日本裁判官ネットワークブログ
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1 先日月1回の眼科の検診で,また面白いことが起きた。矯正視力で,右は0・9のままであったが,左は前回(1か月前)の1・0から1・2に向上していたのである。その前は,右が0・7,左が0・9であったので,最近2か月間に,右が0・2,左が0・3向上したことになる。私の正常眼圧緑内障による視野狭窄が改善しているかどうかは,近く視野検査を受けるまでよく分からないが,以前は夜間の車の運転に不安を感じていたが,最近は全く不安を感じなくなっているので,おそらく視野も改善されているに違いない。苦手であった視野検査が今は待ち遠しい。
2 なぜこのようなことが起きているかは,全くの偶然に過ぎない。眼科医による治療の結果ではなく,私が勝手に始めた眼の周辺のマッサージが,偶然最新の眼科治療である「通電治療」を自分で行なっていたことになったのである。
 もしも関心がある人は,「5分で視力は回復する」(石川まり子著,現代書林刊)を読んで頂きたい。通電治療とは弱い電流を眼の周囲の皮膚から5分間流して,硬くなってしまっている水晶体のピント調節機能を担っている毛様体筋をほぐして,血流をよくすることで,視力を回復するという画期的な治療法である。私が1か月前の眼科医での視力検査で視力改善を知った後,偶然本屋で見つけて前記の本を入手した。
3 その本の存在を知らずに,私が以前肩コリ治療用に購入して,長らく事務所でホコリをかぶっていた電磁波によるスポーツ用マッサージ器で,視力改善ではなく,眼の疲れ対策として,2か月前から説明書に従って,遊び半分で眼の周辺のマッサージをしていたところ,偶然それが最新の眼の通電治療を自分でしていたことになった。
4 私のように近く古希を迎える年齢の近視歴55年の強度近視患者でも驚くような効果がある。その本では若い青少年の仮性近視には劇的な効果があると書かれている。
5 通電治療を行なっている眼科医は,まだ全国的にも少ないようで(平成22年段階で約30施設),その本に記載されている通電治療実施眼科医一覧表には,私の県内の医師の記載はない。この治療法は20年以上も前に,慶応大学医学部の眼科の教授によって発案されたのだそうである。効果も大きく,全く危険性もないのに,わずか数年前ころから本格的な治療法として行われるようになったに過ぎず,私がもう10年以上通院している眼科医も通電治療を行なっておられない。その本によると,眼科医は近視を病気と考えておらず,単なる屈折異常に過ぎないので,近視は治すものではなく,めがねで矯正して視力が確保されればそれでよいと考えてきたために,通電治療が広く行われることにならなかったというのである。これは全く信じられないような話である。
6 このように,著しく効果的で危険性もない治療法が広く行われるようになると,近視王国のわが国のメガネ屋さんは,大打撃を受けるだろう。まさかそのような事情で通電治療法が採用されてこなかったということはあるまいが,不可解なことではある。私の視力に劇的改善がみられる時が来れば,主治医の眼科医に通電治療の実施を迫ってみたい。
7 近視も,正常眼圧緑内障による視野狭窄も,その原因の基本は血行障害のようであるので,おそらく私の視野狭窄も軽減するのではないかと期待している。そのうち,夫婦で趣味としているテニスで,私の目の中で「消える魔球」が消えなくなるかも知れない。そうなると,健康でかくしゃくと生きて90歳の「テニスマン」となって,ベテランズ世界テニス大会で,「世界一」になるのだなどと言い出しそうであるが,きっと妻は笑い転げるに違いない。
8 通電治療の知識は,自分はもとより,親,兄弟,子,孫や友人の近眼,老眼,正常眼圧緑内障の治療にも大いに役立つ可能性がある。自称「健康配達人」である私の「おせっかいメニュー」の「血糖値低下法」と「血圧低下法」に「驚異的視力回復法」を加えることにしようかな。(ムサシ)



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