先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ予算2倍 27億9900万円…来年度案

2016-12-24 | アイヌ民族関連
読売新聞 2016年12月23日
 内閣官房アイヌ総合政策室は、22日に閣議決定された2017年度予算案のうち、アイヌ政策の関連予算は、16年度当初比約2倍の27億9900万円だったと発表した。
 白老町でアイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」の建設が始まるため、総額が膨らんだ。同空間内に設置する国立アイヌ民族博物館の建設工事が同約4倍の13億3200万円、国立民族共生公園の整備が5億500万円など。
 また、道外に暮らすアイヌの人たちの生活実態などを把握する調査費として新規に400万円を計上した。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20161223-OYTNT50012.html

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アイヌ民族の造形美感じて 北海道博物館で木盆60点展示

2016-12-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/23 05:00

北海道博物館で始まったアイヌ民族の木盆60点を集めた「蔵出し展」
 北海道博物館(札幌市厚別区)で22日、アイヌ民族の木盆(イタ)60点を集めた展示会「アイヌ民族の造形美」が始まった。直径90センチ前後と木盆では最大級の3点をはじめ、明治期から現代までの多種多様な作品が並んでいる。
 同館の収蔵庫は約18万件の資料を保管するが、展示品はわずか約3千件にとどまる。今回は日ごろ来館者の目に触れないものを紹介しようと、「蔵出し展」第1弾として企画した。
 木盆では最大級の3枚は、戦前に博覧会などへの出展に向けて日高地方のアイヌ民族が作製したものとみられ、同館職員は「この3枚を一緒に公開するのは初めてではないか」としている。
続きあり
http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0351484.html

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アイヌ文化 守り、集い学べる場を 自然と共に生きる大切さ訴える 宇梶静江さん講演 さいたま /埼玉

2016-12-24 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年12月22日 地方版

アイヌの伝統衣装姿で講演する宇梶静江さん=さいたま市浦和区の南箇公民館で
 アイヌ文化の継承活動を続けている宇梶静江さん(83)=白岡市在住=が、さいたま市浦和区の南箇(なんが)公民館で「自然と共に生きるアイヌの知恵」をテーマに講演し、「自然の恵みの中で生活してきたアイヌは1000年もの間、戦争を知らずに生きてきた。(差別問題などを抱える)アイヌ問題は、皆さん一人一人の問題」などと訴えた。【鴇沢哲雄】
 17日にあった講演会は、同館と北浦和公民館共催の人権講座の一環で、約130人が聴き入った。
(続きあり)
http://mainichi.jp/articles/20161222/ddl/k11/040/217000c
講師の宇梶さんは、古い布にアイヌ刺しゅうを施す「古布絵」の作家。詩人や絵本作家としても活躍し、俳優の宇梶剛士さんの母親でもある。
 北海道生まれの宇梶さんは、7人きょうだいの3番目。講演では自らの生い立ちから語り始め、「小学校入学後、学校からの帰り道に同級生から突然、『アイヌ』との言葉を投げられた。意味が分からず、母に聞いても答えてくれなかった」と振り返った。
 札幌市内の中学を卒業後に上京し、昼は喫茶店でアルバイトしながら、定時制高校に通った。27歳で結婚したが、「都会でもアイヌ差別は変わらなかった」と回顧した。
 38歳の時、都会で暮らすアイヌたちが支え合うための「東京アイヌウタリ(同胞)協会」を設立した。その後、数十年にわたって活動を続けたが、会内の意見の相違もあり「何もまとまらず、疲れ果ててしまった」と吐露した。
 60歳を過ぎ、アイヌ刺しゅうの基礎を学んでいた頃、展示会で古い布に描かれた絵を見て衝撃を受けた。これを契機に「古布絵」を創作し始め、アイヌを守る鳥とされるシマフクロウを題材にした作品を発表するようになり、大きな反響を呼んだ。
 宇梶さんは「アイヌは豊かな海や山の幸をもらい、神様や自然に感謝しながら生きてきた。水や空気をきれいにすることは、心をきれいにすること」と強調。講演の最後に、アイヌの文化を守りウタリたちが集い学べる場を作りたいと訴えた。
 会場には、フクロウを題材にした宇梶さんの「古布絵」作品が並び、来場者らが熱心に鑑賞していた。講演を聞いた、さいたま市の小熊啓子さん(71)は「自然の中で生きてきたアイヌの『水や空気を汚さない』という考えは、今、私たちが考えなければいけないことだと思った」と感想を語った。
http://mainichi.jp/articles/20161222/ddl/k11/040/217000c

