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ニール・ヤング、アメリカ先住民保護区を脅かすパイプライン建設計画やトランプ大統領を批判

2016-12-01 | 先住民族関連
RO69-2016.12.01NEW
12月14日にジム・ケルトナーとポール・ブッシュネルとのトリオとしての新作『ピース・トレイル』をリリースするニール・ヤングだが、今回の新作で問題提起している、アメリカ先住民保護地区の環境問題についてフェイスブックでも訴えている。
前作『ザ・モンサント・イヤーズ』もまた、食品についての遺伝子組換原料の表示義務を無効化しようとしているモンサント社への批判を歌ったものとなっていたが、今回ニールは原油のパイプライン建設に反対するというテーマを取り上げている。ニールが問題にしているのはこのパイプラインが特にアメリカ先住民保護地区の付近を通ることで、これが深刻な環境破壊を起こしかねないことを糾弾している。
これまでもさまざまなパイプライン建設計画についてニールは反対を表明してきているが、今回のものはノースダコタ州の油田から工業地帯のイリノイ州まで地下パイプラインを敷設する計画で、ミシシッピー川を潜るだけでなく、アメリカ先住民のスー族のスタンディングロック保護地区付近の湖の下を通るため、パイプラインの事故や破損が起きた場合に致命的な環境破壊がもたされるだけでなく、先住民の生活圏が失われるとして大きな反対運動に遭ってきた。
今回のパイプライン計画に反対する動機をニールはフェイスブックでも明らかにしていて、そもそもヨーロッパから移住してきた移民がアメリカ先住民とともに最初の収穫を分かち合い祝ったというアメリカの感謝祭のいわれ自体が真っ赤な嘘なのだと次のように指摘している。
「この感謝祭の物語が虚構の史実であることは今では広く知られていることだよ。この素晴らしい大陸の先住民に仕向けられた残忍な虐殺行為を美化するために捏造されたものなんだ。ヨーロッパ人は先住民を抹殺しようとしただけでなく、先住民の文化と言語を徹底的に消し去ることに努め、喉から手が出るほど欲しかったこの土地から除去しようとしたんだ。最初の植民者がプリマスロックに上陸した時から、スタンディングロック保護地区が危ぶまれている今日まで、感謝祭という祝日は俺たちよりも前にここに住んでいた先住民の大なり小なりの部族による国々の滅亡を嘆く日であり続けてきたんだ。
数週間前に俺たちはノースダコタにあるスタンディングロックのスー族のもとを訪れたんだ。そこで目にしたのは、水を守るために前線に立ちあがり、史上空前の500以上もの部族が結集した姿で、さらに数千もの人たちも加わって、最も基本的な事実がそこで叫ばれたことだった。つまり、水は命のもとだと。これまでに苦痛に満ちた歴史を強いられてきたのにもかかわらず、現在の彼らは俺たち全員に代わって水のために闘ってくれているんだよ。
冬を迎えるにあたってこの集結はこれからも大きくなっていく。俺たちの生命にとって最も重要なサポート・システムである自然環境を守るために、そしてアメリカ先住民の文化のあり方とアメリカ先住民としての主権を正当に守るため、彼らは立ち上がっている。俺たちに話を聞かせてくれた人たちはみんなあくまでも平和的に抵抗したいとしていたよ。ここでは、武器や酒、薬物の持ち込みは禁止されているんだ」
この反対運動に対して当局は機動隊や州兵を投じて臨んでいて、放水や催涙弾、ゴム弾などがデモ隊に投じられているとニールは報告していて、こうした暴力がアメリカの企業社会のために税金を使って行われていると糾弾し、企業のための措置なのでメディアでもまるで報じられていないと嘆いていて、オバマ大統領に対して次のように呼びかけている。
「バラク・オバマ大統領、俺たちはあなたにお願いしたいのです、一刻も早くスタンディングロックで平和的に水を守っている人たちに対する暴力に介入してやめさせてほしいと」
さらにドナルド・トランプの大統領選勝利については次のようにも言及している。
「予想外に当選した大統領は過半数の票を獲得したわけではないし、すでに見据えられてる目標や理想を変更していく権限を付与されたわけでもない。よく思い出してほしいのは、200万人以上もの人がもうひとりの候補に票を投じたということだよ。
それに驚きの大統領は自由世界の指導者でもない。世界の二百か国以上もの国家は石油、ガス、炭鉱産業の利益よりも、科学そのものを優先していて、気候変動を野放しにしていくことを避けて未来を安全なものにしたいと協力し合っていくことに尽力しているんだ。
しかし、この驚きの大統領は気候変動の科学やこの科学が指摘している危機的な状況はでまかせだと言い張っていて、この人物の言葉や振る舞いはそのことを明白に、また危うい形で映し出しているんだよ」
ニールのフェイスブックはこちらから。
https://www.facebook.com/NeilYoung/videos/10157769848485317/

