花ごよみ

映画、本、写真など・

蝉しぐれ

2005-10-19 | 映画

市川染五郎、木村佳乃主演の時代劇。
東北の小さな藩。
15歳の文四郎は、剣術と学問に励んでいたが、
父が藩の世継ぎを巡る陰謀によって切腹。 
 
原作は藤沢周平の同名小説。 
監督は黒土三男 。
2003年のテレビ版の脚本を経て、
映画化を実現。

蝉しぐれは以前、テレビで見ていて
脚本(映画では監督も)も 黒土三男で同じだから、 
もう映画は見なくてもいいと思っていたんですが
行ってきた人の感想がすごくよかったので
見に行きました。   

映画は時間が短くなったのと出演者が違うだけで 
内容はテレビと同じでした。
でも、監督がこだわった美しい風景が
大画面で見事に映像化されていました。 

テレビの方では子供時代も、 
文四郎は内野聖陽、
ふくは水野真紀がそのまま若づくりして
演じていました。 
でも別に違和感は感じませんでした。 
 
映画では子役の演じる時間が長い分 
市川染五郎、木村佳乃の出演する 
場面が少なく物足りなさを感じました。 
時間的制限があるので仕方無いのでしょうね。 
後半の方はテレビの方が 
充実していました。 

筋が分かっているからドキドキ感は無いけど
次がどんな風になるのか頭の中で想像できるので
話の展開に先行して涙、涙。。。
クライマックスにドッと泣けるんじゃなく 
ずっと涙をにじませていました。

心に訴えるものがあるからこそ 
涙腺を刺激してしまうので 
泣ける映画がいい映画としての 
条件の一つになるなら
この作品は自分にとってはすごくいいのかな。

やっぱり感動が売り物の映画は 
観客を泣かせてはこそ。 

気品と気高さは水野真紀と同じく
木村佳乃のふくにも充分感じられました。 
 
ふくの子役の佐津川 愛美ちゃん
あれっ、どこかで見たことあると思っていたら 
(がんばっていきまっしょい)の
ボート部員として出演していました。 
 
一青窈のかざぐるま、
どのシーンで流れるのかなと
期待していたのにありませんでした。
なぜでしょう??
映画の開始前には流れていたのに・・・
コメント (4)
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