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日本裁判官ネットワークブログ

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法廷で裁判官が襲われる

2007年05月08日 | Weblog
法廷で裁判官が襲われ,法服が破られる事件があったようです。開かれた裁判所と警備の問題は,緊張関係にありますね。こういう事件があると,警備に重心が係るような気がします。ただ,リスクがあっても開かれた裁判所の理念を進めていくためには,警備と両立させるべきかもしれません。外国の裁判所は,双方を共に追及しているような気がします。以下は,朝日新聞からです。(瑞祥)


法廷で裁判官の服破った男を刑事告発 東京地裁

 東京地裁で4月、刑事事件の公判後に法廷で暴れた傍聴人の男が、制裁処分を決める裁判で法壇に駆け上って裁判官に襲いかかり、法服を破るなどしていたことが分かった。同地裁は、男が法廷の秩序を乱したとして、身柄を20日間拘束する監置処分とした。同地裁は7日までに、公務執行妨害容疑で捜査当局に刑事告発した。

 騒ぎがあったのは、4月18日に開かれた、米国人の格闘技講師ビーモン・テリー・イ被告(51)と妻(47)の公判。

 関係者によると、同日、公判終了後に支援者の男が傍聴席から退廷せず、注意した警備員に殴りかかるなどした。同地裁が拘束を命じ、同日中に制裁処分を決める裁判が行われた。

 検察側は、ビーモン被告が自宅の空手道場で格闘技を教えながらカルトまがいの集団を主宰しているとみている。法廷で騒いだ男は、ビーモン被告を支持する趣旨の発言をしていたが、身元を明らかにしていないという。

 ビーモン被告ら2人は94年に当時4歳の次男を木の棒で殴るなどして死亡させたとして、00年に傷害致死罪で起訴された。ビーモン被告は無罪を主張し、通訳が正確かどうかなどを巡って公判は長期化している。

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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場違いなところに・・・ (市井太刀夫)
2007-05-09 19:54:23
 裁判って人間による天秤であって、犯罪、若しくは
行為に対する刑罰はつりあいのとれた、相応なものでなければならないのでは?
 実は私は精神科の病院に通う、元法学部の学生で、
大学中退して20数年が経ちます。私の通う病院には驚いたことに玄関に『警察官立寄所』なる表示が掲示されてます。以前、通ってた通所授産施設にも『この顔にピーンときたら110番』なんてポスターが掲示されていたのも記憶にあります。もちろん、スタッフに苦情を申し立てて撤去、廃棄してもらいました。私ら、いわゆる精神障碍者は刑法で「刑罰を科すことはできない者」とされています。それらについて、『有難迷惑だ!』と世間様に申し上げたい。そんな法律があるから吾々、精神障碍者が地域で幸せに暮らすことがいつまでもできず、作業所や施設で本当に一生をなんにもできないで、社会に背を向けて死んでるみたいに生きなければならないのか?
 話を戻せば、法服引き破った容疑者も、場違いなこと、あってはならないことをホントにしちゃいましたね。かく言う私も岡本太郎先生の『対立こそが調和なんだ!』という金言が気に入ってて、和を基調とする日本でこんなこと言う私もホントの場違い?

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Unknown (Unknown)
2008-04-08 21:42:48
この男、チョー役2年で服役中。



でも、模範シュらしいよ

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