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『Assassin’s Creed III』が来週にも無料配布へ。18 世紀アメリカ、先住民とイギリス人のハーフ

2016-12-01 | 先住民族関連
「コナー」が主役
AUTOMATON-2016-12-01 07:23By Ryuki Ishii -

Ubisoftは公式Twitterアカウントにて、12月7日よりPC版『Assassin’s Creed III』を無料提供すると発表した。Ubisoftは設立30周年を祝う「UBI30」キャンペーンとして、6月から月替わりで1作品ずつゲームを無料配布しており、本作がキャンペーン最後の無料提供タイトルとなる。
ゲームの配布はUbisoft Club公式サイトの「UBI30」ページにて行われており、ゲームを受け取るにはUbisoftアカウントが必要となる。なお11月分の無料タイトル『Far Cry 3: Blood Dragon』は本稿執筆時点でまだダウンロード可能となっている。
2012年に発売された『Assassin’s Creed III』の時代設定は、独立戦争時代の18世紀アメリカ。プレイヤーはアメリカ先住民族とイギリス人との間に生まれた主人公「コナー」として、未開拓地「フロンティア」を舞台に暗殺劇を繰り広げていく。本作はデズモンドが現代パートの主人公を務める最後の作品でもある。
なお『Assassin’s Creed』といえば、海外では12月21日に映画版の公開を控えている(国内公開は2017年3月3日)。映画版『Assassin’s Creed』では、15世紀のルネッサンス期スペインを描くオリジナルのストーリーが描かれる。現代編での主人公Callum LynchおよびLynchの祖先であるAguilarは、共に主演のマイケル・ファスベンダー氏が1人2役で演じる。
Ubisoftは別途30日連続でゲームやグリーティングカードを無料でプレゼントする「30 DAYS OF GIVEAWAYS」イベントを実施している。1日目から7日目までのプレゼント内容は事前にリークされたプレゼントリストと一致しており、リスト通りにいけば12月15日から12月18日にかけて『Prince of Persia』『Rayman Legend』『Tom Clancy’s Splinter Cell』『The Crew』が無料提供される可能性がある。
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20161201-35099/

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ロシア極東を取材 本紙連載記事を刊行

2016-12-01 | 先住民族関連
北海道新聞12/01 07:00
 北海道新聞の連載「極東」(2013年10月~15年5月)の記事や写真をまとめた単行本「ロシア極東 秘境を歩く 北千島・サハリン・オホーツク」(北海道大学出版会)が30日、発売された。
 筆者は北海道新聞函館支社の相原秀起報道部長。太平洋戦争の終戦直後にソ連軍が突如上陸して日本軍守備隊と激戦となった北千島のシュムシュ(占守)島や、サハリン(樺太)の旧日ロ(ソ)国境線、石油や液化天然ガス(LNG)の輸出基地など各地を取材。かつて国境の目印であった国境標石の流転の物語や北方先住民族の現状をはじめ、オホーツク海の港町オホーツクやシベリアのマンモスの墓場、北極圏の永久凍土の大陥没地を紹介している。
 四六判228ページ。道内の主要書店で取り扱っている。3024円。問い合わせは同出版会(電)011・747・2308へ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0343874.html

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上院はPECを大差で承認=議会前では激しい抗議も=汚職防止法は司法への脅迫に?

