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ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

プリンスエドワード島観光局公認の赤毛のアン、って・・・。

2006-07-27 | ENGLISH BOOK & STUDY
「赤毛のアン」ないろんな意味でjesterの人生に影響を与えた1冊のなかに入ってます。
何せ幼稚園の頃からの愛読書。
幼い頃はアンが早口のところとか、おてんばで屋根から落っこちるところ、数々の失敗なんかがお気に入りでした。

でも高校生ぐらいになって再読してみると違うところに発見があり、子供を生んでから読んでみるとまた違う発見があり、今人生の半ばまで旅してきて、またまた別のところに感じ入ってしまうのです。

という感じで、最初は漢字にルビが振ってある子供向けの本から始まって、新潮文庫の本をぼろぼろにし、最後にはペーパーバック。

Anne of Green Gables (Anne of Green Gables Novels (Paperback))

英語はとても平易で、内容もほとんど覚えているので、どこから読んでも楽しめます。
こういう内容を覚えていて、何回読んでも飽きないような本って、知らないうちにフレーズをおぼえていたりして、英語の勉強にもなるので、とても便利。

雨の日が続く午後などにぺらぺらとめくって、ひと時、美しいプリンスエドワード島にトリップ。



さて、カナダ大使館の方に教えていただいたのですが、今、『プリンスエドワード島観光局公認の赤毛のアン』が来日しているのだそうです。

いろんな公認がありますが、『プリンスエドワード島観光局公認』というのがあるのですね~

今日と明日の18時から21時にみなとみらいのロイヤルパークホテル地下1階「カフェフローラ」で「赤毛のアンがやってくる」と題したディナーブッフェがあるそうです。(詳しくはこちら

『プリンスエドワード島観光局公認の赤毛のアン』と写真を撮ったりできるそうであります。

jesterは用事があって残念ながらいけないのですが、うっとうしい梅雨が続く日本にいながらにして、一晩プリンスエドワード島に行った気分になれるかも、ですね




愛と優しさのお祈り

2006-05-16 | ENGLISH BOOK & STUDY
Dr.アンドリュー・ワイルというと、日本でも何冊か翻訳が出ているので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
現代医療に頼り過ぎないような、予防医学を研究している第一人者で、アメリカではかなり有名人です。著書は100冊以上。

ハーブ、漢方、ネイティブアメリカン療法、インドのヨガやアーユールベーダなど、世界各地に伝わる伝統の療法も研究なさっていて、The Okinawa Program: How the World's Longest-Lived People Achieve Everlasting Health--And How You Can Too
『世界で一番長生きする人たちがやっていること・・・OKINAWA Program』なんて、沖縄の本まで書かれているんですよ。

jesterも何か病気になったとき「ワイル先生はなんていってるかしら」なんて、彼の本を読んだりします。


さて、ワイルさんの書いた本で、「8Weeks to Optimum Health」という本があるのです。Eight Weeks to Optimum Health: A Proven Program for Taking Full Advantage of Your Body's Natural Healing Power (Proven Program for Taking Full Advantage of Your Body's Natural Healing Power)

「最高に健康になるための8週間」という本で、今の生活を8週間で徐々に健康な生活に変えるスケジュールプランが書いてあります。


(実は~~この表紙のワイルさんのサンタクロースみたいな写真があまりにも笑えるので、ピングーの写真を貼ってごまかしている(ひどい)jesterでありました)



内容は、たとえば、
1週目
*冷蔵庫に行って、「不健康な食べ物」を見つけよう。酸化した油のにおいのするものを捨てよう。すべての食べ物の裏のラベルを読んでみよう。
*フレッシュなブロッコリーを食べることをはじめよう。
*10分歩こう。
*5分、リラックスするするための呼吸法をしよう。


とまあ、こんな感じで、その後に、それぞれについて詳しい説明がついていて、8週間かけて徐々に生活を変えましょう、って言う本なんですね。

で、この本の後ろのほうには「肥満者のために」とか「女性のために」とかいう項目があり、その中に「心臓病の人のために」というのがありまして、これをぱらぱら読んでいて、こんなのを見つけました。

Buddhist meditation on metta(loving-kindness)   
(仏教徒の、愛と優しさの瞑想 メッタ)
というものです。
心臓病の人がストレスを減らすために、自分を愛することを習慣にしようという提案の一つで、「こんな祈りで朝をはじめるのも悪くない」と書いてあります。

読んでいたらちょっと感動したので、引用して訳してみますね。

  私の心が愛にあふれた親切心でいっぱいになりますように。 私は私自身を愛しています。私が幸せでありますように。 私が平和でありますように。 私が束縛から自由でありますように。
 
  近所の人たちが幸せでありますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  (あなたの住んでいる建物の名前を入れて)の人たちが幸せでありますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  (あなたの住んでいる県や地域の名前を入れて)の人たちが幸せでありますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  (あなたの住んでいる国の名前を入れて)の人たちが幸せでありますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  (あなたの住んでいる大陸などの名前を入れて)の人たちが幸せでありますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  この星の上にいるすべての存在が幸せでありますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  私の両親が幸せでありますように。 彼らがよき暮らしができますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  私の友人が幸せでありますように。 彼らがよき暮らしができますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  私の敵が幸せでありますように。 彼らがよき暮らしができますように。 彼らが平和でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。

  もし私が誰かを傷つけたことがあったら。 知っていると知らないとにかかわらず、考えでや単語でや行為で。 私は彼らの許しを願います。

  もし誰かが私を傷つけたことがあったら。 知っていると知らないとにかかわらず、考えでや単語でや行為で。 私は彼らを許します。

  遠いところ、近いところ、私が知っている人、知らない人、すべてのところにいる存在が幸せでありますように。 彼らが平安でありますように。 彼らが束縛から自由でありますように。



原文はこんな感じです。
My heart fills loving-kindness. I love myself.
May I be happy. May I be liberated.

May all beings in this vicinity be happy.
May they be happy. May they be liberated.

May all beings in { name your place of residence} be happy.
May they be happy. May they be liberated.

May all beings in { name your state of region} be happy.
May they be happy. May they be liberated.

May all beings in { name your country} be happy.
May they be happy. May they be liberated.

May all beings in { name your continent} be happy.
May they be happy. May they be liberated.

May all beings on the planet be happy.
May they be happy. May they be liberated.

May my parents be happy.
May they be well. May they be peaceful. May they be liberated.

May my friends be happy.
May they be well. May they be peaceful. May they be liberated.

May my enemies be happy.
May they be well. May they be peaceful. May they be liberated.

If I have hurt anyone, knowingly or unknowingly,
in thought or word or deed, I ask their forgivness.

If anyone has hurt me, knowingly or unknowingly,
in thought or word or deed, I extend my forgivness.

May all beings everywhere, whether near of far,
whether known to me or unknown to me, be happy.
May they be well. May they be peaceful. May they be liberated.






