先住民族関連ニュース

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お笑いコンビ「ペナンペパナンペ」 ラジオで活躍

2019-10-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/14 11:49 更新

笑天でパーソナリティーとして番組を仕切る川上竜也さん(右)、川上将史さん
 アイヌ民族のお笑いコンビ「ペナンペパナンペ」(ペナパナ)が、札幌市東区の地域FM「さっぽろ村ラジオ」(81・3メガヘルツ)でパーソナリティーに初挑戦している。週1回1時間の生番組で2人がイチ押しのアイヌ民族のアーティストや話題を紹介。軽妙なやりとりが好評だ。
 ペナパナは、いずれも日高管内平取町出身で、同じ名字ながら兄弟ではない川上竜也さん(43)と川上将史さん(37)が2015年に結成。仕事の傍ら道内各地のイベントやテレビ番組に出てきたが、ラジオ出演は初めてだ。
 番組は毎週火曜日午後9時からの「笑天(わらてん)」。同放送局の関係者が市内で毎月開いているお笑い大会の優勝者が、月替わりでパーソナリティーを務める番組で、9月に優勝したペナパナが10月分を担当している。
 番組構成は各芸人に任されており、2人が考案した企画「今週の気になるアイヌニュース」は、竜也さん扮(ふん)する辛口評論家「ピリカ川上」のボケに、将史さんがつっこみを入れるスタイル。ミキサーの金森マミさんも「しっかり作り込んでいて、チームワークもばっちり」と太鼓判を押す。
 次回の15日を含め、出演はあと3回。竜也さんは「メッセージを番組内で読み上げたりとラジオならではのリスナーとの距離感を楽しみたい」、将史さんは「生放送の緊張感がたまらない。『アイヌ文化は楽しいよ!』という前向きな雰囲気が伝われば」と話す。番組はインターネットで同時配信する「サイマルラジオ」を通じて全国で聴くことができる。(斉藤千絵)
※「ピリカ」の「リ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/354392

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HAC、ウポポイ開設PRするデカール機 アイヌ文化支援で

2019-10-14 | アイヌ民族関連
aviationwire 2019年10月13日 17:58 JST By Tadayuki YOSHIKAWA
 日本航空(JAL/JL、9201)とグループ会社の北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は、アイヌ文化振興を支援する一環として、2020年4月開設予定の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」をPRするデカール機の運航を始めた。
ウポポイ開設をPRするデカールを貼ったHACのサーブ340B=19年10月 PHOTO: Stringer/Aviation Wire
 JALは、2015年12月に北海道と包括連携協定を締結。今年9月からはHACとともに、北海道を応援する企業や団体が集う「ほっかいどう応援団会議」に参加している。ウポポイは2020年4月24日に北海道白老町(しらおいちょう)に開設予定の施設で、来場目標100万人達成を支援する一環として、HACが運航する3機のサーブ340B型機全機の前方左側ドアにウポポイをPRするデカールを貼り、開設200日前の10月7日からは3機がそろった。
 HACの機内誌などで、ウポポイやアイヌ文化を乗客に紹介していく。
https://www.aviationwire.jp/archives/186502

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弓矢とスマホ、アマゾンの先住民・テンベ族の知られざる生活

