ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

蛍、 あるいは新たなダイエット修行の日々。

2007-06-22 | a day of my life
昨日、ホタルを見てきました。
(おんぼろ携帯の画像で、ごめんなさい)

こんもり茂るアジサイと深い緑。

その上、室町時代の古い三重の塔。
ここは京都だろうか?

さらさらと川が流れて、その上を点滅しながら飛ぶホタル・・・・

幼いころ、親に手を引かれて同じ場所でホタルを見ました。
その時より光が強いように感じます。

ちりばめられた光はまるで夜空に瞬く星をみるよう・・・

さて、jesterは昨日どこに行ったのでしょう?

山の中?


正解は フォーシーズンズ・ホテル椿山荘東京 でございました。

目白の高台にたつ「椿山荘」は山縣有朋が明治11年(1878年)に私財を投じて「つばきやま」を購入して作られたものだそうです。

『山縣は明治天皇をはじめとする当時の政財界の重鎮を招き、椿山荘で国政を動かす重要な会議を開いていたようです。』(椿山荘のHPよりだそうで。

もしかしたら東京にお住まい以外の方はあまりご存じないのかもしれませんが、幼いころからの隣町住民としては、昔から「お見合いのメッカ」で、
「ではあとはお若いお二人でお話を」
と仲人さんと両家の親が退場になったとき、若き二人は、なれない和服やらスーツに冷や汗をかきかき、
「あの、ご趣味は・・・」
「はあ、つまらない趣味ですが、飼い猫の抜けひげを集めてドアに貼っています」
「まあ素敵」
などと語らいつつこの庭園をそぞろ歩くのでありました。
(あくまで想像です・・・)

夏には、天然の地下水の渓流にホタルを放しているのも有名なんですよね。


ここの敷地内に5つ星のフォーシーズンズ・ホテルHPはこちら)が出来たのは、1992年のこと。

ヨーロッパやアメリカ、アジア(シンガポール)ではシックな内装、部屋の広さとそのホスピタリティが気に入ってよく泊まった Four Season's Hotel グループでしたけれど、日本のここは、一時帰国中に一回泊まったことがあるだけです。
(主に経済的理由によります 日本のフォーシーズンズもとても良いですけれど、海外在住中の為替で金銭感覚が狂ってるときじゃないと、いどむ勇気がなかなか涌かない値段設定です・・・・)


昨日は久方振りにここに夕ご飯を食べに行き、食後に闇の中を飛び交う幽玄のホタルの光も堪能してきました。

もちろん自然に居ついたホタルではなく、ホテル側が放しているのですが、それにしても昔より良く光る・・・・発光ダイオードみたい。

え、まさか黒子が光ファイバーで?? なんてことはないでしょうけれど。

昔とホタルの種類が違うのかな、なんて思いましたが、よく考えてみると、標識の照明にブラックライトなどが使ってあって、昔より庭園の中が暗くなっているのかもしれません。

暗い渓流沿いに、ピカ、スーッと点滅しつつ移動する、儚い儚い光ではありますが、夏の到来を感じます。


来年も見られたらいいな・・・・






さて、現在「ホタルの夕べバイキング」なども1万円前後でやっていて人気みたいで、椿山荘のロビーにはたくさんの人がいました。

でも昨晩はjester夫婦、フレンチ・フルコースでありました。
とても上品な味付けも楽しめたし、壁一杯の窓ガラスに広がる庭園を見おろす風情も抜群で、とっても幸せでありましたが・・・・


ああ~~ ここ3週間ぐらいのダイエットとウオーキングの成果がこの一食でパア・・・・・・

しかも昨日は食の特異日で、ランチも「ワイン付イタリアンフルコースおなか一杯下向けない」状態だったので、これから1ヶ月ぐらい地道に滝に打たれ、血のにじむようなダイエット修行に励んでこの借金を返さないと、昨日ついた脂肪は永久保存されてしまう・・・・・

と書きながら、パステルのなめらかプリンをほおばり、感慨にふけるわたくしでありました・・・・