たしかに忙しい朝に、ちょっと時間をとってこんなお祈りをするのは、心臓が悪い人じゃない人にも、いらいらや人間関係方面で効きそうです・・・・



なお、ワイルさんの本で、翻訳されているのは数冊しかありませんが、その中でのお勧めはワイル博士の医食同源
ワイル博士の医食同源

と、ちょっと古いけど、ワイル博士のナチュラル・メディスン
ワイル博士のナチュラル・メディスン

でしょうか。

The Earthsea Quartet

2006-04-17 | ENGLISH BOOK & STUDY
さて、昨日の話題でゲド戦記が出ましたので、原作のお話。


最初に3部作を読んだのは清水真砂子さんの和訳でした。
岩波のハードカバー。小さい頃からお世話になってる箱に入っているシリーズです。

jesterは結構清水真砂子さんの翻訳が好きです。
振り仮名のついた児童書ですけれど、大人が読んでもむずかゆくない硬質な言葉の使い方がいいと思っております。

で、そのあと、4巻、5巻がでて、全部このシリーズで買い求め、最初の3冊は英語でも読みました。

でも和訳の本は4巻目が行方不明。遠い昔、誰かに貸して帰ってこなくなり・・・(こういう本が多いの・・・ナルニアも欠けてるし・・・) 

なのでペーパーバックで4巻だけ買おうかな、と捜してみたら、こんなのを見つけました。

The Earthsea Quartet (Puffin Books)
  4巻目までが全部入っていて2000円ぐらい。1冊500円換算ですからお得です(買ったのは丸の内のOAZOですけれど、あそこでは1800円ぐらいでした)

こういうのって、やけに活字が小さかったり、紙質が悪かったりしますが、この本は活字は普通。紙の色も白いし、それほど悪くありません。


英語は慣れるまでは読みづらいかもしれないけれど、それほど難しくはありません。
やはり児童書ですから、子供でも読めるように書いてあります。

ハリポタを卒業したらこれにトライするのもいいかもですね。

1冊に4つのお話なんで結構先が長いですけれど、ゲドは一つ一つの話が独立してますから、アニメファンの方はまずアニメになる3巻の部分を読んで、そのあと最初から、っていう手もあると思います。

大人も楽しめるファンタジーの代表作といっていいと思います。

The Shape of Snakes

2006-04-12 | ENGLISH BOOK & STUDY
Minette Walters のThe Shape of Snakesをようやく読み終わりました~

この本、出たばかりのときに「やった! Minette Walters の新作!!」と飛びついて買って、・・・・ずっと積読。(え・・・6年も経ってる・・・・)

美味しいものを「後で楽しもう」と隠しておいたらカビが生えてた~
とならないうちに読まなくちゃと思いつつ、やっと最近読み始めました。

でも間に何冊か別の本を読みながらだったので2ヶ月近くかかってしまいました。
時間がかかる読書って、読み終わったときになんともいえない達成感があります。


The Shape of SnakesThe Shape of Snakesこの表紙の画像、アマゾンから借りてきたのですが、ペーパーバックのUKかUS版みたいです。

で、jesterがこの本を買ったのは、オーストラリアのパースでした。
で、出版社はAllen Unwinというオーストラリアの出版社。
普通のペーパーバックより大きいサイズです。

何でこんなとことをくどくど書くか、というと、英語版は写真が載っているんですよ。それが一番上の写真デス。


これが著者近影とかじゃなくて、小説の中に出てくる人たちの写真なんです。
それも、登場人物が撮った、という設定で。

登場人物の写真がのってる小説って、かなりビックリしました。

それだけじゃなくて、いろんな人から送られた手紙、新聞の切り抜きなんかが、本物を貼り付けたみたいな感じになっているのです。
いい加減な性格の友達が送ってきた新聞の切り抜きは、周りがぎざぎざで斜めにかしいでいたり。

手書きの手紙は、人物ごとに違う手書きに見える筆記体のフォントで印刷されていて、紙の色も違うし、それも、時代の流れとともにEメールに変わったりして、読者はヴィジュアルにも、主人公と一緒に証拠を集めている気分にさせられるのですよ。

筆記体のフォントも、その人の性格に合わせて、ひどく乱れていたり、すごく乱暴だという触れ込みの人の手紙が、几帳面な細い文字で書かれてしたりして、それもひとつの「仕掛け」になっています。


賛否両論ある方法だと思うのですが、ただの主婦が、若い頃に遭遇した謎を自力で少しずつ解いていくというこの作品にはぴったり。

写真も、主人公が当時を知る人とあって、彼女が撮った写真を見せてもらうシーンで出てきます。
誰か俳優さんかモデルさんを使ったのでしょうか。
(実はこの写真の中にも謎のヒントが・・・・)

自分が発見した黒人の隣人の死亡を、人種差別の激しい警官が調査し、事故だと片付けられ、自分自身も傷ついた女性が、事件後夫の転勤でイギリス国外にでる。
でもその間もずっと細々と手紙などで調査を続ける・・・・・・

本当の犯人はだれなのか。
そしてなぜ、主人公M.Ranelaghはここまで執拗にこの事件を追うのか・・・・


決して派手なつくりではないけれど、緻密な構成でぐいぐい引き込まれます。
イギリスに帰国したM.Ranelaghは、同じ住宅街に住んでいたモラルの低い「Poor White」たちの人種差別と戦いながら、地道に昔の事件を掘り起こし、Mad Annieの死の真実に迫ります。

それを通じて、夫婦、親子、友人、そして人種差別のある社会、暴力、動物虐待、などについて、テーマが広がっていく展開はさすが!

毎日少しずつ読みながら、新しい事実をM.Ranelaghが見つけると、自分も見つけた気持ちになって、推理しながら楽しみました。


jesterの持ってる本の表紙はこんな感じ。
(わはは、値札シールがついたままだ~~)


で、ショックだったのは、昨日、本屋さんで和訳が出ていたので、フォントとか写真とかどうなっているのかなと思ってぱらぱらしてみたら、フォントは全文普通の印刷用の文字だったし、写真もなかったこと。
すっごくビックリしました。
これって文庫本だから?

作者が意図して、こういう凝ったつくりの本にしたのに、どうして和訳はこんな風になってしまっているのかしら?

写真は版権とか関係しているのかもしれませんが、せめてフォントだけでも替えられなかったのでしょうか? 日本語にも、書き文字のフォントってありますよね。
残念です。
蛇の形蛇の形 もちろん、他のミネット・ウォルターズの本と同じで、和訳で読んでも、独特の緊迫感は薄れないのではないかと思いますが・・・・

この本、調べたら日本でも「海外ミステリー」として何年か前に「文春ミステリーベストテン」とか「このミステリーがすごい」なんかのベストテンに入っているのですよね。




ミネット・ウォルターズは女彫刻家女彫刻家とか鉄の枷鉄の枷なんかが翻訳ミステリーとしてベストセラーになってますから、日本でもファンの方も多いと思います。
ぜひ英語版のほうも挑戦してみてください。

大人向きの小説としては単語は平易で文章は難しくないです。
ハリポタより、少し難しいかな?
主人公と一緒に、長い捜索の旅がリアルにできますよん♪

The Book of Three

2006-02-24 | ENGLISH BOOK & STUDY
The Chronicles of Prydainの最初の1冊、The Book of Three (by Lloyd Alexander)を読みました。

The Book of Three (Alexander, Lloyd. Chronicles of Prydain, 1.)

