医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

真実の声

2017-02-19 05:53:31 | 薬局
患者に聞いてみよう。

薬局は立地が勝負と言うが、それだけで患者が来るのだろうか。
今、敷地内薬局の是非が問題になっているが、その病院の患者は根こそぎその敷地内薬局に行ってしまうのか。
そうだとしたら処方せんは面には広がらない。
意外に思うかもしれないがマンツーマンの薬局でも、門前薬局でも、それなりに地域の処方せんを応需していることが多い。
それはなぜなのか。

患者は立地だけで薬局を選んでるわけではなさそうだ。
そんな患者の心理をあれこれ探っても埒が明かない。
なぜなら自分はその患者じゃないからだ。
患者の事は患者に聞くのが一番じゃないだろうか。
そのためには門前の医療機関以外の処方せんを持参してくれた患者に直接聞いてみる。
「なぜうちの薬局に来ていただいたのですか」と。
実はこの答えこそが自薬局の強みじゃないだろうか。
この強みをもっと強くすると、もっと多くの患者が処方せんを持参してくれる可能性を秘めている。

例えば、“近所に住んでいる”からと単純な理由かもしれない。
それも大事なポイントである。
近所だから来てくれたなら、もっと近所にアピールする必要がある。
それが自薬局をアピールするチラシを作成するきっかけになり、少なくとも半径500mの範囲にポスティングを行う。
それも出来れば金曜日や土曜日は避けた方がいい。
新聞のチラシが少ないタイミングが良い。

“スタッフの対応が良い”からもある。
そんな時は、もっと素晴らしい対応とは何かを皆で考えてみてはどうだろうか。
もちろんスタッフへの感謝も大事だ。
これもいつもセミナーでお話ししているが、処方せんを受け取る時に患者の名前を囁いて受け取ってはどうか。
あなたからの処方せんに感謝の気持ちが伝わりそうな気がする。

「なぜうちの薬局に来ていただいたのですか」は魔法の言葉だ。

「かかりつけ薬剤師指導料」がなかなか進まない薬局がある。
既に何人かの同意を得て算定している患者もいる。
そんな時は患者に直接「〇〇様のかかりつけを担当して〇ヶ月が過ぎました。このかかりつけ制度はいかがでしょうか」と聞いてみる。
そこで「無いも変わらない」と言われた時は大いに反省が必要だ。
しかし、「あなたで良かった」となったら、こんな素晴らしいことはないじゃないだろうか。
この素晴らしさを薬局内で共有して欲しい。
今まで「かかりつけ薬剤師指導料」を算定していて怒った患者の報告はない。
逆に「何でも相談できるので安心できる」の声は聞こえている。

薬剤師よ!
プロは素人と異なり付加価値の分だけ対価が得られる。
多少の費用負担よりも喜んでもらえる対応こそがプロたるゆえんじゃないだろうか。
もっと勇気をもってプロ意識を発揮して欲しい。

“あなたに会いたくて”と言われるセミナーをしたいと日々努力している私だった。


今日は”はとバスツアー”に出かける。
「伊勢海老・あわび・サザエ・フグ!豪快海鮮炉端焼と黄色の絨毯菜の花咲き誇る風景」である。

自分へのご褒美!




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