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メキシこけし 先住民族ら木地に絵付け 蔵王で紹介 /宮城

2016-12-24 | 先住民族関連
毎日新聞2016年12月23日 地方版

 伝統こけし工人が作った木地に、メキシコの先住民族らが絵付けしたこけしを紹介する「MEXiKOKESHi(メキシこけし)展」が、蔵王町遠刈田温泉のみやぎ蔵王こけし館で開かれている。
 仙台藩主・伊達政宗が1614年に派遣した慶長遣欧使節団がメキシコを訪問したことが縁となり、仙台市はメキシコ・アカプルコ市と姉妹都市を結び、長年交流を続けている。 続きありhttp://mainichi.jp/articles/20161223/ddl/k04/040/122000c
 「メキシこけし」は宮城県出身でメキシコ政府観光局職員の志田朝美さんが「東日本大震災で被害を受けたこけし工房やこけし工人を支援できれば」と発案し、2011年冬から制作が始まった。こけし工人が作った木地をメキシコに送り、現地の工芸職人らが絵付けをしている。福島県など各地で展示会を開催し、共同で制作したメキシこけしを紹介している。
 会場には、遠刈田系こけし工人の佐藤正広さんと佐藤康広さん、弥治郎系の新山吉紀さんが制作した木地に、メキシコの先住民族や工芸職人が絵付けした作品が並ぶ。赤や黄色を基調にしたカラフルな衣装に身を包んだかわいらしいこけしなどが展示されており、来館者の目を楽しませている。
 同展は来年4月16日まで。入館料は大人300円・中学生以下150円(未就学児は無料)。メキシこけし展の見学は無料。問い合わせはみやぎ蔵王こけし館(0224・34・2385)。【豊田英夫】
http://mainichi.jp/articles/20161223/ddl/k04/040/122000c


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フィリピンからメリークリスマス、幸運のお菓子「ポルボロン」を有料会員10名にプレゼント

