先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

"見世物"だった民族の故郷までの長い道のり エコノミスト(UK)より

2015-04-25 | 先住民族関連
現代ビジネス-2015年04月25日(土)

(写真)一部のイヌイットは、世界各国に連れ去られた〔PHOTO〕gettyimages
カナダの先住民族、イヌイットの骨格標本が、フランスの「人類博物館」の収納庫で数点見つかった。それらは、1880年代にカナダ北東部で暮らしていたイヌイットたちのものだ。
当時、フランスで客寄せパンダさながらの展示物となるため、8人が連れ去られたというが、多くは天然痘にかかり、この世を去った。そこで、カナダに暮らすイヌイットたちは、同胞の帰還を強く求めている。
人類博物館は、返還に前向きな姿勢を見せており、両国の政府も、交渉を行うことにすでに同意している。だが、事態はなかなか進展していない。というのも、ある問題が解決しない限り、交渉をはじめることができないのだという。
それは、返還された遺骨をどのように扱うか、またどこに埋葬するかを決めるというもの。決められない理由を、イヌイット自治政府の副文化大臣、デイビッド・ラフは、こう説明する。
「『問題を解決するには、すべてのイヌイットに意見を聞かなければならない』という民族特有のルールが残っているのです」
だが、現在のイヌイット政府の不安定な行政では、全員の意見を集めるのは難しい。理想と伝統の狭間に立つ彼らにとって、遺体返還への道は、まだ始まったばかりだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42711

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空から見ればハート型 根室の「コタンケシ2号チャシ」

2015-04-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/25 07:05
【根室】国指定の史跡になっている根室半島のチャシ群の一つ「コタンケシ2号チャシ」(根室市牧の内)が、空撮写真でハート形に見えると話題になっている。
 コタンケシチャシ跡はオホーツク海を望む丘の突端にあり、アイヌ民族が16~18世紀に砦(とりで)として造ったとされる。民有地で自由に入れないため、人知れず残されてきた。写真は根室の無線操縦機の愛好家が撮影した。
 根室市歴史と自然の資料館は、地形に沿い壕(ごう)を掘った結果、ハート形になったと分析しているが、「あるいは、大切な人を守りたいという昔の人の気持ちの表れなのでしょうか…」。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0127230.html

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札幌市、職員ら4人を告発 アイヌ施策課で官製談合疑惑

2015-04-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/25 07:00
 札幌市アイヌ施策課の発注業務で官製談合が疑われる不適正な事務処理があったとして、札幌市の上田文雄市長は24日、官製談合防止法違反容疑で同市職員を、公契約関係競売入札妨害容疑で印刷出版会社(同市中央区)の関係者を道警に告発した。
 道警などによると、告発されたのは同市職員3人と同社関係者1人。職員2人と同社関係者は2013年3月の小学生向け人権啓発用ノート作製業務の指名競争入札で、残る職員1人と同社関係者は14年8月のアイヌアートモニュメント紹介リーフレット作製業務の指名見積もり合わせで、それぞれこの印刷出版会社に受注させる不適正な事務処理を行った疑いが持たれている。
 札幌市は、捜査への支障を理由に職員3人の氏名や所属などを明らかにしていない。上田市長は「捜査を踏まえ、関係職員の処分に厳正に対処するとともに、損害賠償に適切に対応する」とコメントした。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0127220.html

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白老・アイヌ民俗博物館で大型連休企画が多彩

2015-04-25 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年4月24日(金)朝刊】
 白老町若草町のアイヌ民族博物館は、アイヌ語であいさつをしたら記念カードがもらえる「言ってみようイランカラプテ」や伝統家屋・チセの中でアイヌの物語に耳を傾ける「オルシペアヌロー」など、さまざまな大型連休企画を用意、来場を呼び掛けている。
 「言ってみようイランカラプテ」は、目印のポーチを提げているスタッフに「イランカラプテ(こんにちは)」「エイワンケヤ(元気ですか)」などとアイヌ語で声を掛けると、アイヌ語の由来や動物の絵などがあしらわれた記念カードがもらえる。カードは6種類。「子どものときから遊び感覚でアイヌ語に触れてもらいたい」と担当者。
 5月4日の「オルシペアヌロー」は、アイヌの物語である「ユカラ(英雄叙事詩)」「カムイユカラ(神謡)」「ウエペケレ(散文説話)」をチセの中のいろりの前で聞く。午前と午後の2回行う。
 体験学習メニューは、アイヌの代表的な楽器トンコリを演奏する「知ってみようトンコリ」(4月29日)、アイヌの女性が身に付けていた首飾り「レクトゥンペ」作り(5月3日)、アイヌ文様入りのコインケース作り(同4日)など。
 儀式は集落や家の祭神に感謝と祈願をあらわす「春のコタンノミ」と丸木舟を湖に入れる儀式「チプサンケ」が5月1日、コタンノミの「後祭り」となる「オメカプ」が同2日。
 アイヌ文化に詳しいガイドが博物館内の展示物について分かりやすく説明する「博物館ガイドツアー」は4月29日から5月6日、アイヌの有用植物や春の花、鳥などの自然観察を行う「自然ガイド」は同2日から6日。
 「こどもの日」の5日は小学生以下の入館料、衣装代が無料。この日は「ヌイトサイエプ(糸巻き)」作り、輪投げなどの外遊び、かるた、すごろくなどが用意されている。
 入館料は大人800円、高校生600円、中学生500円、小学生350円。営業時間は午前8時45分~午後5時。問い合わせは同博物館、電話0144・82局3914番。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/04/24/20150424m_08.html

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沖縄島唄・八重山三味線ライブ/白糠

2015-04-25 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2015年04月24日
  沖縄島唄・八重山三味線ライブが、白糠ウレシパチセ(白糠町和天別)で開かれた。白糠アイヌ協会と白糠アイヌ文化保存会などが主催したもの。ライブを行った大工哲弘さんは、沖縄・八重山地方の島唄や三味線を演奏する第一人者で、ジャズやフォークなど異文化とのジョイントを積極的に展開したり、外国人アーティストと共演するなど、世界的に活躍をしている。同ライブは、2005年4月3日に白糠町でライブを行ったあと、急死したフォークシンガーの高田渡さんの没後10年の追悼ライブも兼ねた。大工さんは高田さんとの交流があり、高田さんのゆかりの地、白糠町での公演を熱望していたことから今回のライブが実現した。大工さんは「沖縄文化とアイヌ文化は共通するものがあると発見できた」また、「高田渡が好きだったこの白糠に来年もくる」と約束をしていた。
http://www.news-kushiro.jp/news/20150424/201504245.html

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