2016-12-01 | 先住民族関連
ニッケイ新聞-2016年12月1日
 【既報関連】11月29日未明に起きた、ブラジル南部のサッカーチーム、シェペコエンセの選手達を乗せた飛行機の墜落事故は、世界を震撼させた。テメル大統領は同日午前、3日間の服喪を発表したが、ブラジル政界では上院では憲法改正案の審議が行われ、政府の方針に反対する市民、活動家による、過激な抗議活動も発生した。また夜には下院で汚職防止法基本案の審議採決も行われた。
 上院では、今後20年にわたって、公費歳出の調整率に上限を定める憲法改正案(PEC)241(以下、上限法)が審議され、賛成61対反対14で承認された。
 財政状況改善のため、テメル大統領(民主運動党・PMDB)の最優先事項だった同案は、上議81人の3分の2、49票以上の賛成が必要だったが、それを上回った。
 17年の教育部門と保健衛生(医療)部門への歳出上限設定方法は、他分野に比べ、若干の便宜が図られているが、それでも「教育と医療の切捨てにつながる」とする市民達による抗議活動が、全国で頻発している。
 11月29日は、議会の外の官庁前広場にも、学生や労組中央機関、農地占拠運動、教師、先住民族などで構成された総勢1万人以上のデモ隊が繰り出し、上限法のみならず、選挙資金裏金恩赦問題や年金改革、中等教育改革への反対などを唱え、抗議行動を行った。
 午後5時頃には、興奮したデモ隊が路上に停止していた車をひっくりかえす騒ぎとなり、警察が実力行使を開始。これにより、官庁前広場はガス弾が飛び、催涙スプレーの煙が立ち込めた。混乱に乗じたデモ隊は、広場両脇の教育省、都市省、防衛省、企画省などの庁舎で破壊行為を働いた。
 テメル大統領は、デモ隊の暴力とマスコミの車が破壊された事を非難するビデオメッセージを発表した。
 その後、下院では汚職防止法の骨格部分の審議と採決が行われ、日付も変わった11月30日未明に、賛成450、反対1、棄権3で承認された。同法の骨格部分には、選挙資金用の裏金工作(二重帳簿)を、罰金と禁錮2~5年の罪とする内容が含まれている。
 しかし、同日未明に継続された修正動議の審議は、裁判官や検察官への処罰を厳格化する条項が加えられるなど、問題の多い内容になっている。裁判官や検察官への処罰厳格化は、「ラヴァ・ジャット作戦を沈静化させるための脅迫」と批判する政治評論家も多い。
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/161201-21brasil.html

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オーストラリアの数学科学学力世界ランクさらに低下

2016-12-01 | 先住民族関連
日豪プレス-2016年11月30日
アジア主要諸国上位占め、英米系諸国も向上
 11月30日付で発表された「2015年国際数学理科教育調査(TIMSS)」で、オーストラリアの学童生徒の数学と科学の学力が世界ランキングでじりじりと後退を続けていることが明らかになった。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 TIMSSは、1995年に始められた調査で、オーストラリアを含めた各国の4年生と8年生相当の学年の数学と科学の学力を測定している。その結果、オーストラリアの学童生徒の学力は1995年以来ほとんど変わっておらず、わずかに4年生の数学だけが1995年より高くなっているが、これも2007年にわずかに跳ね上がったためで、それ以降は変化していない。
 1995年から2015年までの時期、シンガポール、韓国、香港、台湾、日本など上位の国は着実に学力を伸ばしており、カナダ、イギリス、アイルランド、北アイルランド、アメリカも改善されてきており、今ではオーストラリアを抜いている。また、4年生の数学は22位、科学は18位になっている。また、8年生では数学で13位、科学で14位となっている。
 国内では4年生でACTが全体のトップを占めているが、8年生になるとあまり違いがなくなる。また、NTが最下位になっている。男女差では、4年生ですでに男子が女子を上回っている。また、4年生、8年生とも学年の3分の1ほどの生徒が全州・準州合意の標準学力を下回っている。
 また、4年生で家庭に蔵書の多い生徒の平均スコアは548ポイントでトップ8か国の水準に達しているが、家庭に蔵書がほとんどない生徒では平均スコアが474ポイントで世界ランキングでは下半分の水準になっている。
 先住民族と非先住民族の学力差は20年前と変わっておらず、先住民族子弟は、数学は4年生の62%が標準学力に達せず、8年生ではこれが68%になる。非先住民族子弟の場合、数学4年生は29%、8年生で34%にとどまっている。
 以前からオーストラリア国内の学力向上の必要性が言われ続けてきているがまだ決め手はない。現在は、教育学科入学時のATARの点数を引き上げる案が論議されて、教育課程学生の国語・算数能力を確保する必要性が言われている。
■ソース
Australian schools continue to fall behind in maths and science
http://nichigopress.jp/ausnews/news/135554/


