昨年6月に行った日本裁判官ネットワークのシンポジウムの
結果が判例時報に掲載されました(1月11日号)。
第一部は,佐藤幸治先生の講演です。
次号(1月21日号)も、司法改革についての裁判官、元裁判官
の意見を集約した貴重な内容です、
是非ご覧ください。感想などお寄せいただくと幸いです。
参考までに目次を載せておきます。
第1部 講演「司法改革の経緯,成果,そして課題」
1 はじめに
2 司法改革の経緯
明治憲法下の司法と日本国憲法の制定
日本国憲法下の司法の展開
司法制度改革審議会の設置とその審議
3 司法制度改革審議会の意見書とその具体的展開
意見書の描く21世紀の司法の姿
意見書を実現するための法的整備
制度的基盤の整備-各種訴訟制度の改革,正義へのアクセスの拡充(総合法律
支援制度)
人的基盤の拡充-法曹人口の増員,新しい法曹養成制度創設,法曹制度(弁護
士制度,
検察官制度,裁判官制度)の改革
司法の国民的基盤の確立-裁判員制度
4 今後取り組むべき課題
国民の司法(正義)へのアクセスの拡充にかかわる課題
法曹人口の増員,法曹養成制度,法曹のあり方(弁護士に求められる役 割の
拡大)にかかわる課題
立法・行政に対する司法のチェック機能の充実・強化にかかわる課題
5 おわりに
「改革」というものの意味
「待つこと」の大切さ (以上本号)
第2部 パネルディスカッション「司法改革の現状と裁判官等の評価」
1 民事司法改革について
2 裁判員裁判について
3 裁判官制度改革について
4 法曹人口及び法曹養成制度について
5 資料「各分野の裁判官等の意見」(以上次号)