プリダインシリーズは面白いと噂には聞いていましたが、未読でした。読みたいなと思っていたら友人が貸してくれました。

Welshの伝承を元にして書かれているので、雰囲気はブリティッシュファンタジーの王道を行く感じです。
スピーディで予想がつかない展開は飽きません。
大人でも充分に楽しめる内容でした。

指輪物語が大好きなjesterにとっては、出てくる人をみんな指輪の登場人物で脳内変換できるんですよ。
小汚い王子様(でも中年)とかゴラムにそっくりなやつとか、地下のドワーフとか風変わりな吟遊詩人とか・・・。

なので映像にしやすくて楽しかった。

主人公Taranがたいしたとりえもなく、いろいろ間違えながらも誠実に進んでいくところが好感が持てます。
これからあと4冊も続いていくので、彼の成長が楽しみです。

それから個人的にはものすごく口の悪い女の子、Eilonwyも気に入りました。

英語は最初「予言をする豚、Hen Wen」とか「Assistant Pig Keeper」とか、???な単語が出てきて、結構難しいかも、と思いましたが、その世界に入ってしまえばさくさく読めます。

しかし・・・苦労したのが固有名詞。
主人公のTaranはまあいいとして、Gwydion、Eilonwy、Fflewddur Fflam、Gurgi、と、見たことのない、どう発音していいのか迷う名前ばかり。しかも似たようなのが多いのです。
Gwyで始まるのはいい人なのかと思ってるとGwythaintは敵のスパイだし。
Achren、Arawn、Annuvin、Arianllyn、Aeddan、Angharad・・・・
人の名前なのか地名だったかもごちゃごちゃになっちゃって、なれないうちは後戻りして確認しないとわけわからなくなっておりました。


つくづく思うのは、読むときには、漢字ってすごいな~ということです。表音文字じゃなくて表意文字なので、一つ一つに意味があるから、イメージを作りやすくて憶えやすい。
もちろん漢字の一つ一つの意味を憶えるのは大変ですが、一端憶えてしまえばこちらのもの。

まあ英語もいくつかのアルファベットの塊が意味を持つものはありますけれど、漢字ほどイメージしやすくはないです。

ただ、書くときやタイプを打つときは断然英語のほうが入力しやすいですよね。なにしろ26文字しかないんだもん。


巻末にPridain Pronunciation Guideというのがついていて、どう発音したらいいのかが表になってます。
ネイティブでもどう発音していいのか分からないんですね~

jesterが読んだのはハードカバーでしたが、安価なペィパーバックもでてます。
The Book of Three (Chronicles of Prydain (Paperback))
The Book of Three (Chronicles of Prydain (Paperback))



それから日本語翻訳は評論社より出ています。タランと角の王タランと角の王


The Twelve Days of Chistmas

2005-12-22 | ENGLISH BOOK & STUDY
The Twelve Days of Chistmas という童謡、ご存知でしょうか?
この季節になるとよくいろんなところでかかってます。
いわゆる数え歌、です。

    On the firstday of Christmas
     My ture love gave to me
     A partridge in a pear tree


という感じで、12日目まで歌が続きます。(gaveはsent と歌う歌詞もあるようです)

最後のThe Twelfth Day にはTwelve drummers drumming になって終わるのです。
全部歌えるとかなり達成感(大げさ)があります。

でも、5番目の「Five golden Rings! 」までは何回も繰り返すので、何とか歌えるのに、それより数が増えるとえ~と、ミルク搾るメイドだっけ?という具合に分からなくなり、いい加減に歌ってます。
(くやしいので、最近キッチンにこの歌詞を書いた紙を貼り付けて、それを見て歌いながら料理してます)

昔、某国にいたときのAmerican Women's club のクリスマス・ティー・パーティの出し物で、これの替え歌を歌って遊ぶ出し物をやりました。
仮装した12人が前にずらっと並んでこれを歌うのです。
私は「7人の洗濯人が洗濯する」を歌う係りでした♪
(ドビーゴートという、洗濯人の住む集落がある国でした)


さて、この歌、日本人に苦手な英語の発音のお勉強にとってもいいのですよ。

RとLが盛りだくさん。thとVもたっぷりデス。
この歌がはいったCDなんかを聞いて、これらの単語を気をつけて発音するようによく憶えて、鼻歌を歌えば発音の練習にとても良いデスよん。

まず日本人がひっかかるのは Christmas の h の次の r でしょう。これを L の発音で歌ってしまう人が多いのでは。
クリスマス、という単語をカタカナ発音するのに慣れているので、R の音が出ないですよね。

jesterはよく partridge の t のあとの r を L で発音して家族Bに怒られます。
最初の日から引っかかっちゃってるのです・・・・

この単語、日常ではあまり聞かないので、ネイティブが歌ってる曲をよく聞けば R だってすぐ分かるのに、なんか自分で歌ってると L で発音してるのですよね・・・・
t のあとの r ってちょっと力まないといけないので(?)ついつい L になってしまうのかしら?(いいわけ・・・)


ちなみに、jesterがよく聞くのは Disneyの Disney's Family Christmas Collection です。

ミッキーやドナルドが5日目は自分が歌う!とかバトルしながら歌うのが楽しいのです。
昔買ったのは歌詞カードがあったのですが、今売っているのはインポート版だけで、ついてないみたい。

ちょっと調べたら、インポート版より少し値段は高いですが、
ディズニー・ワンダフル・クリスマス (英語歌詞)
だと、歌詞カードがついてるみたいです。こちらはjesterは聞いたことがありませんが、内容は似たようなものだと思います。
歌詞カードがついている分、こちらのほうが便利かもしれませんね。

これに限らず、大きなのっぽの古時計とか、線路は続くよどこまでもとか、良く知っている童謡を、できたら前にご紹介した方法で聞き取って、憶えて、それを歌うのも、楽しくていつの間にか英語が出来るようになる方法の一つかな、と思います。童謡のCDは発音がクリアなものが多いので、聞き取りやすいですし。

よく、子供向けにとても高い英語教材が売られてるみたいですけれど、何10万円も払わなくても、たとえばDisneyの音楽のCDはどれも発音が綺麗だし、あとDVDも前に言ったみたいに綺麗な英語が多いですから、好きなのを自分で選んで買えばいいのにと思います。
どれも毎日聞いても楽しいし、自然と覚えられて、英語のお勉強教材として優秀デス。
(上のアマゾンから借りてきた画像をクリックすると、似たような商品が出てきます。)


英語耳慣れ術 その5

2005-12-16 | ENGLISH BOOK & STUDY
もう終わったのかと思いきや、まだ続いてます。

具体的にDVDを決める段階で、「どのDVDを使うか」 ということなんですが、基本的には「大好きなDVDを使う」がベースデス。

でもって、その中であまりなまりのないものを選ぶ、と。

でも注意しなくてはいけないのは、たとえば「私はジョニー・デップが好きだから」と
「ネヴァーランド」ネバーランド
を使うと、この中のジョニデはスコットランドなまりで話してます。

「オーランド・ブルームが好きだし、ブリティッシュイングリッシュを使えるようになりたいから」と「エリザベス・タウン」のDVDを使うと(まだ発売されていないけれど)この中ではオーリーは必死でアメリカン・イングリッシュでしゃべっているわけで、当てが外れてしまいます。

「Dear フランキー」Dear フランキー
にいたっては、劇場で見たとき、最初一瞬「これって、英語の映画じゃないんだっけ・・・?」と思ったほどひどいグラスゴーなまり。

また、アメリカの映画でもアフリカ系アメリカンの方、特にスラム街にたむろしている人たちの言葉はかなりなまりと癖があるので、これもまねしないほうがいいデス。

その辺、よおくご注意くださいませね。
すきこそ物の上手なれ、っていいますけど、4文字単語ばかり繰り返されるような映画では、それなりの英語ですから・・・。

しかし万が一、そんなひどいなまりのDVDを選んでしまったとしても、今まで書いた方式で、1本ちゃんと聞き取って好きな台詞を覚えたら、もう次のをやるときに、「なまり」がわかるようになると思います。そうなったらもうしめたもの。
英語耳が出来てきた証拠ですもの!

