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先住民族関連ニュース

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東京パラリンピックの理念、次世代に 共生社会へ 取り組み進む 札幌新陽高/光のない世界想像 「マップ」作成 札幌の医療法人/障害者と健常者 共に学ぶ場開設

2021-10-19 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/18 11:17
 障害の有無にかかわらず、互いを尊重し、自分の潜在力を発揮することができる「共生社会」。東京パラリンピックが掲げた理念で、実効性ある活動が今後求められる。音の出る信号機や点字ブロックなどのバリアフリー化は着実に進む一方、子どもたちが共生社会の意義を理解する教育が欠かせない。多様性を認め合う二つの取り組みを紹介する。
 「先に進むと、老人福祉施設の室外機があります。風が当たったら、右に曲がってください」
 東京パラリンピック開催中の8月31日、札幌新陽高の生徒5人が、視覚障害を持つ檜山晃さん(41)が映るパソコン画面に向かってオンラインで語り掛けた。
 最寄りの地下鉄駅から高校までの道のりを、目印に触れたり、においを感じたりしてたどり着く「感覚マップ」づくりの学習。生徒たちは檜山さんが道に迷わず、事故に遭わないよう、さまざまな場所や状況に思いを巡らせ、それぞれの地図を作成。重ねた対話は2時間を超えた。参加した生徒は「どこまで細かく説明すればいいか悩んだ」「マップづくりで自分の視野が広がった」と振り返った。
 同校は2030年までに目指す教育ビジョンに「人物多様性」を挙げる。赤司展子(あかしのぶこ)校長(45)は「人それぞれに違いがあるということを理解できれば、お互いが生きやすくなる。生徒たちは多様な生き方に触れてほしい」と期待する。
 感覚マップは、檜山さんがスタッフを務める一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京)が主催する。障害者の目線で日常生活を見つめ直すことが狙いで、オンラインのほか企業や大学、博物館などで体験プログラムも行っている。
 東京五輪・パラリンピックを前にした20年には、都内に体験型施設「対話の森」を開設。暗闇の中を声や音を頼りに歩いたり、身ぶり手ぶりだけで意思疎通を図ったりし、参加者が「光」や「音」のない世界を体感している。
 プログラムはドイツ発祥で1999年に導入した。欧州などでは教育現場に広がっているが、法人のプログラムを体験した延べ約25万人の大半は企業研修などを目的とした社会人。児童生徒は1割に満たない。
 法人は東京パラリンピックが共生社会の実現に向けたレガシー(遺産)となるよう、全国の小中学生5千人に無料の体験学習を行い、その効果を検証する予定。志村季世恵(きよえ)代表は子どもたちが障害者の世界観を学ぶことで「お互いに助け合い、自己肯定感や共感する力につながる」ことを願う。
 札幌の医療法人「稲生(とうせい)会」は18年、障害者と健常者が共に学び、経験や視野を広げることができる場「みらいつくり大学校」を開設した。公式ホームページ(https://futurecreating.net)を通じて会員登録すると、アイヌ語や手話、マジックとさまざまな講座を、動画などで無料で受けることができる。
 会員約120人のうち、医療支援を必要とする障害者は約4割を占め、オンラインで会員間の交流が進んでいる。同校学びのディレクターの松井翔惟(かい)さん(33)は「障害者の人たちからは、私の方がいろいろと学んでいる」と話す。ドイツの哲学者ハイデガーの著書から「死」を見つめた授業では、重い障害のある会員がつづった感想文に心打たれ、「障害の有無は、ただの偶然にすぎない」との思いに至った。
 東京パラリンピックは、障害者スポーツへの理解が進むなど一定の成果はあったが、松井さんは道半ばと感じている。「障害者は『かわいそう』といった固定観念はまだある。対話をし、共に学ぶことができる場が大切」と訴えている。
■スポーツ庁も推進
 スポーツ庁は2015年度の発足以降、東京五輪・パラリンピックが掲げた理念を学校教育に生かすため、共生社会の実現を含む「オリパラ教育」を推進している。20年度から順次実施している新学習指導要領には、保健体育の学習内容にパラリンピックに関する指導が初めて盛り込まれた。
 オリパラ教育は地方の小中高や幼稚園などが対象。同庁は15年度から、「共生社会」「スポーツの価値」「国際・異文化」を三つの柱に支援事業を行っている。共生社会では、保健体育や道徳、総合学習の時間にパラリンピック選手との交流や重度障害者向けの球技「ボッチャ」の体験などが行われてきた。
 パラリンピックに関しては、これまでの保健体育の学習指導要領の中で「オリンピックや国際的なスポーツ大会」などと記述が省かれていた。新しい指導要領ではオリンピックとパラリンピックが併記。教員向けには授業例として障害者スポーツの体験を挙げ、「障害の程度、特性にかかわらず、全ての生徒が実施可能な体験となるよう留意すること」などと求めた。
 オリパラ教育の支援は東京大会の閉幕に伴い、本年度限りとなるが、同庁は今後も障害者スポーツの参加率向上などに取り組む考え。室伏広治長官は「オリパラが開催される4年ごとではなく、持続的な取り組みが大切」と強調している。(大能伸悟)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/601162

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遺骨安置のウポポイ慰霊施設 伝統儀式で先祖を供養

2021-10-19 | アイヌ民族関連
NHK 10月17日 18時31分

胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の慰霊施設で、アイヌの人たちの先祖を供養する伝統の儀式が行われました。
白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」にある国の慰霊施設には、明治から昭和にかけて研究目的として各地の墓地から掘り出され、全国の大学で保管されてきたアイヌ民族の遺骨1600体余りが安置されています。
17日は北海道アイヌ協会や北海道大学の関係者などおよそ60人が参列し、はじめに鎮魂式が行われました。
この中で北海道アイヌ協会の大川勝理事長は「遺骨が返還されたから終わりではない。大学には遺骨収集の背景やアイヌを含む社会に研究成果がどう還元されたかなど説明責任が問われ続ける。引き続き誠意ある対話を求めていきたい」と述べました。
これに対し、式に参列した北海道大学の山本文彦副学長は「今後も遺骨の返還に向けた取り組みに対し、保管していた大学として責任を持って協力していきたい」と述べました。
このあと「イチャルパ」と呼ばれる先祖を供養するための儀式が行われ、木を削って作ったささげ物に酒かすをかけたり、食べ物を供えたりしていました。
最後に先祖に向けて歌と踊りを披露し、先祖の霊を慰めていました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211017/7000039308.html

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続・日本列島人の起源と歴史シリーズ 10月のテーマは「北方の言語」 現在オンデマンド配信中!【NHKカルチャー オンライン講座】

2021-10-19 | アイヌ民族関連
JIJI.COM  2021年10月19日(火)
[株式会社エヌエイチケイ文化センター]
北方の7つの系統の言語の特徴を比較しながら、日本語やアイヌ語の起源を探ります。
世界には、起源が異なるさまざまな言語があります。言語学者 風間伸次郎先生が、多彩な言語の特徴を紹介するとともに、日本語やアイヌ語の起源に迫ります。

『続・日本列島人の起源と歴史シリーズ 全12回』
日本列島(ヤポネシア)に最初に住みついた人々を最新研究で探る人気シリーズ。
日本列島北部と南部にいた縄文人の子孫集団は,その後渡来人との混血の程度が中央部のヤマト人よりも低く、やがてそれぞれアイヌ人とオキナワ人の祖先となっていきました。
1.東ユーラシアのなかの日本列島人【配信終了 】
2. アイヌ語の歴史 【配信終了】
3. アイヌと縄文をつなぐ【配信終了】
4. クマ送りとヒグマ【配信終了】
5. 北方の言語 【配信中】
6. 遺伝子からみた日本人 【配信期間:11/12~11/30】
7. もう一つの日本語~琉球語から見えるもの~ 【配信期間:12/10~12/31】
8. 内なる二重構造 【配信期間:2022年1/14~1/31】
9. ヤマト王権における北と南の影響 【配信期間:2022年2/10~2/28】
10. 琉球列島の多様性:ことば 【配信期間:2022年3/11~3/31】
11. 琉球列島の多様性:DNA 【配信期間:2022年4/8~4/30】
12. 最初に日本列島へ渡来した人々 【配信期間: 2022年5/13~5/31 】
講座名:「続・日本列島人の起源と歴史 北方の言語」
講師:東京外国語大学教授 風間 伸次郎
受講形態:オンデマンド
開催日時:現在配信中 10月31日まで
受講料金:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込2,200円
▼お申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1237839.html
主催:NHK文化センター名古屋教室
企業プレスリリース詳細へ (2021/10/18-17:47)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000133.000071793&g=prt

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台湾文化協会発足100周年 蔡総統「先人望んだ自由な時代に」

