(プレアボイド)事例」の表現がイメージしやすい。
さらに報告書のフォーマットも添付されている。
その報告書の始めに「本報告は、薬剤師が疑義照会を行ったことにより、起こる可能性があった医療事故を未然に防ぎ、有益となった事例を報告するものである」とある。
そして「医薬分業の有益性を客観的に示す目的のものであり、処方せんの不備、患者希望による薬剤の追加や変更で行った事務的疑義照会は報告の対象とはなりません」が理解しやすい。
このコメントがありがたい。

何となくもやもやしていたプレアボイドの実績が見えてくる。
このホームページがやさしいのは送り先まで書いてある。
どこに報告していいのか迷っていた薬剤師にとって心強い。
職能団体は現場の薬剤師に、このような有益情報を発信して欲しいものだ。

今年は暖かいのか札幌の桜が満開になった。
調剤報酬改定を経て業績は”桜咲いた”となったのだろうか。




コメント
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