2019-10-14 | 先住民族関連
newsphere Oct 14 2019
AP Photo / Rodrigo Abd
 彼らは弓矢で狩りをし、ピラニアを獲り、野生植物を収集する一方で、テレビのメロドラマを楽しみ、わらぶき屋根の小屋の中で携帯電話のインターネット情報をチェックしている。
 植物の種子から抽出した染料を顔に塗って戦いに備え、ビデオ技術を用いて不法伐採者などの脅威と戦う。
 ブラジルのアマゾン熱帯雨林奥地の先住民族、テンベ族。彼らの村では、伝統と現代性が融合した生活が営まれている。
 朝は泥で茶色く濁った水を浴び、午後になるとヨーロッパのサッカーチーム(チェルシーなど)のジャージを着て砂浜でサッカーを楽しむ。
 彼らが暮らすブラジルのパラ州は森林伐採と数千回もの山火事に見舞われており、テンベ族は違法業者による森林伐採の様子を写真や動画で撮影し、それをSNSでシェアしている。また、彼らは最近になって非政府団体と面会し、持続的に森を守ることを交換条件に、ドローンや侵入者追跡用のGPSデバイスを提供された。先祖代々、彼らは世界最大の熱帯雨林を保護することの価値を子供たちに伝えるため、植樹を続けている。これは地球温暖化に抗うための重要な防波堤だ。
 テンベ族のシダリア・テンベ氏はテコホー村の裏庭で「私は子供たちにこう伝えています。私はあなたたちのために木を植えました。今度は、あなたが自分の子供たちのために植える番です、と」と語る。彼女はここで果物や野菜、薬草を育てている。
「ここにあるのは私たちの家庭薬です。私たちは街の薬局に行くのではなく、自分たちで薬を作っています。こちらのほうが信頼できるので」と彼女は言う。
 さらに彼女は、自身の子供がそれぞれ丁寧に育てたサトウキビ科の植物4種と、アボカドやココナッツ、レモン、アサイーなど、ブラジルの朝食の定番であるビタミン豊富なアマゾンのベリー類について、誇らしげに紹介した。
「ここは楽園です。我々は車を持たないので、排ガスもありません。昼間の街は暑すぎます。ここでなら安心して過ごせますし、騒音もありません」と夫のムティ・テンベ氏も言う。木の上で鳥がさえずると、「聞こえるのは、鳥の声だけです」と加えた。
 植樹されたうちの1本は、テンベ族の首長にしてテコホー村の創始者である、ムテ氏の祖父が植えたものだ。部族のメンバーは何世代にもわたり、祝い事があると、この夫婦の庭にあるジェニパポの木から黒い染料を抽出して自分の体にペイントをほどこしてきた。
 成人になるための通過儀礼は数日続くこともあり、その間人々は猿や鳥を獲って調理する。成人する若者が跳びはねて歌い、鳥のさえずりをまねた声を発すれば、ほかの面々は共用小屋の中で床を踏み鳴らし、ガラガラと楽器を鳴らして盛り上げる。
 人口約2,000名のテンベ族は先祖代々、アルト・リオ・グアマ(面積約2,766平方キロメートル)の地で暮らしている。市街地からは、船や舗装されていない道路を延々と旅して、やっとたどり着ける場所だ。数十名から数百名からなる村が、グアマ川やグルピ川に分断されるようにして点在する。先住民族の居住区は公式に保護されているものの、貴重な広葉樹を不法採取しようとする伐採者が常に包囲している。
 面積の60%がブラジルに属するアマゾン熱帯雨林には、地球の植物種の20%もが生育しており、ここでしか見られない種も多い。
 ブラジル宇宙機関の衛星データによると、過去1年間で森林破壊や森林火災が急激に増加していることがわかる。同機関は8月、アマゾンでの火災発生件数が、2018年の同時期(1月から7月)と比較して、84%も増加したという警告を発表した。
 今年になって極右派のジャイール・ボルソナーロ氏が大統領に就任し、自然保護区および先住民居住区の保護を緩和すると発表して以来、アマゾン熱帯雨林への懸念が高まっている。
「私たちが呼吸できるのは森のおかげです。それを守るために戦わなければなりません」と語るのは、カ・ア・キルという小さな村のグレイソン・テンベ氏だ。村の名は、彼らの言葉で「緑のジャングル」を意味する。
「アマゾン、そして自然は私を育ててくれた母なる存在です。森で育った動物たちは、私たちに力をくれます。私の子供たちは自然の食品だけを食べ、それらはすべて森で生まれたものです」と彼は言う。「森を切り払うなんて、あり得ないでしょう」
 隅の方では、レンガで囲んだグリルを使って彼が魚を天日干ししていた。家の中では、彼の子供や甥たちが紫色のハンモックの上に集まり、携帯電話でYouTubeの子供向けアニメを鑑賞していた。その後、森の中で短時間トレッキングしていると、彼の娘エミリア(7歳)さんが燃えた倒木に登り、枝で作った自作の弓矢を構えて見せた。
 エミリアの祖父で、この村の名付け親でもあるカ・ア・キル族長のエミディオ・テンベ氏は「この一帯はかつて原生林だった場所です。原生のジャングルだったのです。それが火災で、全部やられてしまいました」と話す。
 先日、手作りの木細工を売るため、州都のべレンで開かれたブック・フェアを訪れたエミディオ氏は「私たちがここで一番心配しているのが食糧、木の伐採、そして火事です」と語る。
「私たちは森の魚や鳥たちを食べて生きていますから、不安なのです。私たちにとっては、鳥のさえずりや動物の鳴き声を聞きながら、これからも森にいられることがとても大事なことなのです」
By LUIS ANDRES HENAO Associated Press
Translated by isshi via Conyac
https://newsphere.jp/sustainability/20191014-1/