2016-12-24 | 先住民族関連
アイデアニュース-更新日: 2016年12月23日 筆者: 松中みどり

フィリピンの一般的な家庭の居間=撮影・松中みどり
2016年12月初めにフィリピン・サンバレス州に行ってきました。フィリピンは、スペイン植民地時代に広まったカトリック教徒が人口の8割を占めると言われている「世界で一番クリスマスの長い国」。今回は、アジアの中でもっともクリスマスを大切に祝っている国の12月の様子と、アイデアニュースからのクリスマスプレゼントのお菓子についてです。
今回の訪問の主目的は、1991年6月に大噴火をおこしたピナツボ火山の最大の被災者、山岳先住民族「アエタ」の人々に会いに行くことでした。筆者が主催していた「ピナツボ・アエタ教育里親プログラム」(1994年~2014年)の元奨学生たちと、同窓会兼クリスマス会をやってきたのです。噴火がおきるまで、自給自足に近い生活を送ってきたアエタの人々は、この20世紀最大の自然災害によって大きな影響を受けた先住民です。先住民として固有の文化を守りつつ、新しい時代に対応する力を身につけるため、日本の心ある人々に支援を受け、高等教育を受けたのが、“元奨学生たち”というわけです。20年の間に延べ300名近いアエタの若者たちが学校教育を受け、高校や大学、専門学校を卒業して若きリーダーとなっています。国家試験に受かった正式な教職員、エンジニア、ホテル職員、運転手、助産師など、これまで例のなかった職について活躍しているのです。
例えば、奨学金プログラムで自動車整備の職業訓練を受け、今は車のメカニックをしているベルナルドはこう語ってくれました。
「もう奨学金プログラムは終わってしまったから、こんなふうに集まる機会はないと思ってたのに、またみんなで集まれて本当に嬉しいです。マム・みどり、来てくれてありがとうございます。僕は車の整備士をやってます。アエタのメカニックなんて、大丈夫なのかと言われることもまだあるけど、仕事をちゃんとやればお客さんは分かってくれます。今ではチーフになって、後輩の指導をしています」
元奨学生のアナリンは、「ピナツボ・アエタ教育里親プログラム」の支援で大学の教育学部を卒業、代用教員として働いた後、難関の国家試験に合格。正式な資格をもった教師として、町の私立学校で働いていました。しかし、彼女の夢は、自分と同じアエタの子どもたちが多い山の小学校で教えること。ピナツボ火山噴火後の再定住地域・カナイナヤンで2016年6月の新学期から教え始めました。
乾季で条件の良い時期でも、1時間かけて山道を行き、また降りて家に帰る毎日はどれほど大変なことでしょう。雨季になれば山道を滝のように水が流れてくることもあり、月に何度か通勤を断念することもあるといいます。それでも、自分のバイクを運転して山道を行き、「この学校で教えられて嬉しい」と語るアナリンを、心から誇りに思い、尊敬しています。
ピナツボ山の精霊を信じて、アニミズム的な宗教観をもっているアエタの人々の中にも、キリスト教は広く浸透しています。日本人には理解しやすいと思いますが、イエス・キリストを信じつつ、聖なる山への信仰を同時に持っているのがアエタの人々なのです。
先祖代々ピナツボ山麓に住み、ピナツボ山を聖なる山としてきたアエタの人々は、教育によって新しい時代を生き抜く力を身につけています。キリスト教の信仰もまた、そのひとつです。一方、豊かな自然の中で、物やお金に執着せず、素朴に穏やかに暮すことをよしとする懸命な民族であり続けています。彼らから学ぶことはまだまだ多いと感じた短い訪問でした。
アイデアニュース有料会員10名様に、フィリピンの伝統的なお菓子「ポルボロン」をプレゼントいたします。16世紀に入り、スペインの植民地となったフィリピンは300年以上、スペインの統治下にありました。そのためフィリピンにはスペインの影響が残っています。例えば通貨の単位の「ペソ」。挨拶の「クムスタ?お元気?」はスペイン語の「コモエスタ?」から来ています。前述のキリスト教も、スペインがもたらしたもの。そのためにカトリック教徒が多いというわけです。ポルボロンも、もともとはスペインのお菓子でした。今では、フィリピン人の好みに合うように、本家スペインのポルボロンとはひと味違うお菓子になっています。フィリピンで人気のお菓子屋さん「goldilocks ゴルディロックス」のポルボロンは、ウベ(紫芋)、クッキー&クリーム、コーヒー、ピーナッツ、カシューナッツなどのフレーバーがあり、どれもとても美味しいのです。すぐにほろっとくずれる食感は、柔らかめのショートブレッドか、ちんすこうのような感じです。お土産に渡した家族、友人たちの全員が「おいしい」という感想でした。
このお菓子は幸せをもたらすお菓子で、クリスマスに特に人気です。口に入れて「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えて、口からこぼさなければ幸運がやってくるというおまじない。新しい年を迎えるにあたり、運を占ってみませんか?有料会員の方がログインすると、下記に応募フォームがあらわれますので、ふるってご応募ください!当選された会員様には、3種類のフレーバーを組み合わせてお送りいたします。応募締め切りは、1月9日(月)です。
 全文が読める有料会員登録にご協力を 月額300円
https://ideanews.jp/archives/34426

