医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ほれちゃう

2016-09-09 06:19:53 | 薬局
良いこと言うじゃん。

自民党の厚生労働部会長に就任した前厚生労働副大臣の女性の薬剤師で衆議院議員は、8月25日のあるメディアのインタビューに「今の薬剤師は処方せんだけに目が向いている」と鋭く現状をえぐっている。
「今後はカウンセリング力を身に付け、患者から保険外でも対価を得られるようになることが生き残りのポイントになる」と提案している。
確かに、同感できる。
また「かかりつけと言うのは患者の立場に立って、どれだけ考えられるかと言うことだと思う」と、今回の”かかりつけ薬剤師”に対する考え方を示している。
そして「患者にとって必要なサービスとは何かということにシフトしなければいけない時期に来ている」と、まさに”今でしょ“と言っている。(引用が古い)
ここが大事な部分だが「薬剤師が職能を発揮しなければならないのは薬の飲む量を減らしたり、服薬期間を短くしてあげること」と、私のセミナーでもお馴染みの“飲ませる服薬指導から治る服薬指導”に通じる。
ちょっと見のいいおばちゃんだが思わずほっれちゃいそうだ。

上記のインタビューが出た時は少し興味をそそった程度だった。
ところが9月6日に別のメディアからも同様なインタビュー内容が掲載された。
「いつまでも『処方薬の専門家』と言う顔をしていていいのか」とちょっと厳しい問題提起があった。
さらに「患者にとって一番の理想は薬を飲まないこと、飲むのであれば最小限に出来ること」と言い放つ。
そして、これからは保険外で報酬がもらえる環境を薬剤師自らが作るべきだと主張する。
そのためには「薬剤師の働き方、勉強の仕方から変えていかなければならない」としている。
思わず”いいね“である。

保険外での報酬がもらえるような環境整備は並大抵ではないと思う。
日本医師会と言う大きな壁も目の前に立ちふさがっている。
しかし、薬剤師が薬剤師らしく職能を発揮するためには、確かに薬剤師自身が自分たちの道を切り開いていく必要を感じる。
このインタビュー記事を見て、この人が日本の薬剤師を引っ張るリーダーになってくれたらと思わずにはいられない。

あるうわさを聞いた。
今ある組織が分裂の危機にあると言う。
分裂しても意味はないが、確実に求心力が損なわれている実感はある。
また、もう一つの組織に入会する会社が増えているそうだ。
正直なところ、組織に入っているから生き残れるのではなく、自らが生き残る道を模索しないと道など拓かれるものではない。

”調剤室の中に経営のヒントはない“といつも言っているが、絶滅危惧職にならないようにしたいものだ。






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