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エクアドル抗議デモ主導の先住民団体、大統領との直接対話を拒否

2019-10-14 | 先住民族関連
AFPBBNEWS 2019年10月12日 13:42 発信地:キト/エクアドル [ エクアドル 中南米 ]
【10月12日 AFP】エクアドルで続く燃料価格の高騰に抗議するデモを主導する先住民団体は11日、デモの終結に向けて直接対話を求めたレニン・モレノ(Lenin Moreno)大統領の提案を拒否した。デモ隊と治安部隊との衝突で、これまでに5人の死者が出ている。
【関連記事】エクアドル抗議デモ激化、原油生産に打撃
 デモを主導しているエクアドルの先住民族連盟(CONAIE)は、「彼(大統領)が求めている対話は信用できない」と主張。燃料補助金を廃止した法律を政府が「撤廃」するまで交渉には応じないと述べた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3249197

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北海道)先住民族の食文化共有 「テッラマードレ」開幕

2019-10-14 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年10月12日03時00分
 アジア・太平洋地域の先住民族の代表と食の専門家ら27カ国の約150人が集い、伝統的な食文化や環境問題などについて語り合う「先住民族テッラマードレ アジア・環太平洋inアイヌモシリ」が11日、始まった。12、13日には一般公開され、伝統食や伝統工芸を体験できるワークショップなどが開かれる。
 「アイヌ女性会議 メノコモシモシ」と、一般社団法人日本スローフード協会の主催。会場の札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)で行われた開会式では、メノコモシモシのメンバーによるアイヌの音楽と踊りなどが披露された。
 沖縄出身の伊江玲美・スローフード協会代表理事は「私も琉球の先住民族。日本の北と南でつながり合って、世界の先住民の知恵について語り合うのは夢だった」とあいさつ。「食べものと隣にいる友達の笑顔を楽しんで」と呼びかけた。
 この日の昼食には鹿肉やサーモンのチタタプ(たたき)、オハウ(煮込み)などのアイヌ料理が振る舞われた。メノコモシモシの多原良子代表は「世界の方々に来ていただけたことは、うれしい。アイヌ民族の食文化を世界に発信するとともに、私たちも世界の先住民族が守り受け継いできた食の知恵を教わり、食べてみたい」と話す。
 12、13日には世界の先住民族の食や民工芸品を体験できるワークショップや、気候変動やエコツーリズムなどについて考える分科会などが開かれる。いずれも有料で事前の申し込みが必要。詳細は日本スローフード協会のウェブサイト(https://www.slowfood-nippon.jp/itmap-jp)。(戸田拓)
https://digital.asahi.com/articles/ASMBC551XMBCIIPE00C.html?_requesturl=articles%2FASMBC551XMBCIIPE00C.html&rm=368

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【アイヌ民族の伝統儀式「チェプノミ」で豊漁願う】サケを迎え自然に感謝 伝統的な漁具や漁法も次世代に伝承

2019-10-14 | アイヌ民族関連
 北海道平取町(北海道)
STV 10/12(土) 18:46配信

アイヌ民族の伝統行事、サケを迎える儀式「チェプノミ」が北海道平取町で開かれ、豊漁を願いました。アイヌ民族の儀式「チェプノミ」。新しいサケを迎える儀式です。海から遡上してくるサケは、アイヌ民族にとって大切な自然の恵みとみなされ、生活に欠かすことのできない魚です。この儀式は伝統的な漁具や漁法を次世代に伝承できる場として毎年、開かれています。
(ロシア人女性)
「魚が大きくて重かった。強すぎて大変だった」
儀式の後は、温かいサケのスープ「オハウ」などアイヌ料理を楽しみました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00003818-stv-hok

