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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族資料集約、白老町立図書館がコーナーを刷新

2019-10-19 | アイヌ民族関連
室蘭民報【2019年10月18日(金)朝刊】

 白老町立図書館はこのほど、アイヌ民族関係を含む資料約2千冊を館内中央部に集約して郷土資料コーナーをリニューアルした。象徴空間「ウポポイ」開設を控え、特色ある郷土コレクションをPR。
 アイヌ関係書籍は、アイヌ語、アイヌ文様刺しゅう、アイヌ語地名、神謡集ほか、絵本などの児童書、漫画「ゴールデンカムイ」など。社会科学系の「先住民族と国際法」「先住少数民族と教育・文化」「アイヌ社会と外来宗教」「アイヌ民族文化史への試論」といった堅めの書籍も。
 ほかに白老町史、道史、道内市町村史といった資料も同コーナーに並んでいる。同館によると、アイヌ文様刺しゅうに関する書籍の貸し出しが多くなっているという。
 同館では27日までの期間限定で「平和について考える資料展」を開いており、戦争、平和に関する資料約100冊が並んでいる。
(富士雄志)
【写真=館内中央部に移設、リニューアルを図った郷土資料コーナー】
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2019/10/18/20191018m_08.html

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道南バス社長に長谷川氏が昇格

2019-10-19 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/18 05:00
長谷川 義郎氏(はせがわ・よしろう)札幌学院大卒。2001年道南バス入社。一度退社してNPO法人で勤務し、15年に再入社。営業部長、経理担当部長などを経て、19年6月から常務取締役。室蘭市出身。
 【室蘭】道内バス大手の道南バス(室蘭)は17日、臨時取締役会を開き、同日付で矢野輝佳社長(54)が退任し、後任に長谷川義郎常務取締役(53)が昇格する人事を決めた。矢野氏が体調不良を理由に辞意を表明した。
 矢野氏は昨年9月、体調不良で退任した前社長の後任として社長に就任した。記者会見した長谷川氏は、胆振管内白老町に来年開業予定のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」と登別温泉、新千歳空港、札幌をつなぐ新路線を開設し、経営基盤強化へつなげる方針を示した。また、同社の路線バスが7月に苫小牧市で軽自動車に追突した事故などを踏まえ、「安全管理専門の組織を早急につくりたい」と語った。(今関茉莉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/355665

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約200年もの間果たされなかった先住民とアメリカ政府の「約束」が実現に向かっている

2019-10-19 | 先住民族関連
Gigazine 2019年10月18日 08時00分

アメリカ政府はアメリカの先住民であるチェロキー族を強制移動させる際、「チェロキー族の代表を連邦議会に参加させる」ことを約束しましたが、約200年間、この約束は果たされませんでした。しかし、チェロキー族の中で新しい動きがあり、議会に送りこまれる部族代表がこれまでで初めて指名されました。「アメリカ政府が約束を守る日も近い」と、チェロキー族による活発な活動が続いています。

After 184 years, Cherokees seek House delegate seat promised in treaty
https://www.rollcall.com/news/congress/184-years-cherokees-seek-house-delegate-seat-promised-treaty

Kimberly Teehee Is Poised to be Cherokee Nation’s 1st Congressional Delegate
https://www.elle.com/culture/career-politics/a29391716/kimberly-teehee-cherokee-nation-first-delegate-house-of-representatives/

Will Congress finally fulfill a 200-year-old promise to the Cherokee people? | US news | The Guardian
https://www.theguardian.com/us-news/2019/oct/15/congress-cherokee-nation-kimberly-teehee
チェロキー族は1838年にオクラホマに当たる地域に設けられたインディアン居留地に強制移動させられたという歴史を持ちます。この強制移動は途中で1万5000人いたチェロキー族のうちおよそ4000人が亡くなったことから、涙の道と呼ばれるとのこと。
この移住は、チェロキー族とアメリカ政府の間で結ばれたニューエコータ条約によって決められましたが、184年もの間、条約に含まれていたある合意が無視されてきました。この条約では、アメリカ政府がチェロキー族の代表を連邦議会の議員に指名し、故郷を奪われたチェロキー族に何らかの発言権が与えられるとされていたのです。
184年もの間忘れ去られていたこの合意が、2019年10月になり、ようやく果たされようとしています。これまでチェロキー族は議会に代議員を送ったことはなく「何のステップも取られていなかった」ということで、チェロキー族の首長であるチャック・ホスキン氏はキンバリー・ティーヒー氏という女性をチェロキー族を代表する下院議員として指名しました。ティーヒー氏はこれまでにチェロキー族のガバメント・リレーションの代表を務め、オバマ政権下でネイティブアメリカン問題のアドバイザーとしても働いていたロビイストとして知られています。
ティーヒー氏はまだ議員ではなく、連邦議会が代表として受け入れるかどうかはわかりませんが、ティーヒー氏は「議会は受け入れる準備ができていると思います。私はこれまでに『やりたくない』という声を聞いたことがなく、『どうすればできるのか?どうすれば適切か?』という議論をしてきましたから」と楽観的な見方を示しています。
ティーヒー氏が連邦議員となれば、38万人ものチェロキー族が議会で擁護されるようになるとみられています。チェロキー族は独自の政府を持ち、学校や病院、インフラのプログラムを運営していますが、財政的には連邦政府からの助成金に依存しています。助成金は政府の裁量によって決まりますが、この裁量は経済状態や、連邦議会と大統領の交渉によって左右されます。このため、チェロキー族の代表が連邦議会に入ることは、大きな意味を持つわけです。
オクラホマ大学でネイティブアメリカン法を研究するリンゼイ・ロベルトソン教授は、下院でチェロキー族の議員が席を持つことの重大さを過小評価すべきではない、と述べています。「議員は委員会に入り、委員会に投票し、法案を示し、下院で発言することができます。また、部屋の中にいるだけでもメリットがあります」「これはチェロキー族だけでなく、すべての部族にとって有益です」とロベルトソン教授はコメントしています。
「チェロキー族は政治的にも経済的にも、比較的強いポジションに立つようになりました。市民のウェルビーイングも高まっています。今こそ条約の条項について主張すべき時であり、議会の外から我々の要望を伝えるとともに、アメリカ政府が義務を果たすべきだと主張します。議会に入り、我々の先祖の希望を果たす時です」とホスキン氏は述べました。
なお、ティーヒー氏が議員となるためには下院だけではなく、上院や大統領の承認が必要とみられており、実現にはまだ時間がかかる模様。この点についてはティーヒー氏も認識しているところであり、「一歩ずつ進みたいと考えています。先走りしたくはありませんが、前に進むための議論や分析、プロセスを行っていきたいです。失速せず、目標に向けて動き続けていきます」と語りました。
https://gigazine.net/news/20191018-cherokees-house-delegate-seat/

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熱源 川越宗一著 翻弄されるサハリン少数者

2019-10-19 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 朝刊2019/10/19付
この夏、北海道で樺太アイヌのオーラル・ヒストリーを記録した後、B・ピウスツキの民族誌を編訳した井上紘一氏らと、サハリン北部のノグリキやオハ近郊にあるニヴフの集落を訪ねたところだ。帰国後すぐに、19世紀後半から敗戦にいたる激動期の樺太アイヌの冒険と闘いを描いた歴史小説である本書を読み、感銘を受けた。
狩猟、漁労、トナカイ遊牧などで生きる先住民の島の領土を、19世紀初頭からロシアと日本が争うようにな…
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https://www.nikkei.com/article/DGXKZO51136670Y9A011C1MY6000/

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