医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ルール変更

2012-02-24 06:30:12 | 薬局
おやおや ルール変更ですか。

日経新聞(2/22)の記事に「『65歳以上=高齢者』見直し」があった。
65歳以上が高齢者でなくなるとどうなるのか。
1950年代に国連が世界的統計のために65歳以上を高齢者と定義したらしい。
因みに、「高齢化社会」とは、65歳以上が7%以上とあり、「高齢社会」と「化」がなくなると14%を超えた状態となる。
さらに21%を超えると「超高齢社会」となる。
日本は既に23%の「超高齢社会」になっている。
さて、その当時(55年)の男性の平均寿命は63.60歳であり、女性は67.75歳だった。
これを見ると確かに65歳まで生き残るのは至難の業といえるかもしれない。
これだと社会保障で支えるのは容易に感じる。
年金支給と時を同じにして亡くなってしまう。
しかし、2010年の平均寿命は大きく伸び、男性が79.64歳、女性が86.39歳となっている。
おや、わが母親は今年で86歳になる。
来年からは天寿を全うするということになるのか。
もう少しだ。(がんばれ!)
それにしても、たかだか60年弱の経過であるが、平均寿命の伸びは凄まじい。

で、高齢者の定義が変わり、例えば70歳以上となるとどうなるのか。
先ず企業の定年制度が変わってくる。
いくつになるのか分からないが65歳は現役バリバリ扱いになる。
もちろん年金も70歳からの支給となりかねない。
既に55年生まれを境に支払額と支給額の逆転現象が生じると報道されている。
年金は20年支給されることが前提だそうだ。
70歳から支給されると90歳まで生きていて、やっと支払い総額の元を取れることになる。
そして90歳からが本当の年金支給みたいな感じかな。

また、60歳以上をシニアと呼んでいる。
この60歳以上のシニアで「自分を健康だ」と思っている人が65%に上るらしい。
これも凄い。
私のセミナーでいつも参加者に聞いている「健康の定義」がある。
もし健康とは薬を飲んでいない元気な方とすると。
65%のシニアの方が全く薬を飲んでいないとは思えない。
だから薬を飲んでいても本人が健康だと思える状態なら「健康」なのだ。

2012年の今年は団塊の世代(1947~49)の方々が65歳に突入する。
この世代がまともに社会保障を受け続けると、この国はパンクする。
定義が変わると全てのルールが変わる。
変わってもいいが豊かさを感じられる生活が維持されることを願っている。

あと5年で私もシニアだ。

今朝は風が強く通勤の自電車が前に進まない。
これをアゲンストの風と言うのだろう。
かなりの根性を入れないと前に進まない。
皆さんの根性はどこに入れますか。


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