先住民族関連ニュース

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ござ編みに挑戦 白老のアイヌ文化体験講座

2016-12-21 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 12/20)

編み方を説明する講師の山崎さん(中央)
 白老町若草町のしらおいイオル事務所チキサニで18日、白老モシリ主催のアイヌ文化体験講座が開かれ、町内外から参加した9人が自然の素材を使ったござを製作した。町内で活動するアイヌ伝統工芸サークル「テケカラペ」の山崎シマ子代表が講師を務め、編む技術を分かりやすく伝えた。
 アイヌ文化の理解促進などが目的。講座には町内から7人、苫小牧市から2人が参加。水辺から採取して乾燥させた多年草のガマ(シキナ)を原材料に使い、30センチ四方のアイヌ文様入りござを丁寧に編み込んだ。
 チキサニ学芸員の森洋輔さんによると、ござ編みは昔から手間が掛かるとされ、製作枚数が多いほど『よく働く』と言われた。「かつてのアイヌ民族にとって重要な交易品の一つで、外国人には美術品としての高い価値があったのだろう」と話す。
 苫小牧市青葉町から参加した藤野真住さん(66)は「アイヌ文化体験には何度か参加しているが、ござ編みは初めて。結構難しいですが、こつをつかめばできそう」と話していた。
 山崎さんは「こういう大切な技術を知らない人が増えている。若い人に手仕事を覚えてもらい、次の時代につなげてほしい」と語る。
 これらの作品は20日から来年1月10日まで、イオル事務所チキサニで展示している。
 問い合わせは同事務所 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/20161245896

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アイヌ語授業を公立小で 北海道・平取町、「日常会話に」願い

2016-12-21 | アイヌ民族関連
日本経済新聞2016/12/20 12:20
 北海道平取町立二風谷(にぶたに)小学校は、総合学習でアイヌ語の授業をしている。アイヌ語は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に消滅の危機が最も高い言語と認定。公立小での授業は北海道でも珍しい。講師を務める二風谷アイヌ文化博物館の関根健司さん(45)は、学校での教育を通じて「日常会話に使われるようになってほしい」と願う。
 11月17日、同小で本年度7回目のアイヌ語授業があった。関根さんが花を描いたカードを手に「タアンペヘマンタアン?」(これは何ですか?)と尋ねると、小3~6年の児童23人が「タアンペノンノネルウェネ」(これは花です)と元気よく答えた。4年生の貝沢みちるさん(10)は「授業は楽しい。いろいろな言葉が覚えられるし、アイヌ民族の考えがよく分かる」とはにかむ。
 人口約360人の7割超がアイヌ民族の血を引くという二風谷地区でも明治以降の同化政策でアイヌ語が分かる人は減った。意味は分かっても話せないという貝沢靖子さん(84)は「祖父母のアイヌ語は理解できたが、父は『これからの子はアイヌ語で育つわけではない』と教えなかった」。
 関根さんによると、アイヌ語を教えられる人は道内に20人前後だが、若者を中心に学ぶ人が増えている。「自然への畏敬の念を表す言葉が多く、和人(アイヌ民族以外の日本人)も話したいと思える要素がある。北海道の公用語になるような日が来てほしい」と語った。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09HDA_Q6A221C1CR0000/

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アイヌ文様、容易に複製 平取町がレーザー彫刻機導入 表現多彩、販売増に期待

