東京都立神代植物園公園、
広大な武蔵野台地に広がる、
植物園・温室・水生植物園・植物多様性センター、
エントランスにロウヤガキが、
寂し気にぶら下がっていた、
その下には、
深紅のカラタチバナが雫に光っている、
園内には人影はまばら、
まさに冬枯れの世界が広がる、
躑躅の枯れ木、
冷え冷えとした池と雪吊り、
藁の防寒具、
白い木肌の木々並ぶ、
東山魁夷の世界、
冬枯れの芝生が広がれど、
人影はない、
パンパシが寒風に揺れる、
広葉樹の落葉がふかふかの絨毯となって、
ベンチにも誰もいない、
藤棚が続くどこまでも、
木になる実を見つける、
ここには、
温かな世界が、
タチバナ、
その2、
花の散ったバラ園を抜けて温室に向かう、