医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

応援団!

2010-07-21 08:18:39 | 薬局
中を取り持つ大切な役割がある。
医師、看護師は治療が主体となった医療の担い手である。
また、ケアマネジャーや介護事業者(サービス提供者)は、ADLやQOLの改善を目指した介護を担っている。
薬局、薬剤師はと言うと、医療と介護のちょうど真ん中に位置していると思う。
まさに医療、介護のトータルアドバイザーである。
その立ち位置が分かると地域に何をすべきがが見えてくる。
本日の日経新聞にドラッグストア「介護施設との併設相次ぐ」の記事が目に入る。
ここではデイサービスとのコラボに関する内容が書いてある。
ところで、コンビニ業界が中国などに積極的な展開を始めている。
日本の人口は減少傾向にあり、増えるのは75歳以上の後期高齢者ばかりである。
いくら消費してもらっても、多種類小消費は目に見えている。
しかし、医療や介護の部分は毎年うなぎ上りである。
この部分のニーズの顕在化はこれからかもしれない。
既存のサービスとの組み合わせは、新しいサービスの誕生となる。
そして、古いサービスが飲み込まれていく。
前職の時に介護事業を担当していた部長が、いつも言っていた言葉を思い出す。
「脱皮できない蛇は死ぬ」
確かにそうかもしれない。
変化を受け入れて従来からの考えを切り替える必要がある。
さて、ドラッグストアの新しい挑戦はいかに。
デイサービスもサービス合戦になっている。
それぞれが独自性を持ったサービスメニューを提供している。
各サービスメニューよりも大切なのがスタッフによるサービスだ。
施設内での人間関係はおのずとフレンドリーになり、スタッフからのお願いはことごとく受け入れ易い。
そこにお奨めサービスとして処方箋が出てこないとも限らない。
かくして「最近、○○さんちのおばあちゃん来ないわねぇ」と薬局での会話が始まる。
「亡くなったんじゃない」
ちゃんと元気にデイサービスに通っている。
だいたい生きているか死んでいるかも知らない、そんな薬局はないかもしれない。
地域における医療と介護の真ん中にいる存在を、今更ながらに思い出して欲しい。
「街の薬局」の応援団としては、声を大にして叫んでいるつもりだ!
コメント
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