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ロシア最高裁は、今月1日、革命政権によって1918年7月17日に銃殺されたロマノフ朝最後の皇帝ニコライ2世とその家族6人が政治弾圧の犠牲者だったとし、90年ぶりに名誉回復を認める判決を下したそうです。
昨年11月、同裁判所は名誉回復を求めた皇族末裔らの訴えを退けたものの、最上級審である同裁判所幹部会が上告を受けてその判決を破棄したといいます。これまで下級審は「国家権力が殺害を命じた証拠はない」などとする検察側の主張に沿った判断を下していました。
それにしても、名誉回復が裁判の対象となり、裁判所の「幹部会」が判決を破棄するといったあたりが、日本の裁判所のイメージからはかなり距離があります。制度面ではソビエト時代の名残もあるのでしょうか。
(チェックメイト)

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