医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

たまには患者の気持ち

2012-07-01 05:17:41 | 薬局
おもてなしの心

ここから食べさせてもらっている。

我々の生活の糧は薬局から出ている。
わざわざ患者さんがここを選んで処方せんを持ってくる。
当たり前のようだが、当たり前ではない。
立地がいいからとうそぶいていちゃいけない。
その薬局であるが、たまに患者になったつもりで入口から薬局内に入ってみてはいかがだろうか。

先ずは、外回りはきれいになっているか。
ごみが落ちていたり、雑草が伸びていないか。
窓ガラスは透明感があるだろうか。
コンビニエンスストアでは、毎朝窓拭きを徹底している。
どの業種でも共通して言えることに、開放感があり店舗内が明るいことが大切だ。
例えは悪いが“虫と患者は明るいところに寄って来る”と思う。
ある薬局を見学した際に、照明が暗く外から見るとやっているのか、閉まっているのか…むむむ。
店舗のデザインや照明などは、時として患者を無視している事が多々ある。

さて、店内はどうだろうか。
出来れば、一番ピーク時に患者と同じ様に立ち寄って欲しい。
患者は待ち時間中にどこを見ているのか考えて欲しい。
静止したものをじっと見つめているのは疲れる。
何となく動いているものを見ていると待ち時間も気がまぎれる。
さて、薬局内で動いているのは…スタッフである。
常に、スタッフは見られているという意識が大切になる。
ある薬局では、熱帯魚を入れた水槽をディスプレイとしているところもある。
まさに、癒し系の置物ではないだろうか。

その他に、店内の飾りつけは季節感を持たせているだろうか。
長期処方の普及によって患者は月に1回ほどの来局になっている。
であれば、毎月店舗内の飾り付けを変えるのもいいと思う。
多少の絵心があるなら大きな模造紙に月ごとに元気が出る絵を画いても面白い。
毎月見に来たくなるような目立つものがいい。
自慢じゃないが、子どもたちが小さい時に、お金がない我が家ではクリスマスツリーなど買えなかった。
そこで、私が模造紙いっぱいにサンタやツリーの絵を描いてやった。
何でもやるおっとうだ。
ところで壁に貼られたポスターのセルテープは黄色く褪せ、化石化していないだろうか。

その他に、季節の花を生けるのもいい。
我が事務所の1階には、大家さんが定期的に生花を生けてくれている。
これが何とも心休まる。

この他にも、混んだ状態だから見えてくる患者への心配りが見つかる。
これが出来ると6億円越えも夢じゃない。(かもしれない…かもしれない)


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コメント (2)
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