大切なのは、英語をどう聞こえるのか、音として捕らえて、それを自分の口から聞こえたように出してみること。憶えて言ってみること。そしてこの作業を継続することデス。


ちなみにもし特に好きな映画がないけど、という方は、英語が平易で発音がはっきりしている、ちょっと古い映画のDVDがお勧め。
たとえばこの前最後にお勧めした「サウンド・オブ・ミュージック」ぐらいの時代のものデス。

それとディズニーのアニメなんかもお勧めなんですよ。「美女と野獣」もお勧めしたのですが、昔、家族Bと一緒に何回も繰り返してみたDVDです。
子供向けだからあまり難しい語彙は出てこないし、比較的スラングもなく、ゆっくりしゃべると思います。

あと、海外のドラマも御好きなのがあれば、1作の時間が45分程度と短いし、日常会話が出てきていいかなと思います。

というわけで、英語と仲良くなりたい皆様、jesterと一緒にがんばりましょうね~~

英語耳慣れ術 その4 なんでアメリカ英語か

2005-12-12 | ENGLISH BOOK & STUDY
つづきです。なぜアメリカンイングリッシュをお勧めするか

理由は簡単で、日本人が中学校、高校と習うのは「アメリカンイングリッシュ」だから。
一番耳慣れているので、というのがその理由。
小さい頃から少しでも聞いているほうが、一から始めるより楽デス。

また、世界的にも一番流通しているのがアメリカ英語であると思われます。
どこの国でも通じやすいし、スタンダード。

一端身に付けてしまえば、他のなまり(イギリスやオーストラリアの)の英語も分かるようになるので、まず自分がしゃべる英語としては、アメリカ英語かな、と思うのです。

もちろん、この先イギリスに留学したい、とか、大好きな俳優さんがオージーなので、ぜひオーストラリア英語を理解できるようになりたい、とかいう明確な理由がある場合は別デス。




スタンダードなイギリス英語は『クイーンズイングリッシュ』といわれて、品のいい英語とされてます。

家族Bの友達がしゃべってるのを聞いても、やっぱりクイーンズイングリッシュは綺麗デス。
RとかAの音が上品で、歯切れがいいし、イントネーションも飄々とした感じ。

家族Bは小さい頃からイギリス人のチューターをつけたりしていたし、イギリス領の国にいた時間が長く、友達でもイギリス人が多いので、イギリス英語もしゃべれますが、アメリカンスクールに通っていたので、基本的にはアメリカ英語を使うことが多いみたい。

イギリス人がクイーンズイングリッシュを話すのはいいのですが、たとえばアメリカ人がクイーンズイングリッシュで話していると、「すかしてる」感じがすることもままあるようデス。
かっこつけてるっていうか。

まあ、それなりの上流階級出身で、オクスフォードに留学してました、なんていう人は問題ないのかもしれませんが・・・
でもあまり聞いたことはないですね。ふざけているとき以外は。

でも日本人がクイーンズイングリッシュを流暢にしゃべるのなら「おおお~~」って感じかな。
ただし『流暢にしゃべれるなら』って一言付け加えちゃいたくなりますが・・・。




でもって、ここだけの話ですが、オーストラリア英語は・・・・
はっきり申し上げますと、明確な目的がある以外は、これから世界に羽ばたく人が身に付ける英語としてはどうかな、と思います。
とくにオーストラリア以外の国にも行きたい、と思っている方には・・・・。
とりあえずはやっぱりアメリカ英語がお勧めかな。


これはjesterの偏見、といわれればそれまでなんですけれど、オーストラリア英語は世界的にはちょっと「田舎のなまり扱い」とでも申しましょうか・・・・そんなイメージがあります。

ま、ぶっちゃけた話、よその国ですごいオージーなまりで話していると、それを聞いてて陰で笑うような人もいるんですよ。

いや笑われたっていいのです!

あの、オーストラリアの素朴~~な明るい人たち、わたし大好き!!でもって、いつか移住するならオーストラリアがいいなあ~~なんて思うぐらいなんです。

なんか歴史の重圧がない分、人の考え方が開放的だし、日本人を差別するような意識が少ないと思います。
対日感情がいいのですよ。オーストラリアで嫌な思いした事はあまりありません!(でも悲しいことに少しはありますが・・・)
よそ者にオープンで、その上アメリカ人ほど荒れたりすれたりしてないところも好きデス。

土地柄か、じめじめとした感じがなくて、私は本当にオーストラリア大好き人間なのですけれど。

でもでも、ただ「言語」として考えたとき、オーストラリアに「語学留学」(異文化を知りたくて、というのはいいと思います!)とか、オーストラリア人に英語を習う、というのは・・・・・どうかな~~?

『インドに語学留学』ほどではなくても、jester的には考えてしまいます。

外国人が、日本語を習うのに、地方でもお勉強は出来ます。
人がよくて、物価が安くて、空気もよくて、いいことはたくさんありますよね。
でも、日常生活の中で日本語を実際に使う場面で、ローカルな人は土地の方言(そこでしか使わない単語とかイントネーション)を使うから、その意味も憶えなくてはいけないし、それを「日本語だ」と思っても、日本のほかのところでは通じないことがあります。だから、最初に勉強するなら、できたら標準語が使われている地域のほうがいいかな? というぐらいの感じです。

(日本の語学学校でも、オージーはネイティブの先生として一杯いるらしいですが、そういう場合はなまりを矯正してらっしゃるのでしょうね・・・・。
むかし、英語のネイティブが数少なくて、フィリピン人やインド人がネイティブとして英語を教えているって聞いたことがありましたけれど・・・。
ま、ちょっとした会話ならいいのかなあ・・・・
海外で暮らしたことがない日本人の先生よりはましか?


ま、オージーだってシドニーではタスマニアから来た人を「あのタスマニアなまりのひどいイナカッペ」なんて陰で笑ましたから・・・(実話)

日本から見たら、シドニーだってタスマニアだって、同じオーストラリアだってば~~



とまあ、ごちゃごちゃ細かいことを言ってきましたが、突っ込みどころ満載のお話になってきてしまいました。変なこといってたらごめんなさ~~い!

しかしこれ以上なまりについていろいろ細かいことを書いても長くなるだけなので、概要だけ書いて、この辺で次に進みますね。

今まで書いたことは、初心者が日本で英語の耳慣れにDVDを選ぶとき、という前提のもと ということでご了承くださいませ。
しかも、「jesterが思うのには」、ということなので、ほかの意見がある方ももちろんいらっしゃると思いますデス。


で、具体的にどんなDVDがお勧めか
たとえばこれなんかいかがでしょう?

サウンド・オブ・ミュージック プレミアム・エディション 美女と野獣 ― スペシャル・リミテッド・エディション





詳しくは・・・また続きます・・・・・

英語耳慣れ術 その3

2005-12-11 | ENGLISH BOOK & STUDY
この前の記事で、jesterがDVDを使って英語の耳慣れをしている、って書きました。
それで、『好きな映画、好きな俳優さんの出ている映画』って書いたのですが、一つ問題が。

それはなまりであります。

たとえばjesterが青森に行って津軽弁を駆使なさる方と会話をしたりすると、お話の半分ぐらいは分かりません・・・・

これと同じことが英語でももちろんあります。


英語のなまりを大きく分ければ アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語 というところでしょうか。

この国の中でも地方によっては特別ななまりがあるし、そのほかに、イタリア人のしゃべる英語(イタリッシュ)、インド人のしゃべる英語(インドリッシュ)、広東人のしゃべる英語(カントリッシュ)、などなど、その国によって独特のなまりがあります。 (カッコ内はあだ名です)