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ボルネオ先住民族の文化と伝統を学ぶ「マリマリ文化村」

2016-12-24 | 先住民族関連
エキサイトニュース-2016年12月22日 10時23分 (2016年12月24日 07時20分 更新) 旅いさら

「マリマリ文化村」は、コタキナバルシティーから車で30分ほどの場所にあります。ボルネオ島の5つの部族の建物を再現しおり、それぞれの文化や伝統を学んだり体験したりすることのできる施設です。
マリマリとは、「おいでおいで」という意味です。
マリマリ文化村では、午前・午後・夜の3回ガイドツアーが行われます。入口で英語の説明を聞いてから園内に入ります。
公共交通機関がないので、現地旅行会社のホテル送迎ツアーに参加するのが一般的です。日本語ガイド付のツアーもあります。
園内の地図です。ドゥスン族、ルンガス族、ルンダヤ族、バジャウ族、ムルッ族の順に巡ります。
入口の門を抜けると吊橋があります。川を渡ってマリマリ文化村の園内に入ります。
マリマリ文化村は、森の中にあります。鳥たちの声が響き、時々木々の間をリスが駆け抜けていきます。
最初に訪問するのはドゥスン族の家です。首狩り族として知られた部族で、軒先にはしゃれこうべが吊るされています(もちろんレプリカです)。
内部では、ドゥスン族のお酒の造り方を教えてくれます。試飲もできます。
竹筒料理の体験ができます。竹筒に米と様々な具を詰めていきます。それを、そのまま火にかけて調理します。ここで作った竹筒料理は、最後の食事の時に食べることができます。
ルンガス族の家は、長屋のようになっており、テラスのような共用部分と奥の個室に分かれています。ここでは、火起こしやビーズを使ったアクセサリー作りが体験できます。…
ルンガス族の家の横にはハニーハウスがあります。ここではミツバチを飼っており、そこで採れるはちみつを味わうことができます。
ルンダヤ族の家です。家の前にはワニの形をした塚があります。
室内には、様々な工芸品があり、手先の器用な民族であることが想像できます。
木の皮をなめして敷物や服を作る工程や、木の繊維を寄って紐を造る作業を見学・体験することができます。
バジャウ族の家は、高床式です。かなり通気性が良さそうです。酋長の部屋でしょうか、派手な装飾が印象的です。
粉を溶いたものを、細かい穴の開いた容器から熱した油の上に垂らした網状の揚げ物を作っています。もちろん試食できます。
最後はムルッ族です。この家に入る前に、酋長に許可をもらう必要があります。その際、絶対に笑ってはいけません。
家の中には、竹でできたトランポリンがあり、ムルッ族の若者はこれを使ってとても高く飛びます。観光客も、このトランポリンを体験することができます。
5つの部族の家を見終わった後は、ステージで行われる民族舞踊ショーを見学します。ケチャックダンスが見事です。
最後にビュッフェスタイルの食事をして、ツアー終了です。
なかなか他ではできないユニークな体験ができるツアーです。ボルネオ先住民族の文化と伝統に触れることができます。ご家族での参加もおすすめです。
【住所】Jalan Kiansom Kota Kinabalu Sabah」
【電話】+60 013-8814921
【営業時間】10:00~、14:00~、18:00~
【休業日】無休
【入場料】大人RM165、子供RM145(ツアーの場合は各社料金が異なります)
http://www.excite.co.jp/News/travel/20161222/Tabiisara_2287.html

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バンクーバーでパイプライン反対デモ続く 州訪問のトルドー首相、環境保護強調

2016-12-24 | 先住民族関連
バンクーバー経済新聞-2016年12月22日

バンクーバー市内で12月21日、トルドー首相の訪問に合わせ「キンダーモルガン・パイプライン」反対デモが行われた (photo= Moe Yang)
 カナダ政府が11月下旬に原油パイプラインの拡張を承認して以来、連日のようにバンクーバー市内で抗議デモや集会が行われている中で12月21日、トルドー首相の承認後初の州訪問を受けて数百人がダウンタウンを行進し、「環境保護」などを訴えた。
ダウンタウンでのデモの様子http://vancouver.keizai.biz/photoflash/676/
 68億カナダドルを費やしてアルバータ州エドモントンからBC州バーナビーまで現存のパイプラインに沿って建設されるキンダーモルガン・パイプライン。完成後は現在の3倍の量の石油を輸送し、バラード海峡を往来するタンカーの数は7倍に増えるため、環境保護団体や先住民族などから石油の流出事故やタンカーの騒音による海洋生物への影響、先住民の土地での有害物質の被害などを懸念する声が上がっている。
 この日、バンクーバーで座礁船など非常時用けん引ボートを視察したトルドー首相は、メディア取材をフェイスブックでライブ配信し一般公開。「鉄道輸送に比べリスクが少ないパイプラインの建設はオイルサンドの生産に伴う温暖化ガスの排出量の制限とともに環境のためになる」と、承認の意義を強調し理解を求めた。
 デモには先住民族や環境保護団体、一般市民や学生などさまざまな層が参加。「海と自然を守って」「先住民族の土地だと尊重して」などと呼び掛けた。カナダ政府がパイプライン承認の直前に15億カナダドルを「海洋保護プラン」に費やすと発表したばかりだったため、トルドー政権に対する不信の声を上げる市民の姿も見られた。
http://vancouver.keizai.biz/headline/2328/


