中小企業における社長の平均年齢は59歳(2010)とほぼ60歳に近い。
いかがであろうか。
皆さんの会社はもっと社長が若いかな?
身の回りを振り返ると、薬局の80%強が中小企業ではないか。
これは対岸の火事ではない
また、中小企業の廃業理由は、今後の見通しが見えないが40%と最も多く、その次に経営不振28%や後継者問題24.4%と続く。
神様、仏様でもない限り、今後の見通しは見えないものである。
だから自分なりに分析して、こうなるだろうと言う仮説を立て、方針を決め、やってみるしかない。
いつもながら“問題は頭で作られ行動が解決に導く”である。
「やってみなはれ」とは確か松下幸之助翁が言った言葉と記憶する。
経営環境は常に変化している。
経営不振は環境分析と仮説の立て方に問題があり、行動にも振り返りが不足した結果ではないのか。
結果として経営不振につながる。
廃業する時はそんなものである。
もう一つの後継者問題も同じような気がする。
これはNO.2 の育成が出来ていない。
育て方を知らないと言った方が正解かもしれない。
中小企業は社長で持っている部分が多い。
いつの間にか、俺が、俺がに陥っている。
出来すぎる経営者は独りよがりになりやすい。
もっと人の良さを見極め引き立てることを知るべしである。
これでは部下は育たない。
また、後継者に自分の子供を考えている経営者も多い。
経営者としての資質があるなしはともかく、かわいいご子息である。
その場合は、子供自身の育成もさることながら、助さん、格さんを育てることも同時進行である。
お金は生きた使い方が肝要である。
6月のセミナーではM&Aについて取り上げた。
その中で、会社の出口についての話があった。
それは4つあり、株式上場、後継者への承継、M&Aそして廃業である。
どれを洗濯するにもタイミングが大切である。
もちろん出口はまだまだ先だと思うも良し。
但し、“朝は紅顔、夜は白骨”もありうるので、備えなれば憂いなしである。