医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

自分次第で変わる

2013-10-17 06:21:13 | 薬局
潮目が変わってきた。

昨年、発表になった大手調剤薬局チェーンの中期計画には3つの柱があった。
1つはM&Aである。
2つ目が在宅訪問薬剤管理であり、3つ目がメディカルビルの開発にあった。
この3つの戦略で売り上げを2011年度実績の2から3倍にするとしている。
その発表から既に1年半が経過して、残りの1年半でどこまで達成できるのか興味がある。
などと呑気に言っていられるのは、私が当事者ではないからかもしれない。
そして、いくら声を張り上げても響かない薬局が多いからかもしれない。
と、ちょっと愚痴てみた。

大手によるM&Aは水面下でかなり進んでいる。
もちろん上場している会社は発表されるが、非上場企業のM&Aは見えてこない。
あるM&Aの会社によると、今までは「買い手」市場だったのが、今年の連休明けから「売り手」市場に変わりつつあるそうだ。
売り手は2から3店舗と言った小規模が多いらしいが、確実に増えているという。
その要因は来年の調剤報酬・薬価の改定、消費税増税などによる減収予測がある。
さらに、薬剤師の確保が出来ない事も引き金となっている。
先行きが不安というか不透明というか。
今までが良過ぎたってことに気がついて欲しい。

確かに、厳しいと思われるが活路はある。
それは環境を問題として受け止めて自分を変えることだ。
"自分が変われば周りが変わる、周りが変われば環境も変わる"って言うじゃないか。
昨日のキーワード「変える」がまだ出ちゃった。

薬剤師の確保では奨学金制度を大学に持ち込むケースも増えている。
5・6年生に対して年間に60万円程度の支給がある。
この処理は貸付金扱いとして、卒業後3年かけて返済するか、3年以上の勤務で返済不要みたいな形式が多い。
総額2年間で120万円である。
実は、贈与税の関係で120万円が手頃なのだ。
3年勤務した場合は、贈与で処理が可能となる。
詳しい説明は後日また機会を持て枠を取りたいが、薬剤師確保もあの手この手となりつつある。

負けるな中小薬局と言いたい。
出来るだけ生き残れる情報の発信をしたい。
「本物の薬局、本物の薬剤師」が評価されるために。

「変わる」と言うと薬剤師会のホームページが本日の午前0時を持って変わった。
あの組織のも少し変革の兆しがあるのかなと期待している。
そして、それを成そうとしている"かっこいい薬剤師"にも。



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コメント (2)
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