名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

69 「宮城野」

2013-08-30 09:39:55 | 日記
 宮城野の輪王寺に咲いては零れる萩の花が、揺れている。

 

     

     

 

 山門にミツバチがとどまって、立ち入りが止められていた。
 確かに姿が見えないほどの素早さで、直線的に風を切る音のみが行き交っていた。
 今の時期、花の少ない残暑の日々。

 東京とは少し違えて、風が吹く。
 しかし、太陽の、残暑の陽射しが射るように参道にあり。

 31日(土)そして1日(日)、区切りに与えられた恵の日。


 

 世の多くの学校が語る、一人ひとりを大切にする学校、
 その学校と何がどのように違うのかと聞かれるキリスト教学校、
 各学校のスクールモットーは、学内のどなたの行動と言葉にも裏打ちされているのでしょうか。
 見えない、その学校のらしさ、卒業してから身に染みて理解されてくるものなのでしょう。
 しかし、
 今は、そのらしさを伝える人がいなくなってきていることも事実です。
 


68 「秋の微かな気配を」

2013-08-28 08:07:08 | 日記
 暑さ寒さも彼岸までとは、とてもそのようなことを思えない 暑い日々がなお続く、
  しかし、刹那、早朝の空に夏の雲とは違う雲を見る。

 

 

 都会の小さな森(椿山荘)に、照り返しの中にも、忍び寄る秋の微かな気配を感じる。

 

 

     

 蹲の横にナガバミズアオイが清々しい青色をそよがせる。

 

 新学期が近づく、せめて心の準備を怠りなく。

67 「名残の朝顔」

2013-08-27 08:04:06 | 日記
 処暑を過ぎたとは言え、猛暑が続く日本列島、
 そうかと思うと、集中豪雨に見舞われた地域。
 そのような日々の続く中、夏休みが終わろうとしています。

 事務局に席が必要ないのではないかと言われるほどに、
 本年度の夏は、さまざまな研修会に出席し、
 教育同盟のさまざまな今を報告してきました。
 明日への歩みも、今を知ることから始まると思うからです。

 さて、
 夏にはセミ時雨と朝顔がよく似合うと思いつつも、
 セミの声も、早やツクツク法師にいつの間にか代わり、
 夜には虫の声が遠くから聞こえてくるようになりました。

 本日は、名残の朝顔を御届けします。

 

 京都中京烏丸丸太町の御洲濱司「植村義次」による押物「朝顔」です。
 時々の優雅をわずかでもお伝えしたいとのことでした。
 ちなみに月々の柄として、梅、椿、早蕨、桜、杜若、青もみじ、朝顔、瓢、秋草、光琳菊、もみじ、敷松葉 と、12か月です。
 昔ながらの風味です。



66 「五箇山 合掌集落」

2013-08-18 08:27:54 | 日記
 深い山々に閉ざされた谷に、
 
   

 数個の合掌つくりの民家が佇む

   

 時折の風が、稲穂を揺らす

   

 山からの冷たい水が、民家の前の水路に小さな音を立てながら流れている

   


 三日間の夏休みが終わる、合掌。





 能登巌門から小船

   

      
   
      

   



 附けたり
 輪島塗そして塗師蔵

   

   

      

 茶杓(銘 雪月花)を購入、次回、唐物手前の練習に使用が楽しみ。

      


65 「珠洲岬そして見附島」

2013-08-16 08:51:02 | 日記
 珠洲岬
 崖下の日本海の波を前に、ランプの宿が建ち

   

   

   


 禄剛崎灯台が、急坂を上り詰めたところにちょこんと立っている

        


 眺める海は、夏の靄に水平線を隠す
 途中、甘草の花を見つける

    

 椿のトンネルの先に陽が輝く。

    



 見附島、
 弘法大師が佐渡から能登に布教に向かう折、最初に見付けたそうな。
 誰かに似ていると考えていると、

   
        

 「わたしンちのお母さん」だった。