苫小牧民報 (2016年 12/20)
編み方を説明する講師の山崎さん(中央)
白老町若草町のしらおいイオル事務所チキサニで18日、白老モシリ主催のアイヌ文化体験講座が開かれ、町内外から参加した9人が自然の素材を使ったござを製作した。町内で活動するアイヌ伝統工芸サークル「テケカラペ」の山崎シマ子代表が講師を務め、編む技術を分かりやすく伝えた。
アイヌ文化の理解促進などが目的。講座には町内から7人、苫小牧市から2人が参加。水辺から採取して乾燥させた多年草のガマ(シキナ)を原材料に使い、30センチ四方のアイヌ文様入りござを丁寧に編み込んだ。
チキサニ学芸員の森洋輔さんによると、ござ編みは昔から手間が掛かるとされ、製作枚数が多いほど『よく働く』と言われた。「かつてのアイヌ民族にとって重要な交易品の一つで、外国人には美術品としての高い価値があったのだろう」と話す。
苫小牧市青葉町から参加した藤野真住さん(66)は「アイヌ文化体験には何度か参加しているが、ござ編みは初めて。結構難しいですが、こつをつかめばできそう」と話していた。
山崎さんは「こういう大切な技術を知らない人が増えている。若い人に手仕事を覚えてもらい、次の時代につなげてほしい」と語る。
これらの作品は20日から来年1月10日まで、イオル事務所チキサニで展示している。
問い合わせは同事務所 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/20161245896
編み方を説明する講師の山崎さん(中央)
白老町若草町のしらおいイオル事務所チキサニで18日、白老モシリ主催のアイヌ文化体験講座が開かれ、町内外から参加した9人が自然の素材を使ったござを製作した。町内で活動するアイヌ伝統工芸サークル「テケカラペ」の山崎シマ子代表が講師を務め、編む技術を分かりやすく伝えた。
アイヌ文化の理解促進などが目的。講座には町内から7人、苫小牧市から2人が参加。水辺から採取して乾燥させた多年草のガマ(シキナ)を原材料に使い、30センチ四方のアイヌ文様入りござを丁寧に編み込んだ。
チキサニ学芸員の森洋輔さんによると、ござ編みは昔から手間が掛かるとされ、製作枚数が多いほど『よく働く』と言われた。「かつてのアイヌ民族にとって重要な交易品の一つで、外国人には美術品としての高い価値があったのだろう」と話す。
苫小牧市青葉町から参加した藤野真住さん(66)は「アイヌ文化体験には何度か参加しているが、ござ編みは初めて。結構難しいですが、こつをつかめばできそう」と話していた。
山崎さんは「こういう大切な技術を知らない人が増えている。若い人に手仕事を覚えてもらい、次の時代につなげてほしい」と語る。
これらの作品は20日から来年1月10日まで、イオル事務所チキサニで展示している。
問い合わせは同事務所 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/20161245896