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NHK Eテレ アニメ「オトナの一休さん」オリジナルサウンドトラックが12月発売

2016-12-01 | アイヌ民族関連
2016/11/30 11:00 by Pony Canyon NewsANIME, MUSIC

NHK Eテレで放送され、話題のアニメ番組「オトナの一休さん」より、「あまちゃん」の大友良英によるオリジナルサウンドトラックが早くも2016年12月21日に発売される。
「オトナの一休さん」は、室町時代に実在した “一休さん” はとんでもないお坊さんだった、というリアル一休さんの破天荒エピソードを、一休さんや弟子たちが残した文献をもとにアニメ化。声優には、一休役の板尾創路のほか、尾美としのり、山崎樹範、大堀恵が出演している。
サントラには、板尾創路と大堀恵の歌声も収録。アイヌの伝統歌「ウポポ」を現代に蘇らせる女性ボーカルグループ・マレウレウと大友良英のギターインストゥルメンタルがコラボレーションし、聴いていて楽しくなる “天衣無縫” のオリジナルサウンドトラックアルバムとなった。
ストレス社会の現代に生きるすべての大人たちへ、500年の時を超えて一休さんの喝が入る!?
■リリース情報
「オトナの一休さん オリジナル・サウンドトラック」
2016年12月21日発売
PCCR-00647 ≫商品詳細&購入 ¥2,130+税
音楽 大友良英、MAREWREW(マレウレウ)
演奏 高良久美子、上原なな江、大友良英 ほか
<収録曲>全24曲収録
1 大人ノ一休サン 作詞 フジキミツ彦 作曲 大友良英
【歌】板尾創路/大堀恵
2 一休サンノテーマ 作詞 フジキミツ彦・大友良英 作曲 大友良英
3 チカプ -cikap- アイヌ伝承曲
4 新右衛門 作曲 大友良英
5 エムシカネ -emus kane- アイヌ伝承曲
6 オブタテシケ -optakeske- アイヌ伝承曲
7 和尚! 作曲 大友良英
8 コンコン -konkon- アイヌ伝承曲
9 狂雲子 作曲 大友良英
10 チュプキト-cupkito- アイヌ伝承曲
11 ムックル-mukkur-
12 恋法師一休 作曲 大友良英
13 ポンクト-ponkuto- アイヌ伝承曲
14 一羽ノ雀 作曲 大友良英
15 トンデモナサスギル 作曲 大友良英
16 ヨーロロカント -yororo kanto- アイヌ伝承曲
17 喝ダナ 作曲 大友良英
18 エロエロ アイヌ伝承曲
19 ハントイ -hantoy- アイヌ伝承曲
20 ムックル -mukkur- (short ver.)
21 夢閨 作曲 大友良英
22 エムシカネ -emus kane- (short ver.)
 アイヌ伝承曲
23 エンディングテーマ 作曲 大友良英
24 ボーナス・トラック 大人ノ一休サン カラオケ
■関連サイト オトナの一休さん 番組HP www4.nhk.or.jp/P4039/
http://news.ponycanyon.co.jp/2016/11/16724

