JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ハムのための沖縄移動案内③

2014-08-15 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の3回目は「生活編」です。移動運用も大切ですが、買い物や宿など生活も考えないといけません。

 

[買い物をする]
日用品や食糧の買い物ならスーパーが便利です。沖縄本島ではサンエー・タウンプラザかねひで・りうぼう(読み方は「りゅーぼー」)・マックスバリュあたりがよく見かけるスーパーです。

サンエー 宮古島が発祥の地元資本。大型店が多く安いので使いやすい Edy使用可
タウンプラザかねひで 鋼材卸が発祥で特に保存のきく商品に強い
りうぼう 以前西友と業務提携していたため店の雰囲気が西友に近く24時間営業の店もあり
マックスバリュ イオン系で24時間営業など本土とあまり変わらない WAON使用可

いずれも夜遅くまで営業していますので、涼しくなった夜に買い物に出かけることもできます。ランチョンミートなど沖縄特有の食材はこういった店で買うと経済的です。なお沖縄の大手スーパーではエコバッグ運動をやっており、レジ袋は有料です。お手持ちのエコバッグを用意しましょう。

これらのスーパーや一般商店の中には米ドルが使える店があります(吉野家なんかでも使える店があります)。米ドルが使えるお店では店内でレートを表示しています。しかしながら小銭は使えず10ドル札などしか受け取ってもらえませんし、お釣りは日本円となります。主に給料をドルで受け取るアメリカ兵へのサービスで行っているもので、本土でのビール券や商品券的感覚だと思って下さい。

 

コンビニがあるのは沖縄本島・石垣島・宮古島・久米島・伊良部島・伊江島だけです。ローソン・ファミリーマート・ココストアがあります。ローソンは本島のみ、セブンイレブンは現時点では未出店です。この他の離島では商店の数が少なかったり、極端な場合は店に看板が出ていないこともあります。営業時間も意外と短かったり、昼休憩(昼下がりから夕方まで一旦店を閉め、夕方に再開する)を取っているお店もあります。宿の人などに聞いて利用して下さい。

アマチュア無線関係は宜野湾市にある沖縄電子、半田ごてなどの工具類はホームセンターのメイクマンが便利です。マイクを忘れた、同軸ケーブルが足りない、半田が取れたなど緊急時に重宝します。

 

[宿に泊まる]
本島中南部では那覇、北部では名護、宮古では平良、石垣では離島ターミナル付近に多くのホテルが集まっています。最近は全国チェーンのビジネスホテルも多く進出し、ホテルの質が上がっているので安いホテルでも結構快適に泊まれますし、夜遅くまで開いている飲食店やお店が多いので便利です。これらを拠点にして移動地へと向かう方法が一般的だと思います。夜間も宿から運用したいということであれば郊外の宿を探すことになります。

離島では宿の確保が一番の鍵になります。「こんな島に行く物好きなんて他にいないだろう」と思ったら大間違いです。離島では工事などで長期滞在される方がおり、意外にも満室ということがよくあります。飛行機の予約を取ったらすぐに宿の予約を。宿以外に食事のできる場所がない島もありますから、予約の際に食事が朝・昼・夕のうちどれとどれが出るのか確認を取りましょう。

あわせて確認しておきたいのが港もしくは空港までの送迎です。石垣や宮古ですと自分で宿まで行かなければなりませんが、小さな離島ですと港や空港まで送迎してくれることがあります。

離島では空港のカウンターを除きクレジットカードが使えない場合が多いです。宿も同様です。台風で島に閉じこめられることもありますから、現金を多めに持って行くか金融機関の確認をしておいてください。

なお、飛行機や船が欠航や引き返しになった場合はすみやかに宿に連絡を取ってください。送迎や食事の用意とかで迷惑がかかるからです。

 
[電話をかける]
携帯電話はキャリアによって大きく異なります。ドコモですと有人島の集落付近であればほぼ100%つながります。

auは「沖縄セルラー電話」という会社になります。こちらもエリアが広くほぼ全域をカバーしています。沖縄セルラー電話のサイトでエリアを確認して下さい。

一方ソフトバンクは小規模離島を中心につながらないことがあります。船の就航確認などで電話をかけることがありますのでグループで行かれる場合にはソフトバンク以外の携帯を持っているメンバーがいるかあらかじめ確認を取っておく方がベターです。

 
[野生生物に注意する]
毒ヘビのハブが代表例です。近年ハブにかまれて亡くなる人は数年に1人出るか出ないかに減っているようですが、それでも沖縄県では年間100人の方がハブに噛まれているそうです。ハブの毒は筋肉などに障害が残ることがあるので特に夜間は草むらや隙間のある石垣、コンクリートの側溝などには不用意に近寄らない方がいいです。

特に本土のオープンが朝夕に限られる7MHz、夜間に限られる3.5MHzなどのアンテナを野外に設営することを考えるのなら、ハブへの注意は怠らないようにしてください。

「那覇だとハブなんて出ないでしょ」と思うのは大間違いです。2012年におもろまち駅近くの那覇市真嘉比で1.3mの大ハブが見つかったケースも報告されています。一方で宮古島、大東諸島、粟国島などハブの生息していない島もあります。ハブがいる島かどうかは地元の方に聞くと教えてくれます。

このほか海ではハブクラゲオニヒトデに刺されて死亡した例があります。また、陸上では巨大なカタツムリであるアフリカマイマイが病原菌を持っているとされますから触らないようにして下さい。

 
[不発弾に注意する]
激しい地上戦が行われた沖縄県では現在でも不発弾が発見されています。工事中に不発弾と気づかず掘り返して爆発し被害を受けたケースもあるようです。台風の後などに浜辺に打ち上げられることもあるようです。

もし不発弾らしき物を発見した場合は絶対に触らず最寄りの警察に連絡して下さい。

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