花ごよみ

映画、本、写真など・

男たちの大和/YAMATO

2005-12-14 | 映画

まず戦艦大和のスケールの大きさにビックリ!
艦長260搭、乗員3300余名、総排水量七万トン 
今でいえば原子力空母に匹敵するようなものを
あの困窮した時代によく作ることが出来たと驚きました。
 
映画ではボロボロになって沈没したはずの 
1/1スケールの戦艦大和のロケ セットが 
なぜ公開されているのか不思議でしたが、 
映画ではパーツごとの撮影だったんだなと
後でなんとなく理解しました。

以前見た映画での 
ノルマンディーの戦いを彷彿させる 
戦争シーンの、直視するのが
耐え難いようなリアルさ。 

女性がらみのシーン、 
愛する人との別れは 
本当に見るのがつらくなるほど、 
切なくて悲しくて涙を誘う。 

中村獅童、反町隆史も
普通の現代劇では 
浮いてしまうかもしれないような 
気合いの入った演技も、
この映画では、 
役柄にビシッとはまっていました。

まだあどけなさを残した15、6才の少年が 
戦争にかり出されるなんて・・・
今の平和な日本と比較して、
戦争の痛ましさ、非情さに心が締め付けられる。 

三連式機関砲は敵からの 
防御の設備がなかったように見えたが…
装備に関し少し疑問が残った。 
映画では丸裸で戦っているように見えて
あまりに無謀でかわいそうな気がした。 
  
エンディングもよかった。 
長渕剛の歌も感動を呼び起こし 
最後の最後まで涙腺がゆるみっぱなし。
 

 
コメント (16)
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いつかパラソルの下で  (森 絵都)

2005-12-11 | 本 ま、や行(作家)
25歳の独身女性が主人公。 
名前は野々。 

厳格すぎる父親を疎み20歳の時、
家から出て行く。  

父親が亡くなって四十九日の法要が近くなった頃、
父と関係のある女性の存在を知るようになる。 
兄妹と共に父親の知られざる過去を探るため、
父親の故郷の佐渡へ旅発つ。

父親のせいで心と体に傷を負ったと
思いこんでいる主人公。 
ストーリーはどんな方向に展開していくのか?
 
児童文学出身の作家なので 
そんなにドロドロにはならないだろうとは 
思っていました。 
 
生きていくことの難しさ、
自分のダメさ加減など、
なんでもかんでも、父のせいにするのは 
責任転嫁かなとも思うけど……
共感出来ないというより、あまり共感したくない。

佐渡へ旅立ったことによって、 
その時点で、本人達は感じずとも 
振り返って見れば、
兄妹三人それぞれの心が
成熟していく過程をみることが出来る。

(イカイカ祭り)イカのシーン、おいしそー。 
香ばしさまで漂って来そう。 
すごい食欲。
食べてみたくなります。 

父の娘であってもなくても 
人は等しく孤独で人生は泥沼で……。 
 
生きるということの 
尻尾をつかんだような気持ちになり
もう大丈夫、生きていけると
確信するに至っている。 

家族兄妹の問題が山積みの
暗く湿った話だったのが、 
旅をすることによって 
だんだんと目の前が開いてきて 
からっと明るい話になってくる。 

深刻さもあまり感じられなくなり 
一安心の読後感でした。


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木から竹が…

2005-12-10 | 写真(花、旅行など)
 
京都嵯峨野の厭離庵の近くで 
珍しい竹がありました。、
木の中から竹が生えています。
 
竹の伸びていく力、生命力ってすごい!!

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秋色の風景

2005-12-09 | 水彩画
 
急ぎ足で移りゆく、
短いこの季節。
色彩の変化の過程に 
名残惜しさを感じます。
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祇王寺【ぎおうじ】  (京都市右京区嵯峨)

2005-12-07 | 古寺(花など)
 
宝筺院,厭離庵の次に訪れたのは、
平家物語に登場する白拍子、 
祇王ゆかりの寺、祇王寺です。 

平清盛の寵愛を失い、母の刀自、妹の祇女とともに
この地で仏門に入ったが、 
心ならずも祇王の恋敵となった
仏御前も無常を感じ、この庵を訪ね、 
4人でひっそりと念仏三昧の日々を 
すごすようになったと伝えられている。 

このとき、祇王21歳、祇女19歳、仏御前17歳。
なんと、若いっ!!  

   

かやぶきの小さな山門。
悲しい物語を伝えるお寺にふさわしい趣。

        
 

  

あざやかな散り紅葉に埋め尽くされた庭。 

         


       楓の木立に囲まれた本堂。
       本堂の仏間には母刀自、祇王、祇女、仏御前の
       4人の木像が安置されている。 
       中央には平清盛の像も。
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厭離庵《えんりあん》  (京都市右京区嵯峨)

2005-12-06 | 古寺(花など)
 
西嵯峨の小倉山のふもとに位置して
藤原定家の山荘の旧跡。 
しおりには小倉百人一首の編纂の庵と
あります。
 
一般公開のぎりぎり最終日、
4日に行ってきました。 

 

  
      
      このお寺の庭の散り紅葉は真っ赤!!  


   
予想もしないあざやかな赤にびっくりしました。 
真っ赤な紅葉に彩られた庭。見事です。

  
       落ち葉になっても真っ赤な状態のまま。

       
      
     



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宝筐院 《ほうきょういん》 (京都市右京区嵯峨)

2005-12-05 | 古寺(花など)
 
嵯峨野巡りのスタート地点の
清涼寺(嵯峨釈迦堂)の隣にある
宝筐院(ほうきょういん)は
南北朝の時代、敵、味方に分かれて戦った 
足利義詮と楠正行の菩提寺。 
二人の石塔が並んでいます。 



↑クリックで拡大できます。
(拡大後、画像右下に表れる、 
オレンジ色の四角いのをクリックをすると最大。) 

くぐり戸から中へ入ったとたん
もみじがいっぱい!! 
あざやかな赤や黄のもみじに
圧倒されました。 

      

        
       
       上を見ても下をみてももみじだらけ。
       思う存分、美しいもみじを堪能できました。
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御堂筋のイチョウ (大阪市中央区)

2005-12-03 | 写真(花、旅行など)
 
大阪のメインストリート、御堂筋の 
黄色く色づいたイチョウ並木。 

 

     
     落ち葉も目を楽しませてくれます☆
     地下には地下鉄御堂筋線が通っています。 

 
↑クリックで拡大できます。

ずうーっと遠くまで 
重なり続けるイチョウの木。
都会の風景美
カメラを持ち合わせていなかったので 
携帯で撮りました。
  
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デュランタの実

2005-12-01 | 家の植物たち
 
もう12月なのに、花もまだ咲いています。
実もたくさん成りました。
近所を見ると実がなっていないデュランタもあります。
どういう条件で違いが出てくるのでしょう?
 
10月のは→コチラ
コメント (2)
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ザクロ、ホオズキ…

2005-12-01 | 水彩画
 
12月になりました。
いつのまにか晩秋から初冬へと、
季節はバトンタッチ。
季節の呼び名に呼応するように、
寒さも確実にやってきます。 
 
ザクロって多彩な表情を見せてくれる
おもしろい果物です。 
コメント (2)
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