NHK-4月5日 8時29分
ロシア極東のサハリンで、漁や狩りを営む先住民族の伝統的な暮らしや文化が近年のエネルギー開発の影響で廃れてきていることから、そうした暮らしを演劇で知ってもらおうという催しが開かれました。
ロシア極東のサハリンでは、北部を中心におよそ4000人の先住民族がトナカイを飼ったりサケやアザラシをとるなど、伝統的な暮らしを営んでいます。
しかし近年、サハリンで天然ガスなどのエネルギー開発が進んで漁場などが狭まっている影響で、そうした暮らしは廃れています。
こうしたなか、演劇を通じて先住民族の伝統を知ってもらおうという催しをサハリンの劇団が初めて企画し、4日夜、中心都市ユジノサハリンスクの劇場に200人余りの観客が集まりました。
劇はサハリンの先住民族の中で最も多いニブヒの姿を描いた内容で、はるか昔に神から漁や狩りのしかたなどを授けられたという神話を、人形劇や合唱も織り交ぜながら紹介しました。
また、会場にはニブヒの民族衣装や楽器などが展示され、訪れた若い女性は、「先住民族は地元の歴史を知るうえでとても重要です。子どもたちだけでなく、大人にとってもいい機会だと思います」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150405/k10010038891000.html
ロシア極東のサハリンで、漁や狩りを営む先住民族の伝統的な暮らしや文化が近年のエネルギー開発の影響で廃れてきていることから、そうした暮らしを演劇で知ってもらおうという催しが開かれました。
ロシア極東のサハリンでは、北部を中心におよそ4000人の先住民族がトナカイを飼ったりサケやアザラシをとるなど、伝統的な暮らしを営んでいます。
しかし近年、サハリンで天然ガスなどのエネルギー開発が進んで漁場などが狭まっている影響で、そうした暮らしは廃れています。
こうしたなか、演劇を通じて先住民族の伝統を知ってもらおうという催しをサハリンの劇団が初めて企画し、4日夜、中心都市ユジノサハリンスクの劇場に200人余りの観客が集まりました。
劇はサハリンの先住民族の中で最も多いニブヒの姿を描いた内容で、はるか昔に神から漁や狩りのしかたなどを授けられたという神話を、人形劇や合唱も織り交ぜながら紹介しました。
また、会場にはニブヒの民族衣装や楽器などが展示され、訪れた若い女性は、「先住民族は地元の歴史を知るうえでとても重要です。子どもたちだけでなく、大人にとってもいい機会だと思います」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150405/k10010038891000.html