朝日新聞 2019年5月20日09時16分
象徴空間、政令閣議決定
政府は17日の閣議で、アイヌ民族を初めて「先住民族」と明記したアイヌ新法の施行日を24日と決めた。白老町に整備が進む民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)の指定法人への委託手続きや指定法人の義務などを定めた政令も、合わせて閣議決定した。
法律の正式名称は「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」。アイヌ施策を国や自治体の責務と位置づけ、アイヌ文化の保存や継承にかかわる事業に対する交付金制度の創設などが盛り込まれている。4月19日に国会で成立した。
同法については、アイヌ民族の人々の間でも評価が割れている。アイヌ民族を初めて先住民族と明記した点を評価する声がある一方で、先住民族固有の権利が盛り込まれていないことなどに反発も出ている。
(芳垣文子)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1905200100007.html?_requesturl=articles%2FCMTW1905200100007.html&rm=150
象徴空間、政令閣議決定
政府は17日の閣議で、アイヌ民族を初めて「先住民族」と明記したアイヌ新法の施行日を24日と決めた。白老町に整備が進む民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)の指定法人への委託手続きや指定法人の義務などを定めた政令も、合わせて閣議決定した。
法律の正式名称は「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」。アイヌ施策を国や自治体の責務と位置づけ、アイヌ文化の保存や継承にかかわる事業に対する交付金制度の創設などが盛り込まれている。4月19日に国会で成立した。
同法については、アイヌ民族の人々の間でも評価が割れている。アイヌ民族を初めて先住民族と明記した点を評価する声がある一方で、先住民族固有の権利が盛り込まれていないことなどに反発も出ている。
(芳垣文子)
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