2016-12-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/20 07:00

9月に平取町民芸品共同作業場に導入されたレーザー彫刻機。パソコンに取り込んだ画像データが、レーザーで精巧に彫刻される
 【平取】町は、アイヌ工芸品の制作などに使えるレーザー彫刻機を導入した。複雑なアイヌ文様を容易に複製でき、活用に期待がかかる。町は「観光客に工芸品を気軽に手にとってもらえるようになれば」としている。
 2013年に経済産業省の伝統的工芸品に指定された「二風谷イタ」(木の盆)は1点ごと職人の手彫りで、高価なのが課題。このため、平取町、日高町、むかわ町の主要団体でつくる「鵡川・沙流川WAKUWAKU協議会」の広域観光圏形成の取り組みの中で彫刻機導入が計画された。
 機械は町が国の補助を受け約1千万円で購入。今年9月、町二風谷の民芸品共同作業場に設置した。最大で縦1メートル、横60センチ程度までの多彩なデザインを彫ることができ、皮に細かい文様を焼き付けるなど、新たな表現も可能となった。
 町や農協、商工会などでつくる平取町地域活性化協議会は、地域の工芸家の協力のもと、木彫作品のアイヌ文様をデータ化し、木製品のバッジやマグネット、アクリル板製のコースターなどを試作。今後、道外の物産展に出品する予定だ。
 また、WAKUWAKU協議会による実技講習もこれまで十数回程度、二風谷民芸組合のメンバーや町民を対象に実施。二風谷工芸館ではアイヌ文様がデザインされたコースターや皮のストラップが並んでいる。
 町は「気軽に購入できる商品が増えることで、イタの認知度向上や販売の底上げにつながれば」と話し、二風谷民芸組合の貝沢守代表は「伝統技術と最新技術が融合した新しい作品など、工芸の可能性が広がる」と期待感を示している。(敦沢政俊)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0350191.html


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浜松・バングラデシュ女性、人権擁護訴え 先住民「ジュマ」の紛争問題 /静岡

2016-12-21 | 先住民族関連
毎日新聞2016年12月20日 地方版
 先住民族「ジュマ」とベンガル人の間で紛争状態が続くバングラデシュのチッタゴン丘陵問題について、ジュマの女性が現状を話す「ノイロンジョナさんのお話会」が18日、浜松市中区で開かれた。
 チッタゴン丘陵は、バングラデシュ東南部に位置する同国唯一の丘陵地帯。チャクマなどモンゴロイド系の先住民族は、焼き畑をする人を意味する「ジュマ」と総称されている。この地域を植民地支配していた英国は、ベンガル人の流入が増加したことを受け、1900年に「チッタゴン丘陵マニュアル」を作成。ベンガル人の土地の売買や居住を厳しく制限した。しかし、71年にバングラデシュが独立すると、新政府は同国で多数派のベンガル人の入植を推し進める開発政策を実施。ジュマは武装化して抵抗し紛争状態に陥った。97年に政府軍の撤退や土地の返還などを定めた和平協定が締結されたが、十分に実施されず、その後もベンガル人によるジュマへの迫害が続いているとされる。
 この日話したノイロンジョナ・チャクマさん(40)は、2002年に来日し、ジュマの人権擁護を訴える活動をしている。現地で、政府軍がジュマの女性を木につるしてお湯をかけたり、レイプしたりするなどといった暴力行為を数々目撃してきたと訴えたほか、「最大の援助国の一つである日本の影響力は絶大だ。日本政府が問題提起をしてくれれば、和平協定が十分に実施されるかもしれない」と呼びかけた。
 企画した静岡文化芸術大文化政策学部の下沢嶽教授は「世界の片隅では、いまだに少数民族に対する弾圧が続いている。チッタゴン丘陵のように、人々が安心して暮らせない地域が多くあるということを知ってほしい」と話した。【古川幸奈】
http://mainichi.jp/articles/20161220/ddl/k22/040/157000c

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人気上昇中の観光地、世界3位に輝いたブラジル北東部の楽園とは

2016-12-21 | 先住民族関連
MEGABRASIL 2016年 12月 18日 11:28

人気旅行サイト「トリップアドバイザー」が毎年発表している「トラベラーズチョイス 人気上昇中の観光地」2017年版が発表され、ブラジルセアラー州にあるリゾート地「ジジョッカ・ヂ・ジェリコアコアラ(以下、ジェリコアコアラ)」が、世界第3位にランクインした。現地メディア「G1」などが報じている(12月6日づけ)。
「トラベラーズチョイス 人気上昇中の観光地」ランキングは、世界中の同サイト利用者による過去12ヶ月間の関心の増加、ホテルやレストランや観光スポットについての口コミから算出された、43の観光地が選ばれている。
アジア、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、南米と地域別のランキングも発表しており、今回で5回目の実施となる。世界ランキング第3位のジェリコアコアラは、南米部門では見事1位を獲得した。
ジェリコアコアラとは、どんな観光地だろう。(次ページへつづく)
(写真・文/柳田あや)
写真はラゴーア・アズウ(青い湖)名物、水の中のハンモック
http://megabrasil.jp/20161218_33052/

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