先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<政治編>アイヌ民族の生活と文化支援

2019-05-04 | アイヌ民族関連
東京新聞 2019年5月3日

国会でアイヌ支援の法律が成立し、握手(あくしゅ)するアイヌの人たち=4月
 古くから北海道などに住み、日本語とはちがう独自(どくじ)の言葉や文化を持っている人たちのことを「アイヌ民族」とよびます。この人たちの暮(く)らしを支援(しえん)し、文化や産業、観光の振興(しんこう)に取り組む新しい法律(ほうりつ)が4月に国会で成立しました。
 明治時代、本州から北海道にたくさんの人が移(うつ)り住み、もともと住んでいた人たちに日本語を話すよう強制(きょうせい)したり、伝統的(でんとうてき)な暮らし方を変えさせたりしました。このため、多くのアイヌの人々は生活が苦しくなりました。
 その反省から、法律では初めてアイヌを「先住民族」と明記し、国がアイヌの文化や伝統を大切に守ると決めました。
 産業や観光を活性化(かっせいか)するための費用(ひよう)も支援します。国会で法律の成立を見守ったアイヌ団体(だんたい)の人は「歴史(れきし)の大きな一ページだ」と話していました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/education/manabuu/CK2019050302000133.html

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ジェノスタジオ:「ゴールデンカムイ」で話題のアニメ制作会社 アイヌ文化を丁寧に 制作の裏側

2019-05-04 | アイヌ民族関連
まんたんウエブ2019年05月03日
 野田サトルさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」を手がけたアニメ制作会社「ジェノスタジオ」。2015年に設立され、劇場版アニメ「虐殺器官」(村瀬修功監督)を手がけたことでも知られる比較的新しいアニメ制作会社だ。アイヌ文化の表現など一筋縄にはいかなかったという「ゴールデンカムイ」の制作の裏側をスタッフに聞いた。
 ◇スタジオ倒産も… ジェノスタジオ設立の経緯
 ジェノスタジオ設立の経緯はやや複雑だ。「虐殺器官」はアニメ制作会社「マングローブ」が製作し、15年に公開予定だったが、マングローブの破産に伴う制作体制見直しのため、公開を延期。フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の編集長も務めた山本幸治プロデューサーが新スタジオ・ジェノスタジオを設立し、製作を引き継ぎ、17年に公開された。その後、ジェノスタジオは18年1~3月に放送された「刻刻」を制作。三宅乱丈さんのマンガが原作のテレビアニメ「pet」を手がけることも話題になっている。
 「ゴールデンカムイ」で制作進行などを担当した佐藤公章さんと鳥井孝治さんは、マングローブからの移籍組。ほかのアニメ制作会社から転職してきた佐藤悠平さん、松浦一郎さん、「ノイタミナ」でアシスタントプロデューサーを務めていた瀬川昭人さん、他業種から転職してきた小野匠さん、新卒として18年に入社した小倉黎士さんら多彩なスタッフが在籍している。
 マングローブ移籍組は、倒産によってクリエーター、スタッフに迷惑をかけたことを「謝罪してもし尽くせない」と考えているという。今もその思いを背負い、アニメを作り続けている。
 ◇資料集め奔走 異例の美術ボード
 「ゴールデンカムイ」は、かつて日露戦争で活躍した不死身の杉元が、北海道で網走監獄に収監中の男が隠したアイヌの埋蔵金の手掛かりをつかみ、アイヌの少女らと共に冒険を繰り広げる姿を描いている。アイヌの文化や歴史、食事の描写なども評価され、「マンガ大賞2016」で大賞を受賞。テレビアニメ第1期が18年4~6月、第2期が同年10~12月に放送された。
 アニメでは、原作と同様にアイヌ文化を丁寧に描こうとした。専門家に、言葉や衣装などを監修してもらい、細部までこだわり抜いた。設定制作を担当した小野さんは「例えば、野田先生は緻密にアイヌの衣装を描いていますが、アニメではそこまで細かく表現するのは難しい。アニメはいろいろなスタッフが描きますし、ディテールを細かくしすぎると動かすのが難しくなります。アニメで表現できるレベルを満たしながら、なるべく再現しようとしました」と苦労も多かったようだ。
 「ゴールデンカムイ」はロードムービーでもある。北海道の森や炭鉱、街、監獄などさまざまな風景が描かれている。アニメは背景を描く際、指針となる美術ボードを参考にする。深夜アニメでは美術ボードは多くても20点ほどしか作らないというが、「ゴールデンカムイ」は40点以上描いた。佐藤公章さんは「森にしても深い森、浅い森があります。森もパターンを用意しました。作りすぎましたね(笑い)」と話すが、細部までこだわったからこそ、臨場感のある映像に仕上がった。
 原作は軍服や銃などの表現にもこだわった。アニメでもリアリティーを追求するため、小野さんは資料集めに奔走した。
 「杉元が使っている三十年式歩兵銃はモデルガンがなかなかない。野田先生から資料をお借りしました。三八式歩兵銃という銃も出てくるのですが、こちらはモデルガンを購入しました。モデルガンを見て、分かったのですが、思った以上に長いし、重い。描く際のパース感も難しい。それに、三十年式、三八式は一見、似ているんですよ。ただ、ボルトの形状などが異なる。違うものとして設定に落とし込みました」。
 ◇ヒンナは優雅に アニメならではの顔芸
 キャラクターが独特の表情を浮かべる顔芸も話題になった。アニメでこだわった原作の再現だ。原作の表情に合わせて、動きを付けて、アニメならではの表現を目指した。中には、劇画調の変顔などアニメで表現するのがどうしても難しいシーンもあったという。キャラクターが食事をしながら「ヒンナ」と言いながら、食事に感謝するシーンも「ゴールデンカムイ」ならではだ。動きを優雅にすることを意識したという。
 舞台は日露戦争終結後で、町中でも夜は暗かった。時代を考慮して、画面を暗くしてみたものの、「暗すぎる!」となるなど試行錯誤もあった。制作を終え、スタッフは「大変でした……」と漏らす。しかし、小野さんは「先輩に言われたことなのですが、制作進行は(アニメーターなど)皆さんに託す仕事ですし、いかにクオリティーを落とさないか……なんですね」とも話し、クオリティーをキープするために力を尽くした。
 ジェノスタジオは現在、「pet」を制作中で、同作もまた「アニメ化するのは難易度が高い」という。「虐殺器官」をはじめ、ジェノスタジオはハードな作品を手がけているようにも見え、スタッフは「それが強みになっていけば」という思いがある。ジェノスタジオの挑戦は続く。
https://mantan-web.jp/article/20190502dog00m200023000c.html