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「モノを蒐めるまなざし」展 会津八一ら収集資料公開 古瓦や民族衣装など多数 /岐阜

2016-12-22 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年12月21日 地方版

早大と交流、美濃加茂市民ミュージアムで
 美濃加茂市蜂屋町上蜂屋の「美濃加茂市民ミュージアム」で、市と早稲田大との文化交流事業「モノを蒐(あつ)めるまなざし」展が開かれている。来年1月29日まで。2月8日から3月7日まで早稲田大大隈記念タワーでも開かれる。
 学術研究に関する約4000点の資料を保存する同大「會津八一(あいづやいち)記念博物館」の収蔵品53件と、美濃加茂市民ミュージアムに収蔵されている市ゆかりの研究者が集めた14件の資料が合わせて展示されている。
 会津八一(1881~1956年)は、歌人であり美術史研究家。秋艸道人(しゅうそうどうじん)の雅号で知られた書道家でもある。美濃加茂市出身の劇作家で翻訳家の坪内逍遥(1859~1935年)の招きで早稲田中学の英語教員となり、のちに早大文学部教授として多くの仏教美術史研究をまとめ、日本や朝鮮の古瓦を中心とする実物や拓本などを収集した。市出身の日本史学者、津田左右吉(1873~1961年)とも親交が深かった。
 同展では会津が集めた資料のほか、早大名誉教授の加藤諄、熊谷幸次郎、滝口宏やアイヌ民族資料を研究した土佐林義雄、実業家で仏教美術品を中心に収集した服部和彦らの民族衣装や装飾品、出土品などを紹介。美濃加茂市ゆかりの考古学者、林魁一や吉田英敏、民俗学者として昭和中期の同市伊深町の風俗研究を進めた佐野一彦の残した資料などがずらりと展示されている。
 観覧料は一般200円、高校生以下無料。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。問い合わせは同ミュージアム(0574・28・1110)。【小林哲夫】
http://mainichi.jp/articles/20161221/ddl/k21/040/208000c

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多摩美術大学美術館、岡村吉右衛門の生誕100年記念展2月19日まで

2016-12-22 | アイヌ民族関連
ファスニングジャーナル-[ 2016/12/21 水曜日 10:26   文化・社会 ]

 多摩美術大学美術館では2016年12月17日(土曜日)~2017年2月19日(日曜日)まで、染色家・岡村 吉右衛門(1916-2002)「祈りの徴し」として、生誕100年を記念する展覧会を開催。
 吉祥や季節に因んだ動植物の絵を漢字に見立てた「文字絵」シリーズ(1970-90年代)、自然への畏怖と共生をアイヌ文化から見出した「蝦夷絵」シリーズの晩年の遺作となった未公開作品群(1980-90年代)、晩年の大作「十二星座」シリーズ(1996年)など様々なテーマと技法に富んだ形染め版画約230点を展示する。
主催=多摩美術大学美術館
協力=フリーダ・ジャポン
◆入館料:一般 300円 大・高校生 200円。開館:10時~18時(入館は17時30分まで)。
◆休館:火曜日、年末年始=12月27日(火曜日)~1月5日(木曜日)。
詳細=URL=http://www.tamabi.ac.jp/museum/
http://www.nejinews.co.jp/news/business/archive/eid6755.html