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彼女はなぜ、イレズミを焼いたのか? 沖縄女性がタトゥーを「汚い」と蔑まれた悲しい理由

2019-10-14 | ウチナー・沖縄
BUZZFEED JAPAN 10/12(土) 6:04配信
かつて、沖縄の成人女性の大半が「ハジチ(針突)」と呼ばれるタトゥーを入れていた――。
沖縄のハジチと台湾原住民のタトゥーを紹介する企画展「沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー」が、沖縄県立博物館・美術館で開催されている。
会場を借りたインディペンデント展とはいえ、タトゥーへの偏見が根深く存在する日本では、公立の博物館や美術館での展示は非常に珍しい。
企画者で『イレズミと日本人』などの著書もある、都留文科大学教授の山本芳美さんは「ここでやらなければ、向こう10年はできない。かつてハジチは若者の文化でもあった。展示を通じて『郷愁のハジチ』というイメージを刷新したい」と語る。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】
水草の花のような美しさ
沖縄や奄美の女性たちが、両手の甲に墨で深青色の文様を施したハジチ。その歴史は、少なくとも16世紀までさかのぼる。
初潮を迎えた印、婚姻の証、あの世へ渡るための「パスポート」…。地域によって様々な意味合いがあったとされる。
山本教授は言う。
「水草の花のようだ〈ミジクサヌ ハナヌ ゴトシ〉と歌に詠まれるほど、美しいもの。女性であるからには、絶対入れなければいけないものだと考えられていました」
「ハジチによって初めて完璧な人間になる。痛みを乗り越えることで出産も乗り越えられ、喜びになるという発想。入れずに死んでしまった場合、不完全でかわいそうだからと、亡くなった女性の手に墨で描いてあげたという話もあるぐらいです」
明治の「ハジチ禁止令」
明治に入ると、日本政府のイレズミ規制が沖縄にも及び始める。
1872年、東京に違式かい違条例(※「かい」はごんべんに圭)が施行され、彫師がイレズミを彫ること、客として入れることの両方が禁じられた。同条例は旧刑法の違警罪(1882年)、警察犯処罰令(1908年)へと引き継がれていく。
1879年の「琉球処分」によって「県」となった沖縄では、内地から時間をおいて1899年にイレズミ禁止を含む違警罪の全法令が施行された。今年は「ハジチ禁止令」から120年の節目でもある。
「内地並みの法律をすぐに適用すると混乱が起こるからと、延び延びになっていましたが、この年にようやく施行された。実質的な同化政策ですね」
塩酸でハジチを焼く
イレズミの摘発は、内地以上に苛烈を極めた。
1899~1903年の5年間、東京での違警罪によるのべ検挙者数は40人にとどまる一方、同期間に沖縄では692人が検挙された。実に17倍だ。
それ以前から野蛮な習俗としてハジチを忌む風潮は広がりつつあり、なかには教師に迫られ塩酸でハジチを焼いた女生徒もいた。
さらに禁止令が決定打となり、タブー意識は抜きがたいものになっていく。ハジチを理由に結婚が破談になったり、移住先の国の日本人社会で非難の対象となり、送還されたりした人もいたという。
「人間としてあるのが当たり前だったハジチが、恥ずかしいもの、隠さなければいけないもの、遅れた社会の遺物のようになってしまった。外的な圧力もあったし、沖縄の人たち自身が内側から『風俗改良運動』を推進し、変えていこうとした面もありました」
「汚い」「気持ち悪い」と蔑まれ
「美」から「恥」への転換。
かつては水草の花にたとえられ、男性から「あんなきれいな手でご飯をつくってくれたら、さぞおいしいだろう」と羨望の眼差しで見られたハジチだが、規制によって「汚い」「気持ち悪い」と疎んじられるようになっていく。
山本さんが注目するのが、「ヤマトンチュ」(内地人)や「アメリカー」(米国人)など、外部の男に「連れていかれる」「妻にされる」という理由でハジチを入れた女性たちの存在だ。
ハジチを入れれば連れていかれずに済む――。
そう考えること自体、ハジチが傍目には「醜く」映るという価値観を、当時の沖縄女性が半ば内面化していたことを意味する。
「女性として綺麗になるために入れていたはずが、『身を守るため』という風に意味合いが変わっていった。ある種の防衛反応ではないかと考えています」