昔「英語の勉強をしに、インドに留学したいのだけれど」という相談を受けてのけぞったことがあります。
インドリッシュをしゃべれるようになりたいのだろうか・・・・・


で、結論から先に言うと、jesterは
日本人がDVDで勉強するなら、とりあえずアメリカンイングリッシュをお勧めします。

CNNなどのアナウンサーがしゃべるような典型的なアメリカンイングリッシュ。


その理由は・・・  
長くなるのでまた・・・・
続きます・・・

英語耳慣れ術その2

2005-12-05 | ENGLISH BOOK & STUDY
昨日、DVDを使う耳慣れのお話をしました。

jesterがこれがすごく有効、って感じたのは、海外に住んでいて、英語を聞き取らなくてはニュースでなにを言っているのかも分からず、必死で聞き取っているうちに、驚くほど英語が聞こえるようになってきた経験からなのです。


字幕もなく、とにかく「聞こえる音」と「画面」を手がかりに、必死に分かろうと努力する、という戦いを6ヶ月も続けていると、目からうろこ・・・・というか耳から耳垢(殴!!!) という感じで、いつの間にか英語が聞き取れるようになっていました。

それまでは、英語の字幕があれば分かる内容なのに、耳で聞いただけじゃよく分からない、という状況だったのに、音だけで分かるようになったのです。

1日に1~2時間はそんなことをしていたかなあ。使っていたのは朝のニュースと夕方の帯ドラマですね~。
それと家事をするときなんかも英語のテレビはついてましたです。

聞き取れたら、その中から知らない単語を辞書で引き、憶える、の繰り返し。
段々にニュースがわかるようになってきたときは、かなり嬉しかったデス



でもDVDを効果的に使えば、こんなに時間をかけなくてもいいとおもうのです。
ずっと時間が短縮できるし、好きな映画だったらさくさくはかどります。
音楽がお好きな方なら、好きなミュージシャンの音楽を使うのもいいかもしれません。


「もし聞き取れるものがあったら、それをスペルはめちゃくちゃでいいからノートに書き取るのです。聞き取れた音だけでいいデス。」
 
って書きましたが、これは「ぼ~~」っと聞き流さない、真剣にどんな音が聞こえるのか、自分の耳に頼ってがんばるのに有効デス。

「ぼ~~」と聞いていてもいつかは耳がなれると思いますが、それではすごく時間がかかります。
まずは英語字幕もださないで、目を閉じて、聞こえる音が「あ」なのか「え」なのか、「ヴァ」なのか「バ」なのか、聞いてみてください。

英語には日本語にない音があります。文字に頼っていると、へたするとカタカナ発音が先に浮かんでしまい、本当の音が聞こえにくくなってしまう気がします。

文字にとらわれずに、「どう聞こえるのか」だけに集中します。できたら、それを口に出していってみます。(これが同時に出来るようになると、シャドウイング、っていうんですよね)
そして書きます。
(このへん、Hey Jude を必死で聞き取ってた小学校の頃から進化がないのですが・・・・)

DVDだとポーズできるので、聞き取れたら止めて、言ってみて書いて、また聞き取る、を繰り返すといいと思います。
最初は3分のシーンを聞き取るのに30分かかるかもしれません。

でも大丈夫。この方法を続けるうちに、どんどん楽になりますよ。
それに繰り返して聞き取ろうとしているうちに自然に覚えてしまいます。
英語字幕で、聞き取ったものをチェック。

あとは寝る前にでも、お風呂ででも、トイレででも、電車の待ち時間にでも、俳優さんになりきって憶えたせりふを繰り返すだけ。
笑ったり怒ったり叫んだり、アクセントも強調する単語も表情もまねしてくださいね。

自分の口から出る音を聞く、というのも、耳慣れの方法の一つデス。

そしてもし英語でしゃべるチャンスがあったら、この台詞を応用して使ってみてください。


大好きな映画/ドラマのDVDと鉛筆と紙があればできる安上がりなこの方法、ぜひお試しを。

(VTRでも出来ますが、字幕を消したり英語字幕に出来ないところが不便デス。とりあえず日本語字幕だけでもその部分に紙を張ったりして、見えなくしてやるといいとおもいます)


 
さて、映画やドラマを英語の耳慣れに使うには、なるべく発音のはっきりした、綺麗な英語を選ぶといいと思うのです。

(残念ながらヴィゴはあまりはっきり発音してくれません・・・・・)

最近気に入っているのは、Batman Bigins のレイチェルの役のケイティ・ホームズの発音。
とってもクリアで頭がよさそうデス。
(外観はそれほど好きじゃないのに、彼女の英語が好きなの)

執事のマイケル・ケインのしゃべり方も好き。


もちろん大好きなロード・オブ・ザ・リングスでも散々やりました。
だから好きな台詞は結構今でもいえます。

ROTKでピピンとガン爺がミナスティリスでトロルに攻められている扉の内側ではなす、


Pippin: I didn't think it would end this way.
Gandalf: End? No, the journey doesn't end here. Death is just another path, one that we all must take. The grey rain-curtain of this world rolls back, and all turns to silver glass, and then you see it.
Pippin: What? Gandalf? See what?
Gandalf: White shores, and beyond, a far green country under a swift sunrise.
Pippin: Well, that isn't so bad.
Gandalf: No. No, it isn't.

なんて会話も大好きなんでございます♪
もうお風呂に入って、とか、お料理をしつつも、ガンダルフとピピンになりきり、脳内で音楽まで再生しつつ繰り返して遊んでました。

ピピンはスコットランドなまりがかなり強くありますから e の発音が強かったりしますが、ガン爺はゆっくり話すし、綺麗な英語だと思います。(トールキン教授のオクスフォードなまりを真似してるともいわれてます)


映画館で映画を見ているときも、「字幕を見ずに聞こえた音を口から言ってみる」のって、勉強になりますよ。

「きゃ~~この映画つまらない! お金と時間の無駄かも!」
というはずれの映画でも、「英語の勉強だし」と開き直れます。

ただし、混んでいる映画館では周りの方に迷惑になるので注意してくださいね~

英語耳慣れ術

2005-12-04 | ENGLISH BOOK & STUDY
前に「英語の勉強では耳慣らしも大切!」って書いたのです。それで、どんな方法がありますか?というコメントをいただきました。

日本に住んでいると、英語を聞くというチャンスがほとんどありません。多分1日2~3時間ぐらい聞いていると、嫌でも耳がなれると思うのですが・・・・

エ~~と思われるかもしれませんが、これってそれほど難しいことじゃないんですよね。
ニュースをBSとかCSのCNNやBBCなんかで聞いてみる。ドラマを英語で見る。
電車の中や移動中でもMDなんかを使って、音楽とかテレビや映画からとった台詞の入っているものなんかを聞いたり、家事をしているときに、DVDをかけておいたり。

で、繰り返し聞いていると、自然と耳に入ってくる単語や文章が、音として定着してきます。


jesterが時々やるのは、大好きな映画やドラマのDVDを使って集中的に耳を慣らすこと。

英語の教材でも最近は優れたものが出ていますが、続けてやるのは苦痛という人もいると思います。
映画が好きで、お気に入りの俳優さんがいる人なら、苦痛どころか喜び、っていう、画期的な(?)方法なんですよ。

まずですね、字幕なしで映画を見ます
その時、もし聞き取れるものがあったら、それをスペルはめちゃくちゃでいいからノートに書き取るのです。聞き取れた音だけでいいデス。
しかも映画全部じゃなくて、好きな俳優さんの台詞だけでいいんですよ。
好きなシーンだけでもいいデス。
自分の耳には音としてどんな風に聞こえているのか、確認します。どのぐらい聞き取れるかもはっきりします。

