医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

この木、何の木・・・

2012-12-14 06:28:18 | 薬局
気になる木が気になる。

何とも幸せな業界である。
13日のメディアに製薬メーカーの接待規制が強化され、代わりに弁当攻勢が始まっていると揶揄されている。
ご存知のように4月からゴルフや飲み会などに大きな制限がついた。
そして「李下で冠を正さず」ではないが、飲食提供などは各社のMRがお互いに監視するとうい変な事態まで起きているらしい。
何ともバカな話しだ。
その影響か、繁華街の灯は消えかかっている。
繁華街だけではない。
ゴルフ場もかなりの影響を受けている。
それだけ多くの接待が繰り広げられていたということになる。
世の中はかなりの不景気にも拘らず、お金の使い道に困ったって感じだ。

そこで俄かに浮上してきたのが講演会やセミナーで出る弁当ビジネスだ。
上限の3,000円の演出がお盛んなんだそうだ。
それを見込んで仕出し弁当屋も限りなく3,000円に近い価格帯でのメニュー提案が始まっているらしい。
見た目は華やか過ぎず、口に運びやすいものが好まれるとの事。
「それなら安くてもいいじゃない」と思うのが貧乏人の発想かもしれない。
そして、この弁当の手配は若手に任される。
変なものを出すと上司にこっぴどく怒られる。
そんな訳ありからかホームページで「製薬会社様向け」とか「医師会説明会向け」などと書かれたものもあるとか。
ところで、医師は弁当が食いたくて来ると思っているのだろうか。

同じメディアに日本薬剤師会の都道府県会長協議会の記事が小さく出ていた。
14年度改定が「非常に危ない」の見出しだ。
今頃そんなこと言っても遅い。
既に医師会は虎視眈々と調剤報酬に次の診療報酬アップの財源を示唆している。
就任早々の医師会長の調剤基本料に対するご意見。
10月25日に出された日医総研の貴重なレポート。
これらには何もコメントがない。
さらに、何を思ったのか突然浮上してきた厚労省からの医療経済実態調査に、薬局薬剤師の給与調査の追加の提案もある。
ここでも訳の分からない話が展開されている。

外堀はかなり埋められている。
後は、年明けから本丸への攻撃を待つだけだ。
ただし、攻撃されるとかなりヤバイ。
にも拘らず、「調剤ポイント」の是非を危ない原因だと挙げている。
実際に会議で聞いたわけではないがメディアに載るとこうなるようだ。
「調剤ポイント」が調剤報酬ダウンにつながるのか。
もしそうなら私には問題のすり替えの様な気がしてならない。
本当は調剤基本料の医療に対するエビデンスを示していないからじゃないかと思う。

医療は病気を治して評価される。
薬は確かに治るために必要である。
では、調剤基本料は、調剤料は、後発医薬品調剤体制加算はなどの有用性をアピールできないといけない。
何かやりましょうよ。

と、今日は東京でのHSEセミナーだ。
私の小さな叫びが感じてくれる内容になることを願っている。


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TITV ほんね対談「駒形先生をお招きして」

コメント (4)
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