ハジチはおばあの文化?
こうして、ハジチは廃れていった。
専門の施術師は次々に廃業。子どもが友人同士で指にごく小さなハジチを突き合う「ハジチアソビ」と呼ばれる風習が、かろうじて昭和初期まで命脈を保っていたと言われる。
現在でも、「ハジチアソビ」を経験した高齢者はいるものの、完全な形のハジチを持つ女性はほぼ存命していないとみられる。山本さんが調査を行なった1990年代の半ばの時点でさえ、対象者は100歳前後の高齢者ばかりだった。
「ハジチ=おばあの文化」。そんなイメージを変えることも、今回の展示の狙いのひとつだ。
タトゥー用品のサプライヤーから提供を受けたシリコン製の腕に、彫り師が実際に施術することで、若い女性がハジチを入れていた往時の様子を再現しようと試みる。
展覧会のポスターにも、沖縄と台湾のパイワン族の若い女性を描いたオリジナルイラストを使っている。
「現在では、おばあさんが入れているところしか見たことがない、という人がほとんど。でも、ハジチはそもそも若い人たちの文化でもあった。シリコンの展示やイラストを通じて、イメージを刷新したいですね」
異例のタトゥー展
入浴施設でのタトゥー禁止をはじめ、日本社会ではタトゥーに対するアレルギー反応が依然として強い。
公立博物館・美術館での展覧会は大きなチャレンジだが、地元メディアに相次いで報じられ、10月5日の初日から3日間で来場者はのべ1000人を超えた。
開催に先立って運営資金を募ったクラウドファンディングでも、218人から178万円が集まった。
「ハジチを知らなかった」「企画してくれてありがとう」といった声も寄せられており、山本さんは確かな手応えを感じている。
「国内ではどこの美術館・博物館でも、『タトゥー展はあり得ない』という反応が大半で、これまで議論の俎上にもあがりませんでした」
「今回の展示を東京や大阪で観たい、台湾に持っていきたいという声もあがっているので、今後は巡回を目指していけたら。イレズミやタトゥーを語ることすらはばかられる閉塞的な状況に、風穴を開けていきたいです」
山本芳美(やまもと・よしみ) 1968年生まれ。文化人類学者。都留文科大学文学部比較文化学科教授。修士論文で沖縄女性の手のイレズミであるハジチ(針突)を取り上げ、博士論文では沖縄・台湾・アイヌ・日本の各地域のイレズミ史をまとめた。著書に『イレズミと日本人』(平凡社)、『イレズミの世界』(河出書房新社)など。沖縄県立博物館・美術館で11月4日まで「沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー 歴史と今」を開催中。クラウドファンディングは終了したが、会期末まで運営資金を募っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00010000-bfj-soci

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エクアドル抗議デモ主導の先住民団体、大統領との直接対話を拒否

2019-10-14 | 先住民族関連
JIJI.COM 10/12(土) 13:46配信
【AFP=時事】エクアドルで続く燃料価格の高騰に抗議するデモを主導する先住民団体は11日、デモの終結に向けて直接対話を求めたレニン・モレノ(Lenin Moreno)大統領の提案を拒否した。デモ隊と治安部隊との衝突で、これまでに5人の死者が出ている。
 デモを主導しているエクアドルの先住民族連盟(CONAIE)は、「彼(大統領)が求めている対話は信用できない」と主張。燃料補助金を廃止した法律を政府が「撤廃」するまで交渉には応じないと述べた。
 対外債務危機に陥っているエクアドル政府は先週、国際通貨基金(IMF)から42億ドル(約4500億円)の財政支援を受ける条件となっていた燃料補助金を廃止。燃料価格は120%も値上げされ、デモが起きた。モレノ氏は11日、抗議デモが10日目を迎えたことを受け、デモ参加者との直接の対話を提案していた。
 行政監察室によると、デモ参加者らと治安部隊の間で起きた衝突でこれまでに5人が死亡、2000人以上が負傷している。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00000020-jij_afp-int

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