室蘭民報2023.09.16
ウポポイ内を循環している低速電動バス
白老町若草町のウポポイ(民族共生象徴空間)で、12日から時速20キロ未満で園内を循環する低速電動バスが運行を開始した。無料で利用でき、園内5カ所のバス停を約10分で往復する。
ウポポイは東京ドーム2個分の広さがある。これまでも来園者から「移動が大変」という意見が寄せられており、利便性向上のため導入した。
バスは全長4・96メートル、幅2メートル、高さ2・43メートル。定員は立ち席を含めて22人。車体のアイヌ文様は、平取町二風谷のアイヌ工芸家・関根真紀さんがデザインしている。
障害を持つ人にも配慮し、後部には車椅子リフターを配備。ウポポイ広報は「さまざまな方が乗車できる。多くの方にウポポイを少しでも便利に楽しんでほしい」と話している。
運行時間はイベント日や繁忙日を除いた開園日の午前9時半~午後4時半。