ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

引き続き、妹尾河童さんの本にはまる・・・

2007-06-16 | 読書
というわけで、一昨日、偶然jesterの部屋の白亜紀層から発掘された河童のスケッチブックを楽しんでおります。

この本、昨日あげた「河童が覗いたインド」とか「河童が覗いたヨーロッパ」と違って、他の妹尾さんのいろいろな本の寄せ集め、という感じが強かったので、入手直後にさっと読んだ後は、あまり繰り返しては読んでいませんでした。

旅行本のほうは、インドやヨーロッパに旅に行く前にモチベーションを高めるためにとか、暇なときに時々眺めていたのですが・・・。


でも今読み返してみると、彼が集めたマゾム(不用品)コレクションの数々に関する薀蓄、そしてそれをどんどん集めることに対する家族との軋轢なんかが書かれてる部分があって、身につまされたりして、とっても面白いです。

上の画像は、267ページのあとがきなんですが、編集の人に
「河童さんはヘンなことに凝るから時間がかかるんですよ。スケッチブックの枠を毎回新たに書くだけじゃなく、千切れた部分を一個ずつずらしていくなんて、どうでもいいことだと思ったんですけどね」 といわれた、と書いてあります。

確かに、ページをパラパラしてみると、スケッチブックの破れたところがだんだん下にずれてくんですよね~~

こんなの、誰が気がつくんだろう? と思いつつ、こういうマニアックなこだわりが好きです♪
作る方も楽しんでるのが読み手に伝わってきます。
いつまでも少年のような人だなあ~



この本、リビングに置いといたら家族も面白がって、みんな読んでるんですよ。


家族A「ねえ、この『ピェンロー』っていう料理、うちで良く作る「白菜なべ」にそっくりだね~」

(それは、元から河童さんのレシピだったの。貴方が知らなかっただけよ~)
 

家族B「ねえ! お母さんが、私の部屋のドアに、ロッタのヒゲの抜けたやつ、セロテープで貼り付けてるのって、評論家の立花隆の真似だね?! あの河童の本に書いてあった! いい加減にやめてよ!!」


(「ロッタの抜けひげコレクション」はロッタの成長を祝うため、jester独自に行っているもので、立花隆のまねではありません・・・・) 


などと、今朝も立て続けに言われました。

コミュニケーションツールとしても立派に役に立っております。