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人類館事件

2016-12-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/21 10:30
生身の人間を標本のように扱う。今なら考えられないが、20世紀初めに大阪で開かれた博覧会で実際にあった。人類館と呼ばれる粗末な小屋に沖縄の人やアイヌ民族、台湾の先住民などが並べられた▼抗議の声が上がったが、問題はそれで終わらなかった。沖縄の新聞が社説で「沖縄県人を他の先住民と同様に見せ物にするのは侮辱」と主張した。差別された者が別な人を差別する。新聞が批判された▼「他人をおとしめて浮かび上がるものはない」。この社説を引き合いに、米軍普天間飛行場の騒音問題に関わる人が話していたのを覚えている。沖縄の人が差別に敏感なのは歴史に鍛えられたからだろう▼その普天間飛行場の辺野古への移設を巡り、埋め立て承認を取り消した翁長雄志沖縄県知事を国が相手取った訴訟で、最高裁は国に軍配を上げた。基地の負担は県内で引き受けるとする国の方針にお墨付きを与えた。沖縄に米軍が集中する差別に思い至らなかったようだ▼米軍のオスプレイの事故も墜落か不時着か結論を見ぬうちに飛行が再開された。住民に被害がなかったのを搭乗員の英雄行為のように語る在沖米軍トップ。県民の不安など取るに足らぬと思うのか▼山村暮鳥の詩に「人間の詩」がある。<人間をみろ/よくみろ/目をすゑてみろ、太陽/永遠を一瞬間に生きる人間>。生身の人間に向き合うのは標本を扱うのとは訳が違う。2016・12・21
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/season/2-0100253.html

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ノルウェーで内閣改造 移民・温暖化懐疑派などポピュリスト色が色濃く

2016-12-22 | 先住民族関連
yahoo.co.jp12/21(水) 9:26
鐙麻樹  | 北欧ノルウェー在住 ジャーナリスト&写真家
19日、アーナ・ソールバルグ首相(保守党)が、内閣改造を発表した。新閣僚は男性の3名。
ノルウェーでは2013年に左派から右派への政権交代を経て、2017年に国政選挙を控える。現政府は保守党と進歩党の連立内閣。選挙直前となり、首相は一部の閣僚を一新。
移民や難民申請者の受け入れに懐疑的な、右翼ポピュリスト政党の進歩党は、新たな強者を追加。「さらに右寄りで保守的な」閣僚の集まりとなったという批判の声もある。
(冒頭写真左より)
EEA/EU担当大臣に、フランク・バッケ・イェンセン氏(保守党)51歳
法務・危機管理大臣に、ペール・ヴィリー・アムンセン氏(進歩党)45歳
石油・エネルギー大臣に、テッリェ・スーヴィクネス氏(進歩党)47歳
大きな注目を集めたのは、進歩党の2大臣。
16歳の少女と性行為をしたスキャンダル政治家、地元では大人気市長
スーヴィクネス氏は、自治体オースの大人気市長。1999年より市長を務めているが、進歩党の党員でこれほど長く市長を続けられた人物はかつていない。
一方、2001年に進歩党青年部の党員である16歳の少女と、青年部の全国集会後のパーティーで、ホテルで性行為をした人物としても知られている。同氏は当時、別の女性と結婚しており、少女は強姦だったと主張した。スーヴィクネス氏はその後謝罪し、責任をとり国政の場から離れ、小さな町の人気市長として政治に関わっていた。
前石油大臣は、石油採掘を優先し、自然保護を軽率に扱ったとして、その手腕が厳しく非難されていた。内閣改造がいずれ行われる場合、人事異動の対象となるのではとされていたが、かつてのスキャンダル政治家のカムバックに地元メディアは驚いて報道している。
スーヴィクネス氏は少女との騒動がなければ、進歩党の期待の星として、活躍と出世が大きく期待されていた人物。地元での市長としてのカリスマ性が、国会で発揮されるか注目を浴びる。
過去に仰天発言を連発、移民大臣のように厳格
アムンセン法務・危機管理大臣は、過去のSNSでの発言、メディア取材での発言が掘り起こされ、改めて人々を驚かせている。地球温暖化対策、難民申請者の受け入れ、イスラム教徒、同性愛者、シェンゲン協定、先住民族サーミ人などに否定的な発言を連発。
物議を醸すリストハウグ移民・社会統合大臣と同等のレベルの思想を持っているとさえ言われる。この2人が、移民や難民の受け入れ規制の指揮をとる、最も重要な省の椅子に座り、タッグを組むこととなる。
首相「批判は大臣たちの仕事ぶりを見てから」
この日、首相は王宮前で新閣僚3名を連れて報道陣に紹介。その後、首相官邸で記者会見が開催された。
首相の記者会見を前列から見守る新閣僚3名 Photo:Asaki Abumi
進歩党大臣2名の過去の発言や言動について、厳しい質問を投げかける報道陣に対して、「批判をするのは早すぎる」と回答。大臣としての仕事をみてから判断するべきだと説得した。
また、気候変動懐疑派の進歩党について、「気候変動は人間が原因という政府の方針に変わりはない。全閣僚はそれに従うということを、全員に今日再確認した」と話した。
また、政権の政治色がさらに右寄りになるという批判に対し、「政府の政治基盤に変更はない」とした。
Photo&Text: Asaki Abumi
鐙麻樹
北欧ノルウェー在住 ジャーナリスト&写真家
オスロ在住ジャーナリスト、フォトグラファー。上智大学フランス語学科08年卒業。オスロ大学でメディア学学士号、同大学大学院でメディア学修士号修得(副専攻:ジェンダー平等学)。日本のメディア向けに取材、撮影、執筆を行う。ノルウェー政治・選挙、社会、教育、若者の政治参加、観光、文化、暮らしなどの情報を幅広く寄稿。オーストラリア、フランスにも滞在経歴があり、英語、フランス語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語でリサーチをこなす。『ことりっぷ海外版 北欧』オスロ担当、「地球の歩き方 オスロ特派員ブログ」、「All Aboutノルウェーガイド」でも連載中
http://bylines.news.yahoo.co.jp/abumiasaki/20161221-00065712/


