毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
ANAK(息子)
デアゴスティー二から発売されている「青春のうた」15号が出た。1号から買い続けている私がこの15号で一番聞きたかったのが、杉田二郎の「ANAK(息子)」だった。本誌を読むとこの曲の解説が次のように書いてある。
日本のフォークソングにも共通する哀愁のあるメロディーが印象的なこの曲は、もともとフィリピンのフォークシンガー、フレディ・アギラが母国でヒットさせたものだった。当時フィリピンで歴史的大ヒットを記録した曲として日本でも紹介され注目を集めた。そして、72(昭和47)年のジローズ解散後ソロとして活躍してきた杉田二郎は、なかにし礼の訳詞でこの曲をカヴァーし、トップ10ヒットにする。同時に加藤登紀子も彼女自身の訳詞で歌い杉田との競作になった。78年9月発表。
発表当時は20歳だった私が聞いた覚えがあるのは、杉田二郎の「ANAK」だけだ。杉田の太い声で歌われるこの曲は歌詞の重さとともに深い印象を与える名曲で、何度も聞いたものだ。
その後随分たってから、私が久しぶりに耳にしたのは加藤登紀子の曲だった。彼女のCDアルバムを買った時に収録されていた、彼女自身が訳したといわれる「ANAK」だった。それは私が覚えていた杉田の曲とは詞がまったく違っていた。少々違和感を感じたが、何度も聞くうちに加藤登紀子バージョンもいいかなと思うようになった。
今回、「青春のうた」で杉田二郎の歌う「ANAK」を久しぶりに聞いた。少しテンポが遅い気はするが、やはり私にとっては杉田の方が元歌であるため、懐かしさも伴って深い感動を与えてくれた。
そこで、2人のバージョンの「ANAK」を改めて聞き比べるのもなかなか面白いのではないかと思い立って、以下に詞を写すことにした。(「ANAK(息子)」の曲はこちら Yahoo ブリーフケースで、各バージョンをクリック。ID は jukucho19580615 パスワードは matsui55)
杉田二郎「ANAK(息子)」
お前が生まれた時 父さん母さんたちは
どんなにかよろこんだ事だろう
私たちだけを
頼りにしている寝顔のいじらしさ
ひと晩中母さんはミルクをあたためたものさ
昼間は父さんがあきもせずあやしてた
お前は大きくなり自由がほしいと言う
私たちはとまどうばかり
日に日に気むずかしく変わってゆくお前は
話を聞いてもくれない
親の心配見むきもせずお前は出てゆく
あの時のお前を止めることは誰にも出来なかった
息子よ お前は今 悪の道へ走り
荒んだ暮らしをしてると聞いた
息子よ お前に何があったのだろうか
母さんはただ泣いている
きっとお前の目にも涙があふれているだろう
きっと今ではお前も後悔をしてるだろう
加藤登紀子「ANAK(息子)」
母の胸に抱かれて おまえは生まれた
喜びの朝をはこんで
寝顔を見つめるだけで うれしさがあふれる
父はおまえの明日を祈った
夜には母さんが眠りもせずミルクをあたためた
朝には父さんがおまえを抱きあげてあやしてた
おまえは大きくなり気ままな自由を求めた
母はとまどうばかり
日に日に気むずかしく変わってゆくおまえは
話を聞いてもくれない
嵐の吹き荒れる夜におまえは突然出て行く
おまえを呼びとめる父や母の声をふりすてて
時は流れておまえは今
すさんだ暮らししてると聞いた
息子よおまえに何があったのだろうか
ひとり暮らしの月日に
おまえの胸には母の声が今聞こえる
遠く離れた母の声におまえは泣いたよ
さて、どちらの曲がより心に沁みてくるだろうか。
日本のフォークソングにも共通する哀愁のあるメロディーが印象的なこの曲は、もともとフィリピンのフォークシンガー、フレディ・アギラが母国でヒットさせたものだった。当時フィリピンで歴史的大ヒットを記録した曲として日本でも紹介され注目を集めた。そして、72(昭和47)年のジローズ解散後ソロとして活躍してきた杉田二郎は、なかにし礼の訳詞でこの曲をカヴァーし、トップ10ヒットにする。同時に加藤登紀子も彼女自身の訳詞で歌い杉田との競作になった。78年9月発表。
発表当時は20歳だった私が聞いた覚えがあるのは、杉田二郎の「ANAK」だけだ。杉田の太い声で歌われるこの曲は歌詞の重さとともに深い印象を与える名曲で、何度も聞いたものだ。
その後随分たってから、私が久しぶりに耳にしたのは加藤登紀子の曲だった。彼女のCDアルバムを買った時に収録されていた、彼女自身が訳したといわれる「ANAK」だった。それは私が覚えていた杉田の曲とは詞がまったく違っていた。少々違和感を感じたが、何度も聞くうちに加藤登紀子バージョンもいいかなと思うようになった。
今回、「青春のうた」で杉田二郎の歌う「ANAK」を久しぶりに聞いた。少しテンポが遅い気はするが、やはり私にとっては杉田の方が元歌であるため、懐かしさも伴って深い感動を与えてくれた。
そこで、2人のバージョンの「ANAK」を改めて聞き比べるのもなかなか面白いのではないかと思い立って、以下に詞を写すことにした。(「ANAK(息子)」の曲はこちら Yahoo ブリーフケースで、各バージョンをクリック。ID は jukucho19580615 パスワードは matsui55)
杉田二郎「ANAK(息子)」
お前が生まれた時 父さん母さんたちは
どんなにかよろこんだ事だろう
私たちだけを
頼りにしている寝顔のいじらしさ
ひと晩中母さんはミルクをあたためたものさ
昼間は父さんがあきもせずあやしてた
お前は大きくなり自由がほしいと言う
私たちはとまどうばかり
日に日に気むずかしく変わってゆくお前は
話を聞いてもくれない
親の心配見むきもせずお前は出てゆく
あの時のお前を止めることは誰にも出来なかった
息子よ お前は今 悪の道へ走り
荒んだ暮らしをしてると聞いた
息子よ お前に何があったのだろうか
母さんはただ泣いている
きっとお前の目にも涙があふれているだろう
きっと今ではお前も後悔をしてるだろう
加藤登紀子「ANAK(息子)」
母の胸に抱かれて おまえは生まれた
喜びの朝をはこんで
寝顔を見つめるだけで うれしさがあふれる
父はおまえの明日を祈った
夜には母さんが眠りもせずミルクをあたためた
朝には父さんがおまえを抱きあげてあやしてた
おまえは大きくなり気ままな自由を求めた
母はとまどうばかり
日に日に気むずかしく変わってゆくおまえは
話を聞いてもくれない
嵐の吹き荒れる夜におまえは突然出て行く
おまえを呼びとめる父や母の声をふりすてて
時は流れておまえは今
すさんだ暮らししてると聞いた
息子よおまえに何があったのだろうか
ひとり暮らしの月日に
おまえの胸には母の声が今聞こえる
遠く離れた母の声におまえは泣いたよ
さて、どちらの曲がより心に沁みてくるだろうか。
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