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あるサンタの話

2008年12月28日 | ムサシ
1 先日当地の法曹忘年テニス大会が行われ,30名余が参加して盛会であった。わがやも夫婦で参加した。熱戦の後の夜の部として忘年会が行われ,年間の通算成績が発表され,成績上位者には高額(?)の賞品が授与された。また忘年会参加者全員を対象に福引大会が行われ,1番くじを当てると景品は5万円相当の超小型パソコンなど,豪華な景品が目白押しということであった。

2 私は年間成績も中位で余り冴えなかったが,福引きも冴えず,幹事の悪戯が図に当たったというのか,サンタの衣装を引き当ててしまった。丁度クリスマスイブの前日で天皇誕生日であり,実は私の誕生日でもあった。

3 当日のテニス大会の組ごとにくじを引いて,全員が景品の内容を紹介するとともに,今年の反省や来年に向けた抱負などの挨拶をすることになっていた。
 私は無理矢理サンタの服装をさせられたうえで挨拶をしたが,「サンタの○○でーす。」などと言ってポーズを取ると,大爆笑の大受けとなり,忘年会は大いに盛り上がった。
 今年は妻の練習台となって夫婦で熱心にテニスの練習をしたので,かなり腕前が上達しており,来年は飛躍の年にしたいなどと挨拶した。妻は来年は私に勝つのだと挨拶したような気がする。タクシーで家に帰るまで,サンタの服装でいてはどうかという声も多かったが,それはさすがに拒否した。

4 ところで考えてみると,サンタの仮装は案外利用価値があるのではないかと思い直した。今年の事務所の忘年会は私の自宅でする予定になっていたため,その余興にサンタ姿を披露すれば受けることは間違いないだろう(忘年会は都合により新年会に変更された。)。またわがやでは子供が2人とも結婚したので,いずれ孫ができるだろうが,サンタ姿で孫に「おじいちゃんサンタでーす。」などとふざけて,大きな袋から孫の喜びそうなプレゼントでも取り出すと,バカ受けするに違いないと思うと,早くその日が来ないかなと待ち遠しい思いになった。

5 物事は何でも考え方次第で,受け止め方も異なるということであろう。このサンタの仮装のアイディアは大いに活用できそうに思えるので,おじいちゃんの立場の人にぜひお勧めしたくて,この文章を書くことにしたものである。(ムサシ)