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『オトナの一休さん』サントラ発売

2016-12-01 | アイヌ民族関連
BIGLOBEニュース-オリコン11月30日(水)10時0分
 10月5日からNHK・Eテレで放送されている『オトナの一休さん』(毎週水曜 後10:45)。室町時代に実在した「一休さん」の知られざるエピソードを、本人や弟子たちが残した文献をもとにアニメ化したら、「なるほど!」と感心してしまう話からクスッと笑ってしまう話、さらには「え?本当に?」とびっくりしてしまう話まで、バリエーション豊かで面白いと評判に。番組の反響を受けて、早くもサントラCDがリリースされることも決定した。
 とんちで有名な「一休さん」の“コドモ”時代は、アニメや絵本で見て知っている人は多いが、“オトナの”一休さんを描いたアニメはこれまでになかった。『オトナの一休さん』に登場する一休宗純(いっきゅう・そうじゅん)は、風変わりな言動で人々を驚かせ、お坊さんの世界でタブーとされていた飲酒や女性との交際などを繰り返したことから「破戒僧」と呼ばれた。その型破りなキャラは天然なのか、確信犯なのか、何なのか。声を担当しているのは、俳優としても活躍するお笑いタレントの板尾創路。
 ほかに、一休の兄弟子・養叟宗頤(ようそう・そうい)に尾美としのり、蜷川新右衛門(にながわ・しんえもん)に山崎樹範、一休のガールフレンド・地獄太夫(じごくだゆう)に大堀恵、一休に怒られがちな弟子たちを夜ふかしの会のメンバーらが出演している。
 ディレクターの藤原桃子氏は「これまでの一休さんのイメージを覆したいと思っているので、皆さんが驚くような話を選ぶようにしています。弟子たちが残した文献や本人が書いた詩などの資料を読んで、アレンジしたらおもしろそうだと思うネタを厳選しているんですが、一休さんの詩はエッチなものがあったりライバルの兄弟子を猛烈に批判していたりと、意外にも人間味にあふれているんです」。
 一休さんの人間味あふれる言動がそのまま作品の魅力になっている。その上、第3回(10月19日放送)の中で一休さんがパラパラを踊っていたり、第4回(10月26日放送)では、一休さんがラップバトルならぬ“ストリート禅問答”が始まって、熱唱するシーンも登場。
 作家・ふじきみつ彦氏は「史実に基づいているので、事実関係は間違えないようにしています。実際、番組内の会議でも『嘘をつくのはNGだが、大嘘はいいんではないか』という意見が出ています。観ている人にとって『この要素はギャグだな』とわかりやすいようにしています」。
 各エピソードのオチでは、「ゴールに固執しがち」「見かけばかりこだわる」「安易に答えを求めようとする」「常識にとらわれがち」「形式が整えられれば安心する」…といった現代人に喝を入れてくれる。
 「禅の世界には、『無縄自縛(むじょうじばく)』という言葉があります。ありもしない縄で自分を縛るという意味ですが、ストレス社会と言われている現代では、過去の失敗やコンプレックスといった“ありもしない縄”に縛られている方もいると思う。そういったしがらみを抱えている皆さんが見たときに、クスッと笑えてリラックスできるような番組にしたい」と藤原氏。ふじき氏も「お坊さんがやってはいけないと言われていることを、すべてやってしまうのが一休さん。その姿を見ることで、皆さんが『自分もいいかげんでいいんじゃないか?』という気持ちになってもらいたい」と番組に思いをこめる。
 音楽も天衣無縫でぜいたく。聴いているだけで、いやされる。手掛けているのは『あまちゃん』の大友良英氏と、アイヌの伝統歌「ウポポ」を現代に蘇らせる女性ボーカルグループ・マレウレウ。12月21日発売のサントラCDには、板尾と大堀が歌う「大人の一休さん」も収録される。
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/1130/ori_161130_5023322156.html

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