JF4CADの運用日誌2.5

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ハムのための沖縄移動案内②

2014-08-14 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の2回目は最もポピュラーな沖縄本島での交通手段についてご説明します。

【注】内容は執筆時点でのものであり、その後変更されている場合もあります。関係各社に問い合わせの上利用されることをお勧めします。

 

[レンタカーを借りる]
レンタカーは沖縄本島はもちろん、石垣島や宮古島など主要な離島には大抵あります。このほか小さな離島でも宿で貸し出してくれるなどの形を含めればほとんどの島で車が借りられると思って下さい。

沖縄本島で借りるのなら那覇空港周辺が便利です。航空会社や宿泊先などとタイアップして割引料金となっているケースがありますから、よく見比べてみてください。レンタカーを借りれば沖縄本島内なんかは自由に回ることができます。最近は競争が激しいのでカーナビ付きなどでも安いです。ガソリンも税の特例があり本土より割安です。

ただし、レンタカーの中には契約に「本島からの持ち出し禁止」の条項が入っていることがあります。海中道路で本島とつながっている平安座島なんかは大丈夫でしょうが、フェリーで離島に運べないケースも結構あります。契約時に注意して下さい。

もう一つ注意が必要なのが「バスレーン規制」です。路線バスの円滑な運行を確保するため国道58号線などで時間と場所を区切ってバスレーン規制が実施されています。違反した場合は観光客であっても反則切符を切られますので注意してください。バスレーン規制の詳細は沖縄県警のサイトで確認してください。

 
[路線バスに乗る]
沖縄本島・宮古島・石垣島などには路線バスがあります。特に沖縄本島には4つの路線バス会社があり、網の目のようにバス路線があります。那覇近辺(沖縄市のコザ付近まで)でしたら本数が多く、レンタカーを借りるより安上がりです。那覇から郊外へのバスはゆいレール旭橋駅近くの那覇バスターミナルから発着します。

本島の4社は以下の通りです。()は一般的な通り名です。
琉球バス 最大手でくまなく路線を持つ
沖縄バス 2番手で琉球バスに近い路線を持つ(沖バス)
那覇バス 主に那覇市内に路線を持つ(銀バス)
東陽バス 中南部に路線を持ち、他と競合しない路線が多い

運賃は那覇市内は均一、それ以外は整理券による区間制で、4社で統一されています。路線番号も4社で統一されていますので、例えば4社で運行している「111番 名護行き」はどこのバスであっても全く同じ停留所に停車し、運賃も同じです。バスの路線番号は前面の行先表字幕や入口脇の表示板などに書かれています。

ちなみに111番のバスは高速バスと呼ばれ、那覇空港から那覇バスターミナルを経由して沖縄道を名護に向かいます。予約不要で乗れますので使いこなすと便利です。

古い資料だと「沖縄のバスは時刻表通りに来ない」とか散々な評価がされていますが、本島の路線バス会社4社中3社が倒産経験を持つなど経営環境が厳しく、現在は乗客サービスの向上が進んでいます。ダイヤについても本土に近い状態になっています。以前は方向幕や運賃表示器が間違っていても平気で運転している場合があり、運転手に聞かないとはっきりしなかったことがありました。

電子マネーは那覇バスがIDに対応しているのみです。その他は使えず現金払いになります。高額紙幣は両替ができませんからあらかじめ小銭を用意して下さい。

バスがうまく使えるようになると経済的で案外便利です。最近はバスマップも整備され使いやすくなりました。ただし本島のバスは土日になると間引き運転となりますのでダイヤに注意して下さい。

 
[タクシーに乗る]
沖縄のタクシー料金は本土より安価ですので使う機会も多いと思います。バスやゆいレールの運転がない早朝や深夜には特に重宝します。幹線道路を中心に流しのタクシーは多いですし、サンエーなどのスーパーにも客待ちのタクシーがいますので使いやすいです。

また、宮古島では路線バスがあるものの使い物にならないため、レンタカーを借りないのならタクシーに頼ることになります。中心部の平良から空港までですらタクシーに頼らざるをえないのが現状です。空港や市役所、主要ホテルなどには客待ちのタクシーがいますがその他の場所にはほとんどいないため、空港からのタクシーでタクシー会社の連絡先をもらっておくと便利です。

 
[ゆいレールに乗る]
沖縄唯一の鉄道がモノレールの「ゆいレール」です。那覇空港から市内中心部を通って首里駅までを結んでいます。時間のアバウトな沖縄で一番時間に正確なのがゆいレールだとも言われれています。昼間は10分おき、始発は遅いですが終電は割と遅いのが特徴です。

ゆいレールはSuicaなどのICカードは一切使えません。そのかわり1日または2日間乗り放題の乗車券を用意しています(3日券がありましたが廃止されています)。当然ながら1日より2日券の方が割安です。1日券は駅の自動販売機でも買えますが、2日券は改札口にいる駅員から買ってください。これらの乗車券は首里城など観光施設で見せると入場料が割引になりますから、うまく使うとさらにお得です。割引スポットのガイドは改札の駅員に言えばもらえます。

なお、1日券は最初に改札を通ってから24時間有効、2日券は48時間有効ですから夕方に買っても無駄がありません。

ちなみにゆいレールにもラッシュがあります。平日の8時台に県庁前駅へ向かう流れで多くのお客さんが乗ります。それ以外は極端には混みませんので便利だと思います。

コメント
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