それをやったら、英語字幕をだしてみて、自分が聞き取ったものを確認していきます。自分の耳で聞こえた音と、文章にして読んだものの違いをチェック。

次に、俳優さんの台詞に合わせて、何回もそのせりふを言って覚えます。このときは、笑い声とか声の高低、出来たら表情までまねしちゃうの。思いっきり感情をこめて・・・

その映画をMDなどに録音して、何回も何回も聞いて覚える。そして大きな声をだしてそれを言ってみる。できたら自分の声も録音して、俳優さんのと似ているかチェックして、違う風に聞こえるところは直すようにしたりするといいデス。

ここまで来ると、暇なときに、この覚えた台詞を繰り返して言ってみる、っていうだけで、立派なお勉強になるんですよ。

なんか日常会話で使えそうなシーンを選んでもいいし、自分を励ますような台詞だったり、幸せになれるような台詞を選べば、精神的にもいいと思います。



長くなってきたので、続きは明日・・・・

Brother Cadfael   An Excellent Mystery

2005-12-03 | ENGLISH BOOK & STUDY
修道士カドフェルシリーズっていうドラマをご存知でしょうか?
まえにNHKのBSで放送されたらしく、また今でも時々ミステリーチャンネルで放送されていますが。



その原作の11巻、An Excellent Mysteryを読みました。
10巻までは友達に借りて和訳で読んだのですが、とある理由から、この巻から英語で読み始めました。

これが、「修道院用語」と「12世紀のイギリス内政史用語」がたっぷり含まれていて、jesterのvocabularyから大幅に逸脱しておりますのです。

その上カドフェルがハーブを使って患者を治療する施療院関連の単語も見慣れないのが多くて~~

たいていいつもだと、どんなに分からなくても50ページぐらい我慢して辞書をひき引き読むと、何とか分かるようになるのですが・・・・

(これを『50ページ現象』と読んでおります。以前は100ページだったのが、最近50ページぐらいになってきました・・・)

結局単語ノート9ページ分も知らない単語を引いてしまった。

(さっき一端ここにその一部を書き込んだのですが、なぜか全部飛んでしまったの。もう書く気力がないので、単語リストは飛ばします・・・・)



その上、英語が難しいの!!! ぜいぜい・・・

12世紀の感じをだすために、古い英語が使われているというのもあるのでしょうけれど、格調高すぎて時々意味が分からない・・・・


ハリポタもそうですが、最近のベストセラーはたいていとっても読みやすい英語で書かれています。
よく分からないような部分は飛ばして読んでも、必ず繰り返されて説明されていて、なんとなく分かるようになるのが多いと思います。

でもこの本は、先が気になって飛ばし読みすると、「ここはどこ?あなたはだれ?」となってしまい、仕方なく分かるところまで戻る羽目に。



話の筋は最初のほうで分かってしまい、「何でみんなJulianがどうなったか分からないの~~」と思って読んでましたが、カドフェルがどう収めるのかが知りたくて、最後まで読んでしまいました。

Brother Humilis と Brother Fidelis がとても切なくて、涙する場面も・・・

カドフェル独特の世界。その暖かさ、落ち着き、登場人物の魅力があいまって、謎解きミステリーというよりは世話物を読んでいるような感じ。
それが魅力で、また次の巻をアマゾンでポチしました。



和訳本が光文社から出ています。

しかし、今回手元に和訳本があったので、ちょっと原文とつき合わせてみましたが・・・・・

原書が難しいので、困難な和訳だろうなとは思うのですが、時々、はしょってあったり、単語を抜かしていたり・・・・・・
いろいろ問題がある和訳ではないのかしら、と感じました。

この巻から英語で読み始めた理由の一つは『和訳の文章の違和感』だったのです・・・

英語のお勉強の本♪

2005-11-09 | ENGLISH BOOK & STUDY
で、なが~~い前置きが終わって、本題にやっと入ります。

実は真剣に読んでみたら、辛口のレビューになりそうだったので、最初にちょっと言い訳しようと思ってたらあんなに長い前置きになってしまったのですが、

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本についてです。

前にチラッと読んでみたときは、「ふ~~ん、文法解説つきの『多読』本」だな、って思ったのです。

で、今回jesterにしては真剣に(爆)読んでみて思ったことを正直に書きますと・・・。

前書きで、著者の向山淳子さんが書いている、

『野球のルールブックだけ読んでも野球は出来るようにならない。道具だけ与えても出来るようにならない。英語もそう』

っていうのは、本当にそうだな、と思いました。

だから、難しいルールばかり勉強するのではなくて、英語の簡単なルールを理解しながら、それに沿った平易なお話を読んでだんだんに勉強する、っていう考え方も賛成デス。

でも・・・・

「英語は本を読めば出来るようになる」っていうのは、ちょと極論では・・・・・

とも思うのです。たとえ「『日本では』一番いい方法」という断り書きがついていたとしても。

その話はあとで書きますね。


で、この本の文法の解説は、学校では英語が嫌いだったし、今もとても英語が苦手、という人にはとっつきやすいのかもしれません。

文法用語を使ってないし、絵が豊富だし、猫がでてくるし(jesterは猫好き)。

ただ、jester的には『主語』を『主役』、『形容詞』を『化粧品』とかって言い換えるのは、どうかなって思います。

この本は大人向けに書かれてるわけですよね。それが、なんか、
分数の割り算を林檎に例えて幼稚園児に説明しているみたい・・・・
無理がないか、それって・・・・ 
この辺は完全に個人の好みですけれど・・・。

う~~ん、そういうところが新鮮で売れたのかな? 

でも、もっと勉強したくなったら結局ちゃんとした文法用語も知らなくちゃいけないわけで、赤ちゃん言葉みたいな物を使わなくても、最初から主語は主語、動詞は動詞、っていったほうが、最終的にはいいのではないかとjesterは思いました。 

ああして書くと、一見簡単に見えるけれども、実はその簡単な図式だけでは解けない計算式をこれから解かなくちゃいけないわけで、結局は遠回りなんじゃないかな、と。



最初に大発見みたいに書かれている、「英語は主語から述語へ関係が必ず後ろ向きに流れる」っていうのも、よく考えれば常識ですよね・・・・

(例外を上げれば、英語だって倒置法とかあります。少し古い英語ならめちゃくちゃたくさんでてきます)

基本を書いているんだ、といわれればそれまでですが、文法解説書としてはあれでは当然全然内容が足りなくて、あれだけ読んでも英文法はほんとうには判らないです。

そして、平易に書かれた文法書というのなら、他にもっといいのがたくさん出ていると思います。

たとえば、高校の英文法を基本からおさらいする本 高校の英文法を基本からおさらいする本 イチからやり直し編 などは、説明が先生と生徒の会話みたいになっていて、難しい部分がとても分かりやすく解説されていると思います。

「イチからやり直し編」と「一歩前進編」の2冊でてますが、なるほど~~と思って読んだところが結構ありました。

著者は大手受験予備校で教えてらっしゃる方らしいですが、『英語が苦手な大学受験生の指導にかけては、自他ともに認める第一人者』なんだそうです。
予備校侮るべからず! 
人気があれば億万長者、でも生徒が集まらなかったら即首、という予備校では、『分かりやすく教えることに命をかけてる』講師のかたがたくさんいるようです。
家族Bが持ってる、予備校の名物講師が書かれた参考書なんか読んでも、しゃべり言葉だったり、CDがついてたり、昔と比べて最近のは工夫されていてとっても面白い!