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岩手県岩泉町の中学生ら、台湾・嘉義を訪問 地元の学校と交流深める

2016-12-22 | 先住民族関連
フォーカス台湾 2016年12月21日 15時00分 (2016年12月22日 03時54分 更新)

嘉義県政府ウェブサイトより
(嘉義 21日 中央社)岩手県岩泉町の中学校3校の教員・生徒計16人は同町教育委員会の馬場修教育次長の引率の下、19日から21日まで南部・嘉義県を訪問し、県内の小学校や高校で文化体験や交流を行った。嘉義県政府文化観光局の許有仁局長は、嘉義の生徒も日本に派遣し、自己認識や成長を後押しできればと期待を示した。
嘉義を訪れたのは、岩泉町の岩泉中、小川中、小本中の教員・生徒で構成された海外短期派遣団。1日目は隙頂小(番路郷)で児童による中国ゴマのパフォーマンスを見学した後、茶園に足を運び、台湾の茶芸文化を学んだ。また、2009年の大水害で大きな被害を受けながらも復興を遂げた達娜伊谷渓自然生態公園(阿里山郷)も訪れ、台湾原住民(先住民)ツォウ族の歌や踊りを観賞した。
2日目は鰲鼓湿地森林園区(東石鄉)で漁村文化を体験。最終日は竹崎高(竹崎鄉)を訪れ、構内のアートペイントのほか、阿里山森林鉄道の乗車体験も行った。
嘉義県と岩泉町は、2011年に嘉義県議会が東日本大震災で被災した子供たちの心を癒そうと、岩泉町の中学生ら30人余りを台湾でのホームステイに招いて以来、活発な交流を続けている。(黄国芳/編集:名切千絵)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161221/Jpcna_CNA_20161221_201612210004.html

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ござ編みに挑戦 白老のアイヌ文化体験講座

2016-12-21 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 12/20)

編み方を説明する講師の山崎さん(中央)
 白老町若草町のしらおいイオル事務所チキサニで18日、白老モシリ主催のアイヌ文化体験講座が開かれ、町内外から参加した9人が自然の素材を使ったござを製作した。町内で活動するアイヌ伝統工芸サークル「テケカラペ」の山崎シマ子代表が講師を務め、編む技術を分かりやすく伝えた。
 アイヌ文化の理解促進などが目的。講座には町内から7人、苫小牧市から2人が参加。水辺から採取して乾燥させた多年草のガマ(シキナ)を原材料に使い、30センチ四方のアイヌ文様入りござを丁寧に編み込んだ。
 チキサニ学芸員の森洋輔さんによると、ござ編みは昔から手間が掛かるとされ、製作枚数が多いほど『よく働く』と言われた。「かつてのアイヌ民族にとって重要な交易品の一つで、外国人には美術品としての高い価値があったのだろう」と話す。
 苫小牧市青葉町から参加した藤野真住さん(66)は「アイヌ文化体験には何度か参加しているが、ござ編みは初めて。結構難しいですが、こつをつかめばできそう」と話していた。
 山崎さんは「こういう大切な技術を知らない人が増えている。若い人に手仕事を覚えてもらい、次の時代につなげてほしい」と語る。
 これらの作品は20日から来年1月10日まで、イオル事務所チキサニで展示している。
 問い合わせは同事務所 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/20161245896

