『ダヴィンチコード』が話題になってから、キリスト教関連の「謎解き」本がいろいろ出ていますが、こちらは存在が伝説化していた「ユダの福音書」が見つかった、という衝撃的な本。
副題は「イエスと”裏切り者”の密約」「ユダは裏切り者ではなかった」
イスカリオテのユダと言えば銀貨30枚で師イエスを売り、歴史的にもそれがまたユダヤ人差別にもつながっていく諸悪の根源の、『裏切り者』ですけれど、実は裏切り者じゃなかったということがこれによって証明される・・・・
これは本当だとすると、かなりショックです!!
こういう、歴史的大発見で見方がぐるっと変わっちゃう、っていうのには興味がつきませんね
「聖書」にある、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書以外にもユダの福音書があるのでは、という説は以前から流れていたようですが、パピルスに記されて、エジプトで眠っていたのですね~
この本は、内容を分析するというよりは、「ユダの福音書」をどうやって手に入れたか、というドキュメンタリーで、その歴史的価値を理解せず、欲の皮が突っ張ったエジプト人が売り渋っているうちにぼろぼろになって読めなくなっていた・・・・という情けないおまけつき。
歴史的大発見だとしても、その金銭的価値しか考えてないノンインテリジェンスな人たち・・・・その辺の顛末はとってもいらいらさせられます。
そしてやっと手に入ったけれど、長いこと金庫に入れっぱなしになっていたために、ぼろぼろになっていたパピルスを何とか解読していきます。
その結果、明らかになった「ユダの福音書」の内容の詳しい分析はこちらの本。
*******以下ネタばれあります(何故かハリポタ6巻のネタばれも含みます)*******
最悪の裏切り者とされていたユダは、実は裏切り者ではなく、イエスが深く信頼していた使徒だった・・・
そして最も難しいタスクを課されていた・・・・
こんな異端な考え方を、教会が容認するわけがなく、もちろん異端として抹消されかかっていたわけですが、1700年後、コプト語写本がエジプトの砂漠で見つかるんですね~ すごい!
どちらの本も知的興奮を誘う極上の『謎解き』になっています。
しかし・・・・
なんかね、これって・・・・・
読みながらハリポタ6巻のSnapeとDumbledoreの関係を思い起こしたのはjesterだけ?
ハリポタ6巻も和訳が出版されてから長く経つからもうそろそろネタばれ話してもいいだろうと思うので書いてしまいますが・・・・
つまり、Chapter NineteenでHagridが立ち聞きした二人の会話が、「キリストとユダの密約」に当たるのではないか、それをSnapeが『didn' wan' ter
do it anymore 』だったのではないか・・・・・
と、Snape大好きjesterは思っているのですが・・・・
ところで、一昨日の日経新聞にでかでかとDVDつき本が発売されたって広告が出てました。
ユダの福音書 DVDブック ビジュアル保存版・・・・・・
この本、読んでるときに「あ、これ、ナショナル・ジオグラッフィックの番組を本にしたな~」と思いながら読んでたんですよ。
「その番組みたい!」と思いつつ。
そしたら案の定、今頃になってDVDつきのが出るなんてね・・・・
悔しい! 最初からそっちを買えばよかった~~
「『ダヴィンチコード』の内容はかなりまゆつばかも~」という検証番組をナショナル・ジオグラフィックで見たので、ぜひこっちの「ユダの福音書」の番組も見てみたいjesterなのでした。
副題は「イエスと”裏切り者”の密約」「ユダは裏切り者ではなかった」
イスカリオテのユダと言えば銀貨30枚で師イエスを売り、歴史的にもそれがまたユダヤ人差別にもつながっていく諸悪の根源の、『裏切り者』ですけれど、実は裏切り者じゃなかったということがこれによって証明される・・・・
これは本当だとすると、かなりショックです!!
こういう、歴史的大発見で見方がぐるっと変わっちゃう、っていうのには興味がつきませんね
「聖書」にある、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書以外にもユダの福音書があるのでは、という説は以前から流れていたようですが、パピルスに記されて、エジプトで眠っていたのですね~
この本は、内容を分析するというよりは、「ユダの福音書」をどうやって手に入れたか、というドキュメンタリーで、その歴史的価値を理解せず、欲の皮が突っ張ったエジプト人が売り渋っているうちにぼろぼろになって読めなくなっていた・・・・という情けないおまけつき。
歴史的大発見だとしても、その金銭的価値しか考えてないノンインテリジェンスな人たち・・・・その辺の顛末はとってもいらいらさせられます。
そしてやっと手に入ったけれど、長いこと金庫に入れっぱなしになっていたために、ぼろぼろになっていたパピルスを何とか解読していきます。
その結果、明らかになった「ユダの福音書」の内容の詳しい分析はこちらの本。
*******以下ネタばれあります(何故かハリポタ6巻のネタばれも含みます)*******
最悪の裏切り者とされていたユダは、実は裏切り者ではなく、イエスが深く信頼していた使徒だった・・・
そして最も難しいタスクを課されていた・・・・
こんな異端な考え方を、教会が容認するわけがなく、もちろん異端として抹消されかかっていたわけですが、1700年後、コプト語写本がエジプトの砂漠で見つかるんですね~ すごい!
どちらの本も知的興奮を誘う極上の『謎解き』になっています。
しかし・・・・
なんかね、これって・・・・・
読みながらハリポタ6巻のSnapeとDumbledoreの関係を思い起こしたのはjesterだけ?
ハリポタ6巻も和訳が出版されてから長く経つからもうそろそろネタばれ話してもいいだろうと思うので書いてしまいますが・・・・
つまり、Chapter NineteenでHagridが立ち聞きした二人の会話が、「キリストとユダの密約」に当たるのではないか、それをSnapeが『didn' wan' ter
do it anymore 』だったのではないか・・・・・
と、Snape大好きjesterは思っているのですが・・・・
ところで、一昨日の日経新聞にでかでかとDVDつき本が発売されたって広告が出てました。
ユダの福音書 DVDブック ビジュアル保存版・・・・・・
この本、読んでるときに「あ、これ、ナショナル・ジオグラッフィックの番組を本にしたな~」と思いながら読んでたんですよ。
「その番組みたい!」と思いつつ。
そしたら案の定、今頃になってDVDつきのが出るなんてね・・・・
悔しい! 最初からそっちを買えばよかった~~
「『ダヴィンチコード』の内容はかなりまゆつばかも~」という検証番組をナショナル・ジオグラフィックで見たので、ぜひこっちの「ユダの福音書」の番組も見てみたいjesterなのでした。
>ユダに限らず福音書は聖書に入っている4編以外にも沢山ありますよ。
そうですよね。ご指摘ありがとうございます。
上の記事、書き方が悪かったですね。
「ナグ・ハマディ文書」の「フィリポの福音書」とか「トマスの福音書」などなど、いろいろありますよね。
たしかマグラダのマリアがキリストの奥さんだったという根拠も、この辺の文章から出てきたのでした。
>マグダラのマリアの福音書というのもあります。
そうなんですね~
実は私も少し調べてみて、外典がたくさんあるのにビックリしました。Q資料とかイエスの幼時福音とかいろいろあるのですね。
マグダラのマリアの福音書にも興味があります。
サイトなどでこの福音書の概要は分かりましたが、日本でも『ナグ・ハマディ文書II 福音書』というのに収録されて出版されているので、いつかチャンスがあったら読んでみたいと思います。