悪の教典
2012-11-15 | 映画
貴志祐介原作の同名小説を映画化。
監督は三池崇史監督。
主演は伊藤英明、
初の悪役に挑戦。
生徒から好かれ、
学校からも頼りにされている高校教師、
爽やかな印象の蓮実聖司。
しかし本当の顔は共感能力が欠如した、
サイコパス(反社会性人格障害)。
共演は二階堂ふみ、染谷将太、
林遣都、山田孝之、平岳大、吹越満…。
本を読んでいたので残酷なシーンになるのは
分かっていて見にいきました。
あらすじは知っていたので
心も準備もできていて
結構リラックスして見ていましたが、
やっぱりあまり気持ちの
いいものではありません。
だんだん画面を見続けるのが、
しんどくなってきました。
普通は悪人が正義の味方に、
やっつけられるのが
いつものパターンなのに…
うさんくさい教師達はまだしも
何の罪もない生徒達が、
おもちゃを壊すように
ゲーム感覚で次々撃たれ、
未来を断ち切られるのは、
何か違うなと、
ごく普通の感情を持ちました。
本の中ではグロさはあったけど
むごさまでは感じなかったのに…
本を読んで頭の中で想像するより
映像を見て視覚に訴える方が、
当然のことながら、
よりおぞましかったです。
To Be Continued、
恐怖はまだ続くって意味かな?
蓮実聖司という人物の恐ろしさは
原作通り充分描かれていました。
今までのイメージを覆す、
サイコパス、蓮実を、
伊藤英明はよく演じています。
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