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アイヌ語授業を公立小で 北海道・平取町、「日常会話に」願い

2016-12-21 | アイヌ民族関連
日本経済新聞2016/12/20 12:20
 北海道平取町立二風谷(にぶたに)小学校は、総合学習でアイヌ語の授業をしている。アイヌ語は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に消滅の危機が最も高い言語と認定。公立小での授業は北海道でも珍しい。講師を務める二風谷アイヌ文化博物館の関根健司さん(45)は、学校での教育を通じて「日常会話に使われるようになってほしい」と願う。
 11月17日、同小で本年度7回目のアイヌ語授業があった。関根さんが花を描いたカードを手に「タアンペヘマンタアン?」(これは何ですか?)と尋ねると、小3~6年の児童23人が「タアンペノンノネルウェネ」(これは花です)と元気よく答えた。4年生の貝沢みちるさん(10)は「授業は楽しい。いろいろな言葉が覚えられるし、アイヌ民族の考えがよく分かる」とはにかむ。
 人口約360人の7割超がアイヌ民族の血を引くという二風谷地区でも明治以降の同化政策でアイヌ語が分かる人は減った。意味は分かっても話せないという貝沢靖子さん(84)は「祖父母のアイヌ語は理解できたが、父は『これからの子はアイヌ語で育つわけではない』と教えなかった」。
 関根さんによると、アイヌ語を教えられる人は道内に20人前後だが、若者を中心に学ぶ人が増えている。「自然への畏敬の念を表す言葉が多く、和人(アイヌ民族以外の日本人)も話したいと思える要素がある。北海道の公用語になるような日が来てほしい」と語った。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09HDA_Q6A221C1CR0000/

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アイヌ文様、容易に複製 平取町がレーザー彫刻機導入 表現多彩、販売増に期待

2016-12-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/20 07:00

9月に平取町民芸品共同作業場に導入されたレーザー彫刻機。パソコンに取り込んだ画像データが、レーザーで精巧に彫刻される
 【平取】町は、アイヌ工芸品の制作などに使えるレーザー彫刻機を導入した。複雑なアイヌ文様を容易に複製でき、活用に期待がかかる。町は「観光客に工芸品を気軽に手にとってもらえるようになれば」としている。
 2013年に経済産業省の伝統的工芸品に指定された「二風谷イタ」(木の盆)は1点ごと職人の手彫りで、高価なのが課題。このため、平取町、日高町、むかわ町の主要団体でつくる「鵡川・沙流川WAKUWAKU協議会」の広域観光圏形成の取り組みの中で彫刻機導入が計画された。
 機械は町が国の補助を受け約1千万円で購入。今年9月、町二風谷の民芸品共同作業場に設置した。最大で縦1メートル、横60センチ程度までの多彩なデザインを彫ることができ、皮に細かい文様を焼き付けるなど、新たな表現も可能となった。
 町や農協、商工会などでつくる平取町地域活性化協議会は、地域の工芸家の協力のもと、木彫作品のアイヌ文様をデータ化し、木製品のバッジやマグネット、アクリル板製のコースターなどを試作。今後、道外の物産展に出品する予定だ。
 また、WAKUWAKU協議会による実技講習もこれまで十数回程度、二風谷民芸組合のメンバーや町民を対象に実施。二風谷工芸館ではアイヌ文様がデザインされたコースターや皮のストラップが並んでいる。
 町は「気軽に購入できる商品が増えることで、イタの認知度向上や販売の底上げにつながれば」と話し、二風谷民芸組合の貝沢守代表は「伝統技術と最新技術が融合した新しい作品など、工芸の可能性が広がる」と期待感を示している。(敦沢政俊)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0350191.html


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