この本も、そこいらの名前も聞いたことのないような大学の教授より、よっぽど分かりやすく英文法を説明してくれてます。
『受講生は、軒並み英語を得意教科に変え』っていうのもうなずける感じ。講義を聴いてみたいな♪
jesterはこの本がお勧めです。

それと、とことんわかりやすく解説した中学3年分の英語とことんわかりやすく解説した中学3年分の英語 なんていうのもでてます。
 
ちょっと参考書チックですが、丁寧に説明してあるので、この人の解説が判りやすいと思う方で、中学からやり直したいという方はこっちでもいいかも。
 
でも、「高校の英文法を基本からおさらいする本」のほうが分かりやすい気がするのは、やっぱりテンポのよい会話の形で説明してくれてるからかなあ。
津守先生が中学文法版も書いてくれるといいのに。


そして、こういうので全般をつかんでから、もしもっとよく理解したくなったり、さらにわからないところが出てきたら、詳しい辞書みたいに見られる文法書を1冊かって、分からなくなったら調べる、というのがいいのではないかしら。


こういった辞書的な解説書では、英文法解説英文法解説 をjesterは使っております。

江川泰一朗さんの本は高校の副読本だった薄くて白い表紙の「A new guide to English Grammar」からのお付き合いです。

「高校のとき使ってたみたいな分かりやすい本がいいな~~」と思って本屋さんで長い時間をかけて、いろいろ比べてこの本を選んだら、偶然著者が同じで感動しました。まだ生きてたのね・・・(殴)みたいな。


それからビッグ・ファット・キャットではルビで日本語がついている解説付き絵本が巻末についてるって言うのも、簡単そうに見える文法書と一緒で、うまい商法ですよね。

今読んだことをすぐに試せますもの。
新しくもう1冊読むための本を選んで買わなくてすみます。
めんどくさくないデス。
(しかも日本語の意味ルビつき、難しい文法・単語なし、で、「あ~~~、英語分かるようになった!!」と勘違いで喜べるし)

でも、解説つきなのは便利かもしれませんが、お話が面白いですか? 
jesterはその後に出たビッグ・ファット・キャット絵本(向山淳子さんの息子の向山貴彦が書いている)も3冊ほど読んでみましたが、話自体、あんまり面白いとはおもいませんでした・・・
今時、ティーンエイジャーが書く漫画でも、もっうちょっとひねりがある筋だよね・・・なんて思ったりして・・・・(殴
まあこの辺も個人の嗜好ですが。 

「これは英語の勉強の本なんだから、話の筋は二の次で、文法書を読むより面白いんだからいいじゃない」って思われますか?

jesterは解説がついているからって子供だましみたいな本を読むなら、自分が面白いと思うペイパーバックを選んで読んだほうがよっぽど楽しいと思います。  
しかもビッグ・ファット・キャット本1冊の値段で2冊買えて、内容はもっと濃いし。

(だいたい、向山貴彦の「童話物語」だって本格的ファンタジーなんて帯に書いてあったから期待して読んだら、「こんなもんが売れるかな」って適当に書いたって感じでjesterにはぜんぜん面白くなかったデス。だから「大の大人が母ちゃんのふんどしで相撲とるな」なんて、いぢわるなことを思ってしまう)

一見、とても分かりやすいように見えるけれども、実は文法書としても、多読用の本としても、少々寸足らず? でも売り方上手。
厳しいいい方ですが、「英語力が本当につくか」という視点で読んでみたら、jesterはそんな感想を持ちました。

本来辛口のレビューはあまり書かないjesterですが、今回はリクエストがあったので、正直に書いてしまいました。
この本がお好きな方にはごめんなさいです~~。



 さて、上でちょっと書いた「英語は本を読めば出来るようになるか」っていうことなんですけれど・・・・。


jesterが海外で暮らしてみて、一番感じたのは『耳が慣れてない』てことでした。

英語の本は結構読んでいたので、文章にされて見せられれば分かるのに、話されると分からない。

本を読んでると、分からないと前にもどって確認できるので、『認識の甘え』とでもいうものが出来るような気がするんです。

つまり、最初に主語と述語をきっちりと捕らえるくせがつかない、というか。

本を読んでたら、すごい長い文でも、読んでいるうちに分からなくなったらすぐ元にもどってみたり出来ますよね。
日本語の語順に慣れている日本人なら、主語が不明確だったり、動詞が最後に来ますから、最初にあまり緊張しないような気がします。

でも、英語で会話をしていると、まずきっちり主語と述語を把握するっていうのがとっても大切で、こういう癖がない日本人には不慣れな部分なんじゃないかと思うのです。

で、多読で勉強していると、どうしても返り読みしたくなるんですね。
これは、同じ多読本の 100万語多読入門100万語多読入門 なんかでは明確に『絶対返り読みしない』ってルールにしてますけれど、心にそう決めてても、そう簡単にこの癖を直すのは難しいと思います。

だから、多読だけで勉強を続けていても、本は読めるようになるけれど、映画をみていても分からないし、会話をしてもよくわからない、って言うようになってしまうのでは、と思います。

文のはじめを聞いているとき、ぼんやりしてるんですよ。←特に自分。
だから最後まで聞いたときよくわからず、へ?ってなっちゃうの。

じゃあどうすればいいんだよ~っていわれるかもしれませんが。

めちゃくちゃ長くなってしまったので、指も疲れたし(爆)(JUNeK-CINEMAにも長編連載しててつかれてます。←自分で好きでやっているのだが)
続きはまたいつか・・・・ということで、
          
これでおしまい。
最後まで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました~~。

jesterと英語 

2005-11-08 | ENGLISH BOOK & STUDY
以前にここで、 ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 はどう思いますか? ていうご質問をいただいたことがあるのです。

簡単な英語の本のご紹介とか英語の勉強について、なんていうことを今まで書き散らしてきたので、ご質問いただいたのだと思います。

この本は爆発的に売れたらしいですね。前に本屋さんでパラパラっと見たことがあったのですが、きちんと読んだことがなかったので、これを機会に読んでみました。


で、感想を書く前に、ちょっとjesterと英語のことを書きます。
え?? そんなの興味ない?? きゃ~~ん、すみません!
でももしかして、これから英語を本気で勉強しようと思っている方とか、お金をかけないで英語をマスターしたい方とか、子供の英語教育を考えている方には少しヒントになるかも?(????)
(いや、ぜんぜんならないかも・・・・ ご興味のない方は流してください!)


jesterの英語との出会いは結構幸せなものでした。

忘れもしない、小学校4年生のとき、なぜか突然

 「BeatlesのHey, Jude が歌いたいたい!!!」 と思ったのです。

何でなんだか本人も分からず、とにかく
「かっこいい!! あの歌が歌いたい
という熱情が鼻たれ少女jesterを包み込み・・・・・(昔から変なやつでした)


で、お年玉を溜めたお小遣いを握り締めて、生まれて初めてレコード屋さんに。
ヒゲモジャのポールのアップにびびりながら、初めて買ったドーナツ版シングル。
真ん中に大きな林檎のついているアップルレーベルで、透明な赤いレコードでした。
ビートルズがどんな人たちかも実はよく知りませんでした。

今かんがえると、歌詞カードとかついてなかったのか? 
いやあっても英語読めなかったけど、大人に読んでもらうとか出来なかったのか? 
と思うのですが、その時jesterのやったこと。

とにかく、擦り切れるほど何回も何回も聞いて、意味も分からないのに、聞き取った!! 

