東京新聞 2019年5月3日
国会でアイヌ支援の法律が成立し、握手(あくしゅ)するアイヌの人たち=4月
古くから北海道などに住み、日本語とはちがう独自(どくじ)の言葉や文化を持っている人たちのことを「アイヌ民族」とよびます。この人たちの暮(く)らしを支援(しえん)し、文化や産業、観光の振興(しんこう)に取り組む新しい法律(ほうりつ)が4月に国会で成立しました。
明治時代、本州から北海道にたくさんの人が移(うつ)り住み、もともと住んでいた人たちに日本語を話すよう強制(きょうせい)したり、伝統的(でんとうてき)な暮らし方を変えさせたりしました。このため、多くのアイヌの人々は生活が苦しくなりました。
その反省から、法律では初めてアイヌを「先住民族」と明記し、国がアイヌの文化や伝統を大切に守ると決めました。
産業や観光を活性化(かっせいか)するための費用(ひよう)も支援します。国会で法律の成立を見守ったアイヌ団体(だんたい)の人は「歴史(れきし)の大きな一ページだ」と話していました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/education/manabuu/CK2019050302000133.html
国会でアイヌ支援の法律が成立し、握手(あくしゅ)するアイヌの人たち=4月
古くから北海道などに住み、日本語とはちがう独自(どくじ)の言葉や文化を持っている人たちのことを「アイヌ民族」とよびます。この人たちの暮(く)らしを支援(しえん)し、文化や産業、観光の振興(しんこう)に取り組む新しい法律(ほうりつ)が4月に国会で成立しました。
明治時代、本州から北海道にたくさんの人が移(うつ)り住み、もともと住んでいた人たちに日本語を話すよう強制(きょうせい)したり、伝統的(でんとうてき)な暮らし方を変えさせたりしました。このため、多くのアイヌの人々は生活が苦しくなりました。
その反省から、法律では初めてアイヌを「先住民族」と明記し、国がアイヌの文化や伝統を大切に守ると決めました。
産業や観光を活性化(かっせいか)するための費用(ひよう)も支援します。国会で法律の成立を見守ったアイヌ団体(だんたい)の人は「歴史(れきし)の大きな一ページだ」と話していました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/education/manabuu/CK2019050302000133.html