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ヒグマやエゾシカ、イヌワシ…

2019-05-04 | アイヌ民族関連
福井新聞 2019年5月3日 午前7時20分
 【越山若水】ヒグマやエゾシカ、イヌワシ、オオワシ。自然ガイドの女性が自ら撮った写真は、どれも見事だった。女性は大自然や野生に憧れて移住してきたという。その言葉通り、希少な被写体に喜び勇んでぐいぐい近寄っていったのが分かる▼おととしの夏に訪ねた北海道・知床のホテルでのことである。たくましく日焼けしたその女性の生き方も魅力的だったが、とりわけシマフクロウが心に残った。何かをじっと見据える写真の1羽に気圧(けお)された▼実物は、翼を広げると2メートル近くにもなるらしい。フクロウとしては世界一大きく、道内でも知床など限られた地域でしか見られない。すみかは深い森だ。巨体なので大樹でないと巣を作りにくい。生息数を減らしているのは推して知るべしである。いまは140羽が残るだけだという▼得も言われぬ威厳に、アイヌの人々も打たれたようだ。「コタンコロカムイ」といってあがめた。村の守護神という意味だ。土産品店をのぞけば多彩な木彫品が並んでいる。実物大もある。その前に立つと「フムフーム」と重低音の鳴き声が響いてきそうな気になる▼先だってアイヌ新法が成立した。100年以上も前から和人との同化を迫られてきて、やっと先住民族と認められた。いま、道内は観光客でいっぱいだろう。彼らの心に伝わるといい。鳥も獣も神だと敬うアイヌの優しい共生の文化が…。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/847053

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千歳・支笏湖温泉にプライベートリゾート開業 全室100平米超スイート仕様 /北海道

2019-05-04 | アイヌ民族関連
みんなの経済新聞5/3(金) 8:00配信
 千歳市支笏湖温泉に5月1日、日本旅館「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座(あおのざ)」(千歳市支笏湖温泉、TEL 0123-25-6006)が開業した。経営は鶴雅ホールディングス(釧路市)。(札幌経済新聞)
 敷地面積は約4千800平方メートル、延べ床面積は約6千700平方メートル。客室は全25室(6タイプ)。全室100平方メートル以上のスイートルームかつ支笏湖を望むレイクビューで、温泉スパとジェットバスを完備。風不死岳、恵庭岳、樽前山など雄大な景観を眺めることができる。別棟には別荘感覚で使えるエグゼクティブヴィラ4室を用意する。
 透明度の高い支笏湖の特徴である「支笏湖ブルー」と呼ばれる色彩景観が「碧」の名前の由来。「座」とは人が集い交流する空間を意味し、「碧の座」という名前には、自然の瞬間の美しさを愛でる場所という思いを込めているという。
 同館のテーマは、北の縄文から受け継がれてきた「地の物語」に現代の息吹を吹き込むこと。支笏湖から近い千歳市内に出土した日本最北最大級の縄文文化遺跡「キウス周堤墓群」は約3200年前のものとされ、縄文文化からアイヌ文化へと続く地の物語をコンセプトに、ロビー空間の8メートルの積層壁や館内随所に施したデザインに祈りの文様を施す。
 1階に設けたカルチャーラウンジでは、藍染め体験、伝統的なアイヌ民族衣装や和装着物の着付けなど、日本の心を感じる体験もできる。
 広報担当の赤坂さんは「鶴雅グループで展開する施設の中でも最高峰の高級旅館となる。国内はもとより世界中の方々に満足いただける最高のおもてなしを体験いただければ」と話す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00000003-minkei-hok

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<北海道>先住民族マオリの企画展

2019-05-04 | 先住民族関連
HTB 5/3(金) 11:57配信

 ニュージーランドの先住民族「マオリ」の工芸品などを集めた企画展が、北海道博物館で開かれています。
 精巧な木彫りの伝統技術。食料など貴重なものを収めておく倉庫を復元したものです。札幌市厚別区の北海道博物館で開かれている企画展では、ニュージーランドの先住民族「マオリ」の芸術工芸作品が展示されているほか、木彫りや彫刻などの実演が行われています。またラグビーの試合の前に行われる、歌と踊りを組み合わせた伝統舞踊「ハカ」をニュージーランドの高校生チームが1日2回披露しています。企画展は、今月14日まで開かれています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00000002-htbv-hok

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