「へい、じゅー
どんめきばー ていか、さっ、そーん あん めい げ べら~
ざめね、とぅ れらー あんだよー すきん 
ぜん よーびぎーん とぅ めいげ、べらー♪」
 

何語???
いや、まじに、こういう風にひらがなで書いてました。ノートに。
全部音として聞き取り、それからメロディに乗せて、歌えるまで必死で練習しました。
そして、ともだちのいるところで、さりげなく、鼻歌風に歌って聞かせたんですね。

これが。

「すげ~~~!! 英語の歌!!Beatles!!」 と、洟垂れ小僧どもの賞賛のまなざしを浴びました。(と本人は思ったのだ。)

なんしろ煽てられると銀杏の木でも登ってしまうjesterのことです。 
これで調子に乗って、せっせとレコードを買っては聞き取って、憶える、という遊びを宿題もしないで、飽きることなくやっておりました。

覚えた歌は、Beatlesほとんど全部、サイモンとガーファンクル、カーペンターズ・・・・などなど。

意味は相変わらず全然分からないので、お経みたいなもんですが、英語の響きが好きになり、楽しくて楽しくて、やってるうちに耳覚えのある単語が増えて、簡単に覚えられるようになり、ちょっとはお経を脱して、英語らしい巻き舌なども取り入れ、分からないところは適当に作り(爆)中学に入るまで、ずっとこれをやって遊んではお風呂などで歌っておりました。

あとね、姉貴が持っていた、映画「ある愛の歌」の台詞が入っているLPというのがあったのですが、これも姉貴の眼を盗んで聞いては憶えて、ひとりで壁に向かって『英語しゃべれるふりごっこ』をして遊んでました。
かなりきわどい台詞もあったと思うのだけれど、意味が分かってないので、平気で大声て言ってたと思う。

で、中学に入って初めて英語を習ったのですが、耳で聞いていた単語が意味を持って本の上に出てくるので、感激。
「ああ、あのうたのここはこういう意味なのね~~」などと、パズルのピースがぴしゃぴしゃと当てはまるように分かってくる面白さ。

努力とか根性とかが苦手なjesterなのに、その後、英語の勉強でいやだと思ったことはなかったのでした。
なので、それなりの成績をとり、受験ではまったく苦手な数学とか物理とかを、英語でカバーしてやりくりできました。

大学に入ってからは、ESSにはいって、ディベートセクションのチーフをして大会に出たりしてまして、アルバイトでは受験生の家庭教師とか、塾の先生をして英語を教える、なんてことまでしておりました。(冷や汗・・・・)

つまりjesterの英語の勉強にはほとんどお金がかかっていない!!! 
・・しかもわずかな資金の元はちゃんと取ってる・・・・のであります・・・・。


就職は英語とは無関係な職場でしたが、生活のなかで英語から離れたことはなくて、英語でしゃべるサークルを作ったり、隣に住んでたアメリカ人に日本語を教えたり。英語との蜜月といってもいい時代でありました。


そのうち、結婚して、子供が生まれ、夫の転勤で海外で暮らすようになって、英語が生活のツールとして必需品になりました。

といっても、アメリカとかイギリスで暮らしているからって、英語が上達するかっていうと、そうでもないんですね。
実際、夫の転勤で、英語圏の海外に10年以上暮らしているっていう人でも、全然しゃべれない人って結構たくさんいるんですよ。


日本人の多いところに住んでいると、ほんの片言、挨拶とか買い物とか電話の応対ぐらいができれば、難しい交渉ごとは夫に任せて、家では日本語のテレビと日本語の新聞を読んで暮らせるのです。
子供が日本人学校に通っていたりすると、交友関係も日本人になり、込み入った話を英語でするチャンスもほとんどなくなってしまいます。

もったいないですね・・・・


jesterは「へいじゅー♪どんめいげばー」のおかげで、もともと英語好きだったし、活字中毒なのに日本語の本は手に入らないし、で、割と積極的に英語を使う場所に出かけたり、ペーパーバックを買って読んだりして、それなりに英語がだんだんと生活で使えるものになり、それなりに英語で考える『英語脳』がわずかながら形成されてきたみたいです。


現在は、日本に帰ってきて5年も経つので、大分『英語脳』もさび付いてきましたが、今でもTOEICなんかを受けるとレベルAで900点以上(ひ~~はずかし)はなんとか取れてます。
ま、一応、「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションが出来る」っていうレベルに入ってるみたいです。(野暮なことを書いて不快に思われたらごめんなさい。客観的に見てどうか、ということを数字で書きたかっただけなのでお許しを)
で、アルバイトで時々、英語を使うお仕事をしたりしてます。


し・・・ しか~~し!!!!


告白します。やっぱり日本語のほうがい~~い!(爆)

家族Bの在校証明書を至急とらなくちゃいけなくて、海外へ電話しなくちゃ! というと、もう家族間で押し付け合いっこ・・・・・ 

「あんた、仕事でしょっちゅう電話してるんでしょ! しゃべってよ!」
「なにを言ってるんだ。俺は最近国内の案件をしてるんだ。お前こそ通訳をやってるじゃないか!」
「電話は苦手なんだよ~~・・・そんじゃ、あんた、帰国子女でしょ!英検1級持ってるでしょ!」
「嫌だよ~~!絶対いや! もう英語忘れた!!お母さんしゃべりな!!!」
「きゃあああ、いやああああ。あ、もう相手が出ちゃったよ!!! 受話器ごみばこにすててえええ!   ・・・・・・・・・ごほごほ・・・・・は、は、はろー・・・

・・・・という具合に、凄惨な電話の押し付け争いが起こるのです・・・


人間って、安易な場所に落ち着くと、そこから出るのがほんとに苦痛になってしまう生き物なんですね・・・・。

しかも、知らない単語は海の砂ほどあるし・・・
どんどん忘れちゃうし・・・・
文法とか聞かれてもわからないし・・・・
意味が分かっても日本語に訳すことができなくて、もじもじするし・・・
仕事でもとんでもないくだらない間違いをするし・・・・
まだまだ道は遠いのです・・・・。


あああ、書いても書いても、結論まで行き着かない・・・・・
本の感想を書こうと思ってたのに・・・・・(爆)

すごく長くなってしまったので、これで送信できないと悲惨だし、一端アップしてしまいます。
続きはまた次回に続きます・・・・
ごめんなさい~~!(最近こればっか)

大人が読んで面白くて平易な英語の本。その1

2005-11-02 | ENGLISH BOOK & STUDY
プーラン・デヴィって、知ってますか?
インドの最貧民層から国会議員になった女の人です。
日本にも講演に来たことがあるんですよ。

でも4年ほど前に暗殺されてしまいました。

彼女が書いたこの本、I, Phoolan Devi  0751519642
・・・・といっても実際は彼女の語りを聞いて、ライターが書いた本なのですが、まさにすさまじい人生です。

犬以下の極貧生活、11歳で意味も分からず結婚、虐待されて実家にもどるが、父の目の前での暴行にレイプ。
盗賊団に入って、他の盗賊団と抗争。
盗賊団の頭目になり、過去に自分に暴力を振るった人間たちを次々に射殺・・・
司法取引で投降。

そして国会議員へ。カーストや性差別と戦う。

ノーベル平和賞候補にまでなるが、自宅前で暗殺・・・・・

これがインドの現実です。しかもリアルタイムの。

あまり教育も受けていないだろう彼女がとつとつと語った話を平易な英語でまとめてあり、暗い内容ながら最後まで読んでしまいます。
ノンフィクションとしても優れていて、考えさせられる本です。


私はこの本を現地インドで読み、その時は彼女はまた生きていました。
ニュースなどでもよく彼女を見ました。

しかし、2001年7月25日に暗殺されてしまいました。残念です。
ご冥福を祈ります。



この本の和訳も出ています。女盗賊プーラン〈上巻〉4794207468

女盗賊プーラン〈下巻〉4794207476