日本裁判官ネットワークブログ

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「祝女」

2010年01月31日 | くまちん
 最近夫婦で日曜の夜を楽しみにしている。毎週日曜夜11時にNHKで放送される「祝女」を見るためである。
 この番組の一番分かりやすい説明は,「サラリーマンNEO」の女性版,というところだろうか。過去二回単発で放送されたものが好評を博し,ついに今年1月から毎週の放送が始まった。アラサー周辺の女性をターゲットにしていると思われるが,50近くで「アラ,フィー,フィー」と言っているおばはん・おっさんにも大いに楽しめる。
 ショートコントをつないでいくパターンの番組だが,毎回どのコントが一番良かったかを語り合うだけでも,十分に会話は盛り上がる。
 1月10日放送分では「ユリ&マキ」が,事務所の弁護士・修習生(いずれも女性)を含めて4票満票を獲得。「自由にさせてくれるが,浮気心一杯の不誠実な男」と,「誠実だが,結婚して負担になる男」の二つしか選択肢はないのか,という問いかけに「誠実でもないが,負担にもなる男」というのもある,というところで爆笑してしまった。
 1月24日放送分では,個人的には内田朝陽・市川実和子の演技が微笑ましい「ま,いっか的に始まる恋」に惹かれたが,女性陣の票はともさかりえがヒモ男に啖呵を切る「11時の女 宇佐美怜」に集まった。
 最近の若い男女は何を考えているのかよく分からん,とお嘆きの家事事件担当裁判官・調停委員の方々には,娯楽とともに「発見」があるかもしれない。「要するにてめえら,相手云々より自分が幸せになることしか考えていないだろう。」と突っ込んでしまえば,それで終わってしまう,身も蓋もない話なのかもしれないが。
 本日31日も「龍馬伝」をハイビジョンで早めに見てから,4時間しっかり仕事をし,11時からテレビの前に座る予定である(あ,大阪国際女子マラソンも見なくちゃ)。
(最近テレビネタばかりの,くまちん)