先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

サケのうまみ、寒風で凝縮

2016-12-27 | アイヌ民族関連
47NEWS-2016/12/26

じっくり乾燥
北海道白老町のアイヌ民族博物館で、サケを薫製にするアイヌ伝統の保存食「サッチェプ」作りが始まっている。サケを塩漬けにして寝かせ、水洗いした後、丸太で組んだ干し場に尾を縛ってつるす。そのまま約3カ月間寒風にさらして、うまみを凝縮。乾燥後は、かやぶきの家屋「チセ」の中に移し、いろりの煙でいぶす。かつて狩猟の携帯食に用いたというサッチェプは、酒のつまみにもぴったりだ。5月から1匹5千円前後で販売予定。
http://www.47news.jp/47topics/kitafuyu/2016/12/284507.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道開発予算 基盤づくりは新発想で

2016-12-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/26 08:50
 政府は2017年度当初の北海道開発予算案の総額を5464億円とした。16年度当初比では0・9%の微増ながら、5年連続の増加である。
 道内は今夏、四つもの台風に見舞われ、傷痕は今も残る。冬場の「爆弾低気圧」発生も目立つ。一方で、道内経済の底上げにつながる観光振興への期待も高い。
 開発予算に求められるのは、こうした変化に見合った体制を整えるための基盤整備だ。
 その点で予算案は、まだ旧来の枠組みにとらわれている感が否めない。
 執行に当たっては、地域の声も十分に聞き取り、時代の要請に応えていく発想が必要だ。
 今回の予算案では、全国で一括計上された災害復旧費とは別に、河川の洪水を防ぐための治水費が増額された。
 今夏の台風で、堤防の決壊が相次いだことなどを考慮したのだろう。増額は評価したい。
 ただ、水門を操作する電源ブレーカーが落ちていたため、閉め遅れて冠水被害が拡大した事例もあった。こうしたことを繰り返さないよう、運用面の改善にもしっかり取り組んでもらいたい。
 もう一つの特徴は、北海道総合開発計画で戦略的産業と位置づけた「食と観光」について、関連事業を拡大したことだ。
 新千歳空港では、国際線ターミナルと滑走路を結ぶ航空機の誘導路増設を継続する。
 函館港、小樽港、稚内港では岸壁を整備し、大型クルーズ船を受け入れる。
 しかし、必要な交通基盤は空港や道路、港湾だけではない。
 道内は今、JRの路線網維持が大きな問題となっている。
 JRは道民の足として必要なだけではなく、観光振興においても大きな役割を果たすことができるだろう。
 鉄道は、道路や港湾と異なり現在は開発予算の枠外だが、社会基盤整備の一環として、開発予算に盛り込むことを検討してもよいのではないか。そうした新しい考え方がほしい。
 胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」については、「国立民族共生公園」の敷地造成に入る。
 象徴空間は20年の東京五輪・パラリンピックに合わせて一般公開し、政府は1年間に100万人の来場者を目標に掲げる。
 整備に当たって、アイヌ民族の視点を大切にするのは当然だ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0104322.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする