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衆院選北海道8区 函館で支持拡大に全力 2氏、コロナ対策訴え 解散後初の週末

2021-10-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/17 05:00
 衆院解散後、初の週末を迎えた16日、道8区(渡島、檜山管内)で立候補を予定する2氏は、大票田の函館市内を中心に回り、会合を開くなどして支持拡大を図った。立憲民主党前職の逢坂誠二氏(62)、自民党元職の前田一男氏(55)は、新型コロナウイルス対策や経済支援、道南のインフラ整備などについて訴えた。(鹿内朗代、伊藤友佳子)
 逢坂氏は午前10時すぎ、函館朝市を訪れた。2時間ほどかけて各店舗に政策パンフレットを配って歩き、店主らに新型コロナによる経営への影響について尋ねて回った。逢坂氏は、政権交代の必要性を訴えるとともに、争点となるコロナ対策について説明。店主らに対し「地域、業種を問わず、事業規模に応じて支援を行うべきであり、実現させたい」と語った。店主らからは「飲食店だけでなく、地域の苦しい店舗全体に目を向けてほしい」との声が上がった。
 午後からも、市内の市場や商店街を回った。市立函館博物館前で行われた函館アイヌ協会主催の先祖を供養する儀式「イチャルパ」にも参加した。
 前田氏は午前、函館市内の後援会事務所で打ち合わせを行い、今後の遊説計画などを確認。午後からは、市内のホテルで開かれた後援会主催の政経セミナーに参加した。
 前田氏は、政府・与党とのパイプを前面に打ち出し、「木古内と松前を結ぶ松前半島道路や(本州と道内を海底で結ぶ)第2青函トンネルなど社会インフラ整備を進めたい」と強調。「私たちの孫や先の世代から『道南に生まれて良かった』と言ってもらえる地域にしたい」と述べ、参加者とともに「ガンバロー」三唱で締めくくった。
 この後、同党の参院議員の講演会にも参加。夕方には、厚沢部町で業界団体の会合にも出席した。
※「イチャルパ」のルは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/600816

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独特の文様 サハリンにルーツ?

2021-10-18 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2021年10月13日

■噴火湾アイヌの衣服
 背中に広がる大きなモチーフがひときわ目を引くこの衣服は、噴火湾に面した八雲町遊楽部(ゆうらっぷ)のアイヌ民族のリーダー椎久年蔵(しいくとしぞう)(1884~1958)が生涯愛用したもの。
 この地域の男性と結ばれた洞爺湖町虻田の女性が持参したと伝えられる。文様が噴火湾沿岸の様式と大きく異なり、サハリンで着用される魚皮衣との関連が漠然と指摘される程度で、「類例がない」とかねて注目を集めてきた。
 最近、古い写真を調べていたところ、そっくりな文様の衣服が戦前まで少なくとも他に4着存在し、うち3着が伊達から虻田の地域で使用されていた事実が分かった。
 実は、虻田にはサハリンにルーツをもつ一族が住んでいた。その家系の人物が、故郷サハリンと移住先の噴火湾の文様を組み合わせて作り上げたのが、これらの衣服ではなかったか。
 100年以上前の衣服の製作者を特定するのは至難の業であり、私の推測も現状では思い付きに近い。しかし、点と点がつながり始めていることは確かだ。
 まだまだ埋もれているだろう資料を解きあかし、確実な議論へとつなげていきたい。
(北海道博物館アイヌ民族文化研究センター 大坂拓)
http://digital.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20211013011850001.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_MTW20211013011850001

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アイヌ民族の伝統儀式、イチャルパで先祖供養【函館】

2021-10-18 | アイヌ民族関連
函館新聞 2021.10.17

先祖の霊を供養する参加者
 アイヌ民族の伝統的先祖供養の儀式「第6回函館イチャルパ」が16日、市立函館博物館横の広場で執り行われた。古式にのっとった祭壇を設け、市民が見守る中、参列者が祈りをささげた。
 同博物館に安置されているアイヌの遺骨を供養する目的で、函館アイヌ協会(加藤敬人会長)が同館と協力して2016年から毎年実施。アイヌ文化に触れるきっかけにしてもらおうと市民参加を呼び掛け、約20人が足を運んだ。
 会場にはカムイ(神)の通り道となる山側にヌササンと呼ばれる祭壇を設け、ヤナギの木を削って作る祭具イナウを7本ささげた。
 祭司は神奈川県在住のアイヌ文化アドバイザー、平田篤史さん(59)が務め、火の神(アぺフチカムイ)を囲みカムイノミ(祈り)とイチャルパ(先祖供養)の儀式が厳かに執り行われた。平田さんは「(イチャルパの公開により)市民がアイヌ文化の伝承に興味を持つきっかけになれば。アイヌが函館にもいることを知ってほしい」と話していた。
 加藤会長は「イチャルパの開催は博物館の尽力にがあればこそ。滞りなく慰霊を行い、まずは一安心できた。今後は函館に1万点以上存在するアイヌ関連資料について、積極的に情報発信していきたい」と抱負を述べた。
 市教委の川村真一生涯学習部長は「継続して開催できるよう、市としても後援していく。各施設が所蔵する資料を大切にしながら、文化を引き継いでいくことが必要」と話していた。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/23409

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アイヌの伝統歌 小中学生を招待 沖縄市 音市場で

2021-10-18 | アイヌ民族関連
沖縄タイムス 2021年10月17日 05:00有料
 【沖縄】市とミュージックタウン音市場は11月13日(土)、市内在住・在学の小中学生と保護者を無料で招待し、アイヌ民族の伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ボーカルグループ「MAREWREW(マレウレウ)」のコンサートを音市場で開催する。午後1時半から1時間程度。
この記事は有料会員限定です。
残り181文字(全文:317文字)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/848095

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インド民族絵画を展示 上越市のミュゼ雪小町で「ミティラー美術館展」

2021-10-18 | 先住民族関連
上越タウンジャーナル 2021年10月17日 (日) 17:03
インド東北部のミティラー地方に古代から伝わる「ミティラー画」を所蔵する新潟県十日町市の「ミティラー美術館」のコレクション展が、上越市本町5のあすとぴあ高田内「ミュゼ雪小町」で開かれている。ヒンズー教の神々や自然を幾何学模様化したミティラー画やインドの先住民族の絵画など約80点を展示している。2021年10月24日まで。
ヒンズー教を題材にした線描画が並ぶ会場

2022年のインド独立75周年と日印国交樹立70周年に向け、インドの民族文化に関心を高めてもらおうとミティラー美術館が主催した。同館は廃校になった小学校の校舎を利用して1982年に開館した私立美術館で、約2000点のコレクションの質と量はインド政府から高く評価されているという。
ミティラー画は3000年にわたり女性によって受け継がれてきた線描画。誕生や結婚、宗教行事の際に、木の実や植物の汁を竹の棒などを筆にして家の土壁に描かれてきた。1960年代に女性の経済的自立や芸術運動を通して紙に描かれるようになった。
展示されているのは、インドから招いた描き手が同館に長期滞在しコンクリート疑似壁に描いた作品。ミティラー地方はヒンズー教の聖典で古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の舞台でもあり、ミティラー画には太陽や月、植物などの自然のほか、「チャクラ」や「シバ神」といったヒンズー教を題材したものも多い。
このほかインド西部先住民族のワルリー族が描く赤土の壁に白一色「ワルリー画」や、独自の自然信仰を持つインド最大の先住民族ゴンド族の「ゴンド画」、素焼きの陶器のテラコッタも展示している。
ゴンド画「虎」

長谷川時夫館長は「めったに見られないインドのフォークアート(民衆芸術)。特に中高生など若い人たちに見てほしい」と話している。入場料200円(高校生以下無料)。時間は午前10時から午後7時までで、最終日の24日は午後6時まで。
▽ミティラー美術館 http://www.mithila-museum.com/
https://www.joetsutj.com/articles/23920465

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最北の富士とコラボ! サロベツ原野に飛来した「湿原の神」タンチョウの艶姿

2021-10-18 | アイヌ民族関連
ベストカーWeb 10/17(日) 18:00配信
 北海道留萌市在住の写真家・佐藤圭さんが撮った貴重な動物、風景写真をお届けする週末連載。
 第52回は、タンチョウをお届けします。
 日本航空のロゴマークになっている鳥で、日本の国鳥だと誤解している人もいるくらいで(正解はキジ)、日本を代表する野鳥です。
 「瑞鳥」とも呼ばれ、めでたさの象徴となっている鳥です。この写真を見た人に何かめでたいことが起きますように!
絶滅の危機を脱して、今は数を増やしています
 タンチョウは、日本で繁殖する唯一の野生の鶴で、日本に生息する最大級の鳥類です。
 他に、マナヅルとナベヅルが渡り鳥として飛来しますが、日本では、ほとんどの人が「鶴といえばタンチョウ」とイメージするのではないでしょうか。
 タンチョウは、漢字で書くと「丹頂」、「丹鳥」で、丹は朱色を表していて、タンチョウの頭のてっぺんが赤いことに由来しています。
 アイヌの人々は、タンチョウを「サロルンカムイ(湿原の神)」と読んでいました。
 国の天然記念物に指定され、環境省レッドリストで絶滅危惧種に指定されています。
 江戸時代までは、日本中で姿が見られたようですが、明治以降、乱獲や生息地の乱開発によって、すっかり数を減らし、1920年代には絶滅したと思われていました。
 そんな危機的な状況を変えたのが、タンチョウの生息地として有名な北海道鶴居村です。
 釧路湿原の一部である鶴居村では、数が激減したタンチョウを増やすために、エサの乏しい冬の時期に給餌を行い保護してきました。そのおかげもあって、今は徐々に数を増やしつつあります。
 ただ、鶴が1ヵ所に集まってしまったことによる弊害も心配されています。
 鳥インフルエンザなどが蔓延してしまうと、群れになっているタンチョウは一気に感染し、数を減らしてしまう可能性があるのです。
 そのため、今は給餌の量を減らし、生息地、繁殖地を全道各地に広げる取り組みも行われています。
 その成果なのか、北海道の道北にも、毎年、タンチョウが飛来します。繁殖の記録もあるようです。
 北海道の最北端・稚内から、日本海側を走る国道・オロロンラインを南へ下ると、そこは、日本最北の大湿原、植物と鳥類の楽園・サロベツ原野です。
 信号も電柱もないだだっ広い原野からは、利尻富士がどーんと望め、タンチョウたちもお気に入りの場所のようです。
 道北の冬はあまりに過酷でエサが採れないため、タンチョウたちは、雪の少ない道東へ渡ってしまいますが、春から秋にかけ、道北を選んで飛来してくれるのは、とてもうれしいです。
 またいつか、日本中でタンチョウの姿が見られるようになるといいですね。
 佐藤 圭kei satou
 1979年、北海道留萌市生まれ。動物写真家。SLASH写真事務所代表。MILLETアドバイザー。
 日本一の夕陽と称される留萌市黄金岬の夕陽を撮影するために写真家の道に入る。北海道道北の自然風景と野生動物を中心に撮影を続け、各地で写真展を開催し、企業や雑誌、新聞などに写真を提供している。
 2018年、エゾナキウサギの写真「貯食に大忙し」で第35回『日本の自然』写真コンテスト(主催:朝日新聞社、全日本写真連盟、森林文化協会)で最優秀賞受賞。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2f721ff76b3db555917f3c17c90d8f7f0656b5

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