日本裁判官ネットワークブログ
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1 柿のシーズンである。「柿喰えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」(正岡子規)という俳句が頭に浮かぶ。「柿の実が赤くなると青くなるのはなーんだ。」というクイズがある。答えは医師である。柿にはビタミンCが豊富なそうで,ポリフェノールも赤ワインの5倍も含まれるという説もある。柿は健康にとてもよいということである。私は柿が好きで,よく食べる。安くて美味しい。

2 先日NHKのテレビ「試してガッテン」で,柿について耳寄りな話をしていた。柿の効用として顕著な消臭効果があるというのである。餃子を食べたときに牛乳を飲むと臭さが消せるという説がある。この説については触れていなかったが,柿を食べると,口臭からニンニクの匂いが消えるというのである。私は健康法として週末に特別な用事がない場合には,できるだけ生ニンニクを少し食べることにしている。柿は食べることができる期間が限定されるが,柿のシーズンにはニンニクや餃子を食べた後には柿を食べることにした。

3 そのテレビを見る少し前に,インターネットの宣伝を見て,「柿渋石鹸」なるものを3個7000円位で通販で購入した。甚だ高価であるが,加齢臭を消すそうで,よく売れているというのである。夜ユッタリと風呂に入って,その石鹸の泡を脇の下や耳の後ろにつけて,暫くジッとしていると,その泡が加齢臭の原因物質を分解するというのである。その石鹸の原料として柿渋が使用されているというのであるが,ほぼ石鹸1個を使い終えたころ,そのテレビを見て,なるほどとガッテンした。但し私の加齢臭がどうなっているかについてはよく分からない。私の髪の毛は66歳にして未だ真っ黒であるし,これまで妻から加齢臭を指摘されたことはないので,密かに私にはまだ加齢臭はないのではないかと思っているからである。単なる願望に過ぎないかも知れないが。

4 柿を購入すると3日位で熟して柔らかくなってしまう。柔らかい柿も美味しいが,そのテレビによると堅さを保つ秘策があるというのである。水で濡らしたティッシュをヘタの所に押しつけて,ティッシュをつけたまま新聞紙で包み,冷蔵庫に入れてそのまま保存するというのである。柿はヘタのところだけで呼吸しており,そこへ水分を補給すると3週間くらい固くておいしいというのである。わがやでは現在実験中であるが,もう3週間が経過した。実験は成功である。台所の調理台の脇にタオルを敷いて,ヘタの部分に濡らしたティッシュを押しつけた柿の頭を下にして並べておくのである。毎朝夕ティッシュに水を補給する。毎日少しずつ食べているが,固いままに柿を食べ尽くし,また買ってくるという状況である。

5  柿の種類は1000種ほどあるが,甘柿は17種に過ぎないそうである。渋みはタンニンによるが,タンニンが健康によいかどうか,また甘柿にもタンニンが多く含まれるているかどうか,どちらも明確にはされなかった。渋抜きの方法はショウチュウをヘタにつけて,ビニール袋に柿を沢山入れ,袋を縛っておくのが手軽である。ドライアイスを買ってきて,大きなビニール袋にダンボールを入れ,その中にドライアイスと渋柿を入れるのでもよいそうである。

6 渋い柿を食べたとき,タンパク質を食べるとたちどころに渋さから解放されるとのことである。例えばマヨネーズを嘗めると,卵黄(タンパク質)とタンニンとが結合して,瞬時に渋みが消えるというのである。

7 このテレビを見てから,わがやの柿の消費量は飛躍的に増えた。私の昼と夜の手製弁当にも沢山入っているし,夫婦でセッセと柿を食べている。時に同時に二人で別々に大量の柿を買い込んだこともある。もっとも柿が肥満解消に効くという話は聞いたことはない。(ムサシ)


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