医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

お持ち帰りOK

2012-12-15 06:25:08 | 薬局
薬剤師よ、目覚めよう!

と、偉そうな出だしを書いちゃった。
ある会社の研修で「会社から与えられるものは、会社を去る時に置いて来なければならない」
「しかし、会社から与えられて唯一お持ちかえりが可能なものがある」
さて、何だと思いますか。
実は、研修等で身につけた知識や知恵です。
もちろん実務的なスキルも会社を去るからと言って、置いて行けとは言われません。
そして、それは会社によって差が付くものではなりません。
個人の能力によって差が付いてきます。
業務上の当たり前のスキルであり、磨けるか磨けないかは自分次第です。
ところが研修となると少し事情が変わってきます。
薬の知識以外の研修は会社がチャンスを作らないとなかなか出会えません。
全く研修などない会社もあります。
頻繁に研修機会を作っている会社もあります。
そこへの参加は嫌ですか。
面倒ですか。

研修への参加は業務からでは得られない貴重なチャンスです。
ここで学び、学習したことは自分自身の大きな武器になります。
特にこれからは調剤スキルだけでは給料が上がらない時代がやって来ます。
30代の薬剤師と50代の薬剤師では経営者から求められている職能・職務が異なります。
30代にはリーダーシップが50代にはマネジメントスキルや経営力が求められます。
そんな学ぶチャンスが研修です。
だから研修内容も直接業務に関わる内容よりも、もっと幅広く人間に厚みを増す内容が大事です。

最近、いろいろな会社から「報連相」研修の依頼があります。
どこの会社でも「報連相」は大切だといいながら、本当の使い方を知っていての声高なのでしょうか。
研修を実施したほとんどの会社で理解のないまま使われていました。
私が実施しているマネジメント研修なども、これからの給与アップに欠かせない内容です。
「人は感動で動き、出会いで変わる」といいます。
いつも引用させていただいている相田みつをさんの言葉です。
私はこの通りだと信じています。
ささやかですが私の研修では何か感動を感じてもらいたい。
そして、参加者との出会いを、自分が変われるきっかけにして欲しいと願っております。
ついでに私との出会いもひとつのきっかけになれば嬉しいです。

研修を積極的にやってくれる会社を探しましょう。
そして、あまり研修をやっていない会社はもっと薬剤師にチャンスを与えてください。

調剤室に閉じこもってばかりだと世間が見えません。
世間を無視していると、いずれ世間から取り残されてしまいます。
一度取り残されると、いくら声を出しても誰も振り向いてはくれません。
世間は優しくもあり、怖くもあります。



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先日、収録しました㈱イニシア様「ほんね対談」がアップされました。
TITV ほんね対談「駒形先生をお招きして」
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