日本裁判官ネットワークブログ
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 本日,1月24日日曜日の午後4時から,フジテレビ系列において,東海テレビ製作の死刑と犯罪被害者の問題を描いたドキュメンタリー「罪と罰」(FNSドキュメンタリー大賞受賞作)が放送されます。
 番組の内容については,以下のホームページをご覧下さい。
 http://www.tokai-tv.com/tsumibatsu/
 番組を製作されたのは,東海テレビのプロデューサー阿武野勝彦さんらで,2009年1月の名古屋での日本裁判官ネットワークの例会にご参加いただき,ギャラクシー賞を受賞された「裁判長のお弁当」の製作秘話を語っていただきました。取材対象の裁判長は机に座ったきり殆ど動きがなく,黙々と記録と向きあって仕事をするばかりなので,カメラは単調な画面が続き,裁判長が昼と夜(残業に備えて)の二つの弁当を持参して食べるところしか絵になる画面がなく,これを番組名にしたとのことでした。放映後,裁判所からは「お目玉」を食らったそうですが,どのあたりが裁判所のお気に召さなかったかについては,この番組の台本が「全国テレビドキュメンタリー09年版」(大空社)に収録されていますので,そこからご想像下さい。
 http://www.ozorasha.co.jp/fsouki.html#A-103
 なお,「罪と罰」とほぼ重なる題材を取り扱った青木理さんの「絞首刑」(講談社)が,最近公刊されており,裁判員裁判と死刑の問題にご興味のある方には是非お読みいただきたい内容になっています。「罪と罰」に登場する原田正治さんには,「弟を殺した彼と,僕」(ポプラ社)という御著書があります。
(くまちん)


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