2021-10-19 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2021/10/18 17:00
台湾文化協会発足100周年記念イベントであいさつする蔡英文総統=総統府提供
(台北中央社)日本統治下で台湾人の文化活動への参加を促進しようと「台湾文化協会」が立ち上げられてから17日で100周年を迎えた。台北市内で催された記念イベントに出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、文化に活力があれば、国家にパワーが宿ると指摘。近年、政府が推進してきた文化政策などを挙げ、同協会を発足させた先人たちが望んだ自由な時代が到来したと語った。
1921(大正10)年10月17日に設立された台湾文化協会。刊行物や各地での講演などを通じて近代的な知識や思想を広め、後の台湾の社会や文化に大きな影響を与えたとされる。
蔡総統は、現在の台湾では文化の発展や表現が政府に禁じられることはなく、人々の言論や表現の自由は保障されていると言及。先人の貢献が今の台湾を築いたとし、世界の台湾のために共に努力していこうと人々に呼び掛けた。
イベントでは歌手やダンサーらがパフォーマンスを披露。同協会が創設された時代の楽曲の他、台湾語や客家語、台湾原住民(先住民)族の言語の楽曲も演奏され、台湾文化の多様さが表現された。(編集:楊千慧)
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202110180004.aspx

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Appleの従業員が社内の差別、偏見、ハラスメントを告発

2021-10-19 | 先住民族関連
techtarget 2021年10月18日 08時00分 公開
Appleの現従業員と元従業員が、Appleには人種差別、性差別、ハラスメントなどがあり、人事部門は解決しようとしないと訴えている。
 人種差別、性差別、不公平な扱い、ハラスメント、嫌がらせに関する広範な事件がAppleの人事部門に無視されているとして、Appleの現従業員と元従業員からなるグループがAppleの職場文化を公然と批判している。このグループは「#AppleToo」として知られる。
 #AppleTooはAppleの従業員から約500件の証拠を集めた。連絡を取った従業員の大多数は、Appleで働いている間の扱いについて当局(米国労働関係委員会など)に苦情を申し立てる方法または報道機関と話す方法に関する情報を求めていたという。
 #AppleTooは、「人種差別、性差別、不公平な扱い、報復、いじめ、性的を含む各種ハラスメント、性的暴行に関する何百ものストーリー」がリンクされるスレッドで、こうした申し立てをAppleの人事担当者が無視していると主張する。
 「あまりにも長い間、Appleは世間の厳しい目を逃れている。黒人、先住民族、少数民族などの人種、性別、歴史的差別によって多くのApple従業員が不当な扱いに直面している。社内の秘密主義文化が透明性を損ない、威圧感を生み出している」と#AppleTooのWebサイトに記載されている。
 「職場で目にしたり経験したりする根強い不当な扱いについて説明責任や是正を求めても、孤立させられ、評価が下げられ、嫌がらせを受けるというパターンに追い込まれる。もうたくさんだ。社内手段は全て使い尽くした。上司に話した。Peopleチームにも出向いた。Business Conductを通じたエスカレーションも行った。でも何も変わらなかった」
 「私たちは職場の体系的変化を求めるため、Apple、AppleCare、小売り部門とも、パートタイムおよびフルタイムの従業員とも、同僚として手を携えなければならない。私たち全員が従業員名簿に名を連ねている。だが同じ扱いではない。全員に平等な権利が与えられているわけではない」
 英Computer Weeklyは#AppleTooの主張と申し立てについてAppleにコメントを求めた。
(続きを読む)
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2110/18/news02.html

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スーパーラグビー史上初の1試合5トライ決めたNZ選手が交通事故死

2021-10-19 | 先住民族関連
東スポWeb 2021/10/18 16:50
 ニュージーランド(NZ)出身でスーパーラグビー(SR)チーフスのWTBショーン・ワイヌイ(25)が18日、交通事故で死亡したことが分かった。
 複数のメディアによると、ワイヌイはこの日、NZ北島のタウランガ近郊のオマナウで運転中に木に激突。警察が事故により1人が死亡したことを発表し、NZラグビー(統括団体)がワイヌイであることを確認したという。
 2018年からチーフスでプレーしたワイヌイは人気選手の1人で、今年6月のワラターズ戦ではSR史上初となる1試合5トライを決めた。また、代表としては15年からNZの先住民族マオリで結成される「マオリ・オールブラックス」で活動。今後も活躍が期待されていた25歳の訃報には衝撃が広がっている。
 豪メディアのブリスベン・タイムズは「NZラグビーの〝スター〟ショーン・ワイヌイが自動車事故で死亡」、ヤフースポーツ・オーストラリアは「ショーン・ワイヌイの死に揺れる」などと報じた。
 チーフスの公式ツイッターは「NZで最も高い『トタラの木』の1本が倒れた」と、ワイヌイを現地で耐久性に優れた木にたとえて悲しみを表現。また、オールブラックスも公式ツイッターで「私たちは心が痛んでいる。ショーン、あなたはインスピレーションに優れていた。決して忘れません」と追悼コメントを投稿した。
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/